サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

2016ブラック企業大賞

2016年12月24日 09時30分50秒 | 時事ネタ
電通に「ブラック企業大賞」=弁護士や大学教授らが選定

年末になるとあちこちで発表される「○○大賞」的なやつ。
有名どころでは今年いろいろ話題になった流行語大賞ですわな。

この流行語大賞で「日本死ね」がトップ10入りしたことであちこちで話題になりました。
左翼界隈では
「死ね」はあくまでも比喩表現
とか、
待機児童問題の深刻さを投げかけるには必要
なんて、一生懸命後出しジャンケンしてたけど、世間で話題になったのはそういうことではなくて、左翼連中が流行語大賞というものの主旨から大きく逸脱した言葉をわざと選定して政治利用したことを批判してんでしょうに。
こんなことを言い出したら、何でもアリですよ?

韓国死ね!中国死ね!
いやいや、これらはヘイトスピーチでも何でもなく、韓国による竹島不法占拠や世界中への慰安婦像の設置による歴史の捏造、そして中国による尖閣諸島近海での領海侵犯問題や南シナ海での領土問題、チベットでの人権侵害の深刻さを投げかけるために用いたあくまでも比喩表現ですからね

オレも無事今年の流行語に乗っかったところで本題へ。
今年も「ブラック企業大賞」なる賞が昨日発表されました。

「ブラック企業」

一体誰がいつから言い出したんでしょ?
ブラック企業と呼ばれる会社は昔からあったんでしょうけれど、それが表立って取り上げられるようになったのはここ10年以内くらいじゃね?
だって、我が社もそれくらいから残業代をキッチリ支払われるようになったもの

会社が利益を挙げる方法は?
売り上げを伸ばすこと。
ただ、経費も同時にかかってりゃ売り上げだけ伸ばしてもダメ。
じゃあ経費を削減するにはどうしたらいい?
一番簡単なのは経費のうちでかなりの割合を占めている人件費を減らすこと。
人件費を減らすにはどうしたらいい?
少ない人数にいっぱい仕事をさせて、その対価を払わないこと。

もうね、これに尽きるでしょ。
これが一番簡単ですぐに実行できる。
頭の悪い経営者でもすぐに思いつく方法ですわな。

それこそ昭和の高度成長期はこういうことが当たり前だったのかも知れない。
定時で帰るのは悪!
有給休暇を取るのも悪!
会社に対して滅私奉公する社員が優秀な社員!

…みたいな。

そういう考えの時代に若手社員だった連中が時を経て今は会社の経営層及びそこに近い場所にいる。
そしてそういう時代錯誤な古い発想を今も社内で押し付ける。

そりゃ、ブラック企業は減りませんわ。
ブラック企業と呼ばれますわ。


我が社もさっき「残業代をキッチリ支払われるようになった」と書きましたが、それは世間体のため。
実際は…
オーダー降りてくる→夜やろうとする→残業するな!→仕方無いので日中社内でやろうとする→日中は外に営業に出て行け!→夜やろうとする→残業するな!→(この繰り返し)→結局納期間に合わない→言われた納期も守れんのか!
これだもの。
だから上司の目の届かないところでコソコソとサービス残業したり、社内資料は持ち出し厳禁もコッソリ家でやったり。

我が社だけではなく日本の「自称」ブラックでは無いものの多くの会社では実態はこういうのじゃね?
そりゃ過労死も無くならんし情報漏えいも無くなりませんて。

こういうブラック企業大賞にノミネートされることで世間に認知される。
こんなネガティブな賞にノミネートされる会社の社員であるってことはあまり名誉なことでは無いけれど、これで職場環境が改善されるなら従業員側にしてみれば結果オーライじゃね?と最近思うのでR(あーる)。
問題はこういうところの候補にすら挙がらない大多数のブラック企業で働き続けなければならない人がまだまだ大勢いることだ。
こういうのはもっともっと政治も巻き込んで改善せにゃならんでしょう。
待機児童問題と並ぶ大きな問題やとオレは思うのだが、不思議と流行語大賞よりはるかにマスコミの扱いは小さいのはなんでだろ?

マスコミもそのスポンサーも「隠れブラック企業」だからですか?

(おまけ)
2016ブラック企業大賞の詳細はこちら
http://blackcorpaward.blogspot.jp/2016/12/2016_23.html


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コメント (4)
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