日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

世代間の違いか、果たして?

2018-05-14 04:46:54 | 私の雑感あれこれ
金曜日にバラ庭に来てくださった友人との雑談から。

娘夫婦が近居という、私にとっては垂涎の環境の方です。
孫(6年生)の中学受験のことで、ちょこっとグチ。

子供には向き不向きというのがあって、親が進んだ道を願って強制するのはどうかな~、とおばあちゃんのボヤキです。彼女聡明。
例えお勉強好きタイプであっても、公立高校受験までは義務教育で教わったことしか出ないのだから、なにも無理して私立進学校に行かなくてもね~、というところが私も共感。
彼女の友人にも、同様の考え方の方がおられるそうで、その方のお子さんたち(多分今は30代)も、公立高校もトップ校に進学されたそうです。
だよね~、と素直に相槌打てるのは気持ちいい。
子供時代って大事なのに、進学のために多くの時間を取られ、それが本人にとって充実の時間であれはいいけれど、成績表を突き付けられてストレスとなるのであれば、かわいそう、というか残念と思ってしまいます。

で、前日の貧困家庭の子供たちの環境が整っていない(貧しくて塾にも通えない)ことからくる貧困の連鎖問題のレクチャーのことを思い浮かべました。
県としても対策を考えたいので、親の貧困だけでなく、子供についても連絡を、との話でした。
ただ地域で暮らしているだけの住民に、通学する子供たちを見て、わかるわけがない。ほんとうに対策を考えているなら、学校の担任教師が気づくのではないでしょうか。そんなこと話したことを思い出しました。

公立高校進学までは、学校の教科書を理解すればOK。+1冊ぐらいの問題集(これぐらいは学校でも使っている)で十分です。
学校の各教科の教師の雑務を減らして、生徒の勉強習得時間に充てることが一番の得策だと思うのです。

中学生に対するその対策はどこで実施するのですか、と聞くと社会福祉協議会を拠点として、とか、、、。
そんなことより、普段通っている学校の空き教室で十分ではないですか。
トップがなにかヤレ、と号令をかけたから、動き出さねばならないのでしょうが、即必要な現状であるだろうに、効率悪そうで呆れはてたのでした。

県の担当職員も、社会福祉協議会の人たちも、塾通いした世代なのでしょう。

私たち(60代)、塾なんかなくても、学校の教科書を学ぶことで、十分に公立高校は大丈夫、と確信している層は希少になっているのでしょうか。
学校の先生がんばれ!
です。

わが子が地域の学校を巣立ってずいぶん経ったので、昨今の先生方と話すことは滅多になくなりましたけどね。

塾に行けなくても、授業でしっかり教わることで大丈夫なんだよ、と声をかけてやりたいし、そういうつもりで授業をしてくださっている先生がたくさんいてほしいものです。

前述の友人「娘の考え方と婿さんの意見が違って、二人が口論しているのを見るのが辛い。わたしがとやかく言う立場ではないのだけれど」と、一線をわきまえた聡明なおばあちゃん。

彼女の4人の孫の世話の助っ人話、いいなぁ~。





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6 コメント

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Unknown (さなえ)
2018-05-14 05:45:18
娘たちも塾には殆ど行きませんでした。殆どというのは2人とも数ヶ月行ってみたけど続かなかったのですw。授業をちゃんと聞いて宿題もやっていればそれで十分だと私も思います。

室井佑月の「息子ってヤツは」という本を題に引かれて読んだのですが、中学受験の話で小学3年生から目一杯勉強させてる様子に児童虐待のような気もしました。勉強は大事ですが、日本の大学生が勉強をしないのは幼いときに勉強は辛いという体験も一因かもなどと思ってしまいます。

あ、私も株主総会でもつい手を上げて質問してしまうタチです。
さなえさんへ (案山子)
2018-05-14 07:02:17
「鉄は熱いうちに打て」で、若い頭にいっぱい学ばせるのもあり、なのかしら、と半分譲歩気味だったのですが、仲間を見つけて、「そうだよね」に。苦笑
室井さんのケースはそうだったのですか。悲惨。でも、お母さんが息子さんとのきつかった話題を飯のタネにしている、これもどうかと。
「日本の大学生は勉強しない」ってのは、勉強したくない人が学費さえ納めればしなくてもいい大学にはいっているから。親と学生と大学側で利害が一致しているのでしょう。国が豊かになるとこんな状況が生まれるのでしょう。
子供のひとりから、気が変になるくらい勉強に追われる大学院に入って、心療内科に通う人多発と電話で聞いた時期もありました。日本の大学はこんな(楽な)もんだではない経験をしたというのは、よかったなと思います。
Unknown (さなえ)
2018-05-15 10:07:00
お子さんは国立の理系ですよね?娘たちもそうだったので大学院では実験等徹夜続きもあり、下の娘のクラスは留年も数多くでたとかで随分頑張ってました。

でも文系は比べものにならないですよ。息子はカナダの州立大学で文系だったけど、終盤、やってもやっても終わらないとノイローゼになりましたし、私も視力1.5だったのですが、毎回、学期が終わるとスーパーの店内の大きなポップの字が見えないほどになってました。

日本のトップの私大大学院に留学した知人のアメリカ人は、ゆるくて日本の大学では勉強にならないと帰国しましたし。小さいときはしっかり遊び、中学受験よりもう少し上の段階になってからしっかり勉強するべきだと思うのですが。この先が心配です。

さなえさんへ (案山子)
2018-05-15 21:19:24
ううん、文系私立大学院。新しくできたコースで、論理、推理、洞察力などの頭脳に自信ありのメンバーがそれぞれ一流の職を投げ打って集まった大学院。猛勉強が当たり前の3年間だったの。ウチのこの娘は、知能が高い(脳科学者の茂木健一郎さん、中野信子さんなどが入会していたメンサにも入っていた)けど、努力家タイプじゃないので、相当大変で、結局その道には進んでいません。
ともかく、義務教育で教わる範囲は学校教育だけで大丈夫、という意識は基本において欲しいですね。
Unknown (さなえ)
2018-05-16 06:28:35
素敵ねえ、日本にもそんな大学が出来たのですね。知らなかった。このままでは日本は沈没し続けると思っていたけど、希望もでてくるわね。

息子も、あまりに手こずって病院で検査して貰ったら知能は天才とのお墨付きを貰いました。でもまったく磨かなったら鈍才になるという証明のような子ですw。私もやれば出来るのにやらないとずっと教師に叱られてきたので天邪鬼の悪いところは似るのかもw。
あれれ、さなえさん。 (案山子)
2018-05-16 07:00:44
朝になったら削除しようかな、と思っていたのに、返信してくださって、、、。
いろんな方面があるから、ものごと一概には言えませんが、身分制度の時代よりはずいぶんチャンスはあるわけだし、、、ね。集まった仲間には、若くして(勿論自分で外資系とかで稼いで)マンション一棟持ちになっている人とか、知力の塊が綺羅星のごとくみたいだったらしい。
息子は息子で(さなえさんゴメン。ウチはまじめ派)、先日もメールすると学会で○○にきている、と。自分の能力がスキルアップしていくことが楽しいタイプ。天職だといっていたことも。彼の周りにも優秀な仲間(いわゆる東京の名門高校出身)がいるらしいですが、彼らは子供時代の教育環境がどうだったから、、、ということには関係ない、なんて言っていました。
振り返ると、子育てには恵まれていたほうだと思いますが、子供は子供、自分は自分。これからの私は、自分の持っている余力があるとすれば、それを十分使い切って生き尽す、そういうことだと思っています。

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