戦争したいのは誰でしょう？

中国、新たな長距離爆撃機を開発中＝国営メディア

爆撃機って知ってますか？
そりゃ誰でも知ってますわな。
その名の通り、爆弾を運んで敵地を攻撃する飛行機ですわ。
そんな飛行機の新型を中国が開発してんですってよ。

何のために？
まあその飛行機の目的を考えりゃ何のためなんて聞く方が野暮ってもんです。

南沙諸島、チベット、尖閣諸島…。
これらの地域で中国がやってることを考えてみ。
空母も開発中。
そして今度は新型長距離爆撃機ですよ。
何を企んでいるのか、もうお分かりですよね。

でも、記憶に新しい東京都知事選に出た野党共闘の候補だった自称ジャーナリストは言った。
「中国が攻めて来るなんてのは妄想だ」

ほんと、妄想であることをオレも願っているよ。
でもね、これだけ現実を次々と突きつけられるとね…。

我が国が抗議をすると、決まってあの国が言うんですよ。
「日本が秩序を乱そうとしている」と。

日本が。
日本が。
日本が…。

話し合い？
聞く耳持たない連中とどうやって話し合い？
そこで我が国が取った備えの一つが集団的自衛権の行使容認ですよね。

そしたらなぜかこんなことを言う連中が日本国内にいるんですよ。

「戦争やめろ！」

これが中国大使館とかに向かって言うのなら十分理解できるし、オレも一緒に声を挙げるだろよ。
でも、これがなぜか国会前だから理解不能。
誰が戦争をしたがっているの？
現実が見えて無いの！？

「若者を戦場に送るな！」

戦場は外国とは限らない。
長距離爆撃機が飛んできたら戦場は国内になるけど？
爆弾の雨あられの中、まだ国会前で「戦争やめろ！」と叫ぶのかい？
もしくは日本の優秀な防空システムで迎撃したら「自衛隊は人殺し」とか言うのかい？

日本国憲法前文にはこう書いてある。

平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

敗戦国日本。
連合国が正義で枢軸国の日本が悪。
アジアの戦争は全部日本が悪かった！
そんな日本の周りの国は平和を愛する国ばかり。
だから日本もそういう国々と一緒に平和の道を歩みましょう。
…という勝者側の理論で作られた「アメリカ製」日本国憲法。
戦後すぐだから受け入れざるをえなかったこの理屈。

それから月日は流れて21世紀…。
韓国には日本の領土竹島を武力によって占領し続けられている。
北朝鮮も先日潜水艦から発射できるミサイル実験を行っていたね。
中国南沙諸島での暴挙に加えて今は長距離爆撃機を開発中。
国際社会の反発には無視の姿勢。
北朝鮮と中国は核兵器を持っている…。
武力による圧力の準備を着々と進める日本周辺の国々…。

平和を愛する国が日本の周りにありますか？

平和を愛する諸国民を70年間信じた結果が今のこの状況ですよ！？

さあ、どうするよ？
のど元にナイフを突きつけられている状況にも等しいこの現状を憲法9条でどうやって打破するの？
集団的自衛権行使容認することで、そもそもナイフを突きつけられない状況を作ることには反対の自称平和主義者の皆さま、教えてちょーだいよ。
憲法9条さえあれば平和なんでしょ？
事実海上保安庁と自衛隊の皆さまの日々の活躍が無ければもっとひどい状況になっていると思われる現状、どうやって憲法9条だけで平和を維持するの？

この問いに対し、納得できる答えにはオレは今だ出会ったことが無い。
こういう論争をネット上で見るけれど、決まって結果は「ネトウヨは黙れ！」を捨て台詞に話し合いから逃げる場面は話し合いが大好きなはずの自称平和主義者の方々の行動として頻繁に見るけれど。

ちなみに昨日の毎●新聞の社説に日本のミサイル防衛に関して書かれていた。
主旨はこうだ。
北朝鮮のミサイル技術はどんどん向上している。
それに合わせるかのように日本の防衛費も年々増加しているが、そんなことをしていてもキリが無いから日本は身の丈に合った防衛費に抑えるようにしなければならない、と。

バカじゃねーの？
防衛費を削ったことで北朝鮮の新型ミサイルを迎撃できずに日本に着弾してもそれは仕方ないとでも言うのか？
若者を戦場に送るのは反対だけれど、北朝鮮からのミサイルで死ぬのは仕方ないと言うのか？
だったら北朝鮮にお願いしたいわ。
もし日本にミサイルを撃つならまず最初に毎●新聞本社を狙ってね、と。

受験生がお守りを握りしめて「東大に合格しますように！」と念じているだけで東大に入れますか？
絶対に無理ですよね。
備え…すなわち、勉強をしないと絶対に合格なんてしないでしょ。
そんなに東大合格は甘くない。

それと同じで平和を維持するってのはすごく難しい。
日本だけが平和を願ったところで相手に悪意があれば何の意味も無い…どころか、付け込まれるだけや。
だから脅威に対抗しうる準備が絶対に必要だ。
「憲法9条があるから平和」
そんな都合のいい平和なんて絶対にありえない。


