MUSIC IS DRUG

la musica e droga

GORDON HENDERSON & U CONVENTION

2008年07月13日 | LP
別にコレといって聴きたくもないのにダラダラとついついレコードを聴いたりするときがあります。そんなときは何を聴いてもパッとせず耳を素通りしてしまいます。そんな音楽に興味を失っているときコレをかければアラっ不思議!完全音楽モードになってしまいます。

GORDON HENDERSON & U CONVENTION

全曲最高です。もしあの日あの時あの場所(といっても自宅PC前ですが)でこのレコードに出会ってなかったら、ボクはいつまでも見知らぬままだったと思うとゾッとします。聴いた瞬間電流が体を駆け抜け、導火線に火が着き、稲妻がそこらを走りぬけ、その炎がリビングに引火、消化活動を終えてから慌てて購入ボタンを押し、無事購入できました。一聴惚れでした。今言えるのはボヤ起こしてでも買ってよかった。そして最初に出会ったときよりも今の方がもっと好きになっている。今の方が断然燃えているということです。心がね。

このカリブ海に浮かぶフランス・グアドロープ島出身のグループが繰り広げるグルーブはかなり中毒性が高く完全にオラはいかれてしまいました。
A-1「island boogie」に針を置いた瞬間、そのダンサブルな音に全ての思考は停止、この音にドップリ浸かっていたいモードになります。煌びやかなカリビアンサウンドは否応無くボクの脳をカリブに連れて行ってくれます。全ての思考が停止しているのにも関わらずカリブに連れてってくれます.......続くA-2「samba creole」は全然サンバじゃないですがいいです。能天気で楽しそうな南国の風景が脳内で広がりつつ、圧倒的な躍動感に体は揺れまくりです。心身ともに南への憧れが募ります。
レゲエなA-3「perspective」もいい。
血ぃ沸き肉踊りまくりの熱いラテンA-4「paranoia」は男前なホーンとオルガンがグルーブしまくりです。ニューオリンズぽい祝祭系ファンクA-5「foxy pat」も底抜けに陽気で楽しいです。

A面が南を感じさせる乾いたカリビアンサウンドならB面は都会的でソウルフルなファンキーサウンド。そんなB面の1曲目「the highest bidder」はこのアルバムの個人的ハイライト!凄まじくかっこええです。ガッツ~~ンとくる跳ねるビート!男義溢れるソウルフルなボーカル!滅茶苦茶クールなダンスチューンでホーンの鳴りもパーフェクトです。聴いていると男らしさが一皮剥けそうです。そして続くB-2「blame it on life」はしっとりスローにきめて粋ざんす。もうほとんどUSのソウルミュージックを聴いてる感じです。B-3は.....あらっどんな曲やったけな??忘れたけどたぶん良かったはずです。そしてラスト「frenzy」も強力なアーバンなメローチューン。涼しげなギターのカッティングと黒いボーカルがじわじわ心を鷲掴みにします。ブリっと跳ねるベースと終盤のホーンの高鳴りは最高。感無量であります。

あぁきんきんに冷えてる麦酒飲みながら何度も何度も聴いてしまいます。本日の夜もアルバム通して3回リピートしました。なんせバラエティーに富んでいてまったく飽きないです。あぁきんきん。