◆◇◆ランキング参加中です◆◇◆
←サラリーマンブログに参加中。
←日記・エッセイ（独身男性）ブログに参加中。
←日記・雑談（働くヒト）ブログに参加中。

感動ポルノ

「障害者＝感動」は必須？24時間テレビの裏番組が話題

もう1週間経ったので言うても良いでしょう。
何を？
そう、今年もあの番組が行われましたよね。

ほら、あの黄色いTシャツの某チャリティー番組ですよ。

ま、26時間半ほどの放送時間の中でオレはトータル2分ほどしか見なかったけどな。
オレが見たときは生まれつき片腕の無い女子高生が佐渡からの遠泳リレーを達成し終えたところだったよ。
一緒に遠泳リレーした芸能人たちや水泳のオリンピック選手たちも「最後はみんなで一緒に泳ごう！」みたいな感じで岸に向かって泳ぎ始めるところからだったよ。
で、オレは思ったよ。
「相変わらず障害者を見せ物にしてんだな」と。

で、同じ日の夜7時。
NHKのEテレで、生放送でやってるこの黄色いTシャツの番組の真裏に、同じく生放送でまさにこの某番組に真っ向対立するような「バリバラ」って番組をやってたんですよ。
初めて見たけど、「これだ！」と思ったよ。

以下、番組ホームページより抜粋。

「感動するな！笑ってくれ！」というコンセプトで始まったバリバラ。しかし、いまだ障害者のイメージは「感動する・勇気をもらえる」というものがほとんど。「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか？」その謎を徹底検証！スタジオでは「障害者を描くのに感動は必須か？」「チャリティー以外の番組に障害者が出演する方法は？」などのテーマを大討論！Twitterで視聴者ともつながり、みんなで「障害者の描き方」を考える。

そうなんだよ。
どうして障害者を番組に描く中で、必ず「感動」とセットなのだ？
その答えの一つが、同じく番組で紹介されていた自身も障害を持つコメディアン兼ジャーナリストの故ステラ・ヤング氏の言葉。

小さな女の子が口にペンをくわえて絵を描く姿、カーボン・ファイバーの義肢で走る子供、こんなイメージが実に沢山あります。私たちはこれを「感動ポルノ」と名付けました （笑）。 あえて「ポルノ」と言っているのはある特定の人たちをモノ扱いして他の人が得するようになっているからです。ですからこの場合障害者を健常者のために利用しているのです。これらのイメージの目的は 皆さんを感動させやる気を起こさせることです。ですから皆さんがこれを見ると「自分の人生は最悪だけど下には下がいる。彼らよりはマシだ」と。

「障害者を健常者のために利用しているのです。」

まさにこれですよ。
結局行きつくところはここなんですよ。
言うてしまえば感動の押し売り。
引いては偽善なんですよ。

「自分の人生は最悪だけど下には下がいる。彼らよりはマシだ」と。

こういう本音を隠すために、無理やり感動ストーリーを描いているんですよ。

足の悪い障害者が自ら富士登山に挑戦したいと言ったのかい！？
片腕のない少女が本当に自ら佐渡から遠泳したいと言ったのかい！？
ダウン症の子供たちが自ら本当にパーフェクトヒューマンを踊りたいと言ったのかい！？
落語家はノーギャラでマラソンしたのかい！？
オレだったら健常者ながら、こんなことは絶対にしたくないけどね。

障害者だって普通に生きているんだよ。
そして普通に接して欲しいんですよ。
だから「可哀想ね」「頑張っているね」と言った目で見るのは失礼なんですよ。
ましてやテレビ局がそういう目で見るように「チャリティー」と称して「感動ストーリーをセット」にして押し売り（募金活動）するのはもっての外なんですよ。
しかも、大安売り感丸出しで。

ああ、これか。
これがオレがあの黄色いTシャツの番組に素直に感動出来ない理由だったんだなと、なんか漠然とした胸のモヤモヤが取れた気がしたよ。
「バリバラ」って番組を見て、障害者自身が語る言葉を聞いて思ったよ。

しかし、NHKも普通の女子高生を貧困女子高生として演出するような番組を作ってるかと思えば、某チャリティー番組に真っ向勝負を挑むような番組を作ってみたり。
なかなか面白い組織ですな


追伸。
こんなに毎年のように莫大なカネをかけて障害者チャリティーに力を入れているのに、今年はパラリンピックがあるにも関わらずあの局はそっちは中継しないのは何でだろ？
素直に感動を与えたいのならこっちの方が最適だと思うけどね。
（キレイ事を並べておいて、結局は世の中ゼニってことですかい？）
こういう局の姿勢も、オレがあの黄色いTシャツ番組を好きになれない原因の一つかも知れない…。


◆◇◆ランキング参加中です◆◇◆
←サラリーマンブログに参加中。
←日記・エッセイ（独身男性）ブログに参加中。
←日記・雑談（働くヒト）ブログに参加中。