先日の伊豆の暗沢山と高通山のつつじ祭りの詳細です。
暗沢山の長者ヶ原は古くからつつじの名所として知られていましたが、地元の有志による整備で、誰でも気軽に訪れる事が出来るようになりました。
伊豆も南伊豆に属するので出発は6時前。8時過ぎには長者ヶ原の駐車場に到着。
伊豆でナンバー1の規模を誇る場所だけに見ごたえがあります。
こんな看板には、妻が大喜び。
山で一番馴染みのあるヤマツツジ。雨上がりのため露に濡れて瑞々しいです。
ナミアゲハの交尾。じっくり交尾するタイプみたいです。
長者ヶ原からすぐ近くの暗沢山へ登っての帰り道、三島労山の以前の会長夫妻にパッタリ。
こんな伊豆の小さな山に登って来るのは私たちみたいなへそ曲がりばかりです。
暗沢山は名前は暗いのですが、伊豆に三箇所ある一等三角点の山です。
展望が良いのでアンテナのタワーが2基ほど山頂にありました。
国道136号線を挟んだ高通山でもつつじ祭りをしていました。
ここは、松崎町です。
暗沢山より海に近いので展望は爽快です。
登山口から40分ほど急坂を登ります。
以前登った時より急坂に感じたのは、自分が歳を取ったからなのかな。。。
幟がなかったら、お祭りとは分からない山頂です。
下ってきたら、登山口のグランドで地元の祭り実行委員会のイベントがありました。
ガラガラポンで景品の抽選。2回とも当たりとかで松崎町の海産物のお土産をいただきました。
トコロテンとシシ鍋もサービスです。
小さなお祭りですが地元の人と触れ合う事ができて楽しいです。
このテントで昼食をゲットして食べる予定でしたが、食べ物はありませんでした。
以前から立ち寄りたかった伊浜の漁村に立ち寄りました。
食堂があるかと思いましたが、ここにも食べるものがありません。
しかし、この漁村 時間が止まったように静かな場所でした。
地元で不幸があったのか、老婆が2人香典の金額を大声で相談しているのが微笑ましかったです。
昼食は遅くなりましたが雲見の食堂でとりました。
雲見は戦国時代は北条氏の配下で、地元にこんな古川柳が残っているそうです。
丹波殿 女房質に 御出陣
丹波殿 質札ぶらさげ 御出陣
丹波殿とは、地元の領主高橋氏だそうです。
また 羽振りが良い時は、
丹波殿、鯨に乗って 御出陣
収入が不安定な漁村の実情をうまく表しています。
午後4時には西伊豆1の観光地、堂ヶ島の散策です。
伊豆はジオパークを意識した看板が目に付くようになりました。
左が船の出入りする港ですが、矢印の小さな島に注目。
矢印の場所に海底で噴火した火山弾が堆積物の中にめり込んでいます。
溶岩が水で急速に冷やされて時にできる柱状の節理が観察できます。
この小島は伊豆が隆起した時90度立った状態で海上に姿を現したようです。
また、この小島の地層が 上部の砂は目が細かく、下に行くほど荒くなっているのはナゼなのでしょうか。
一般的な遊覧観光船とは別に、ここではジオパークのガイド付きの船が土曜日に出るそうです。
少しばかり料金が高いのですが、一度乗ってみる価値がありそうです。
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地元の箱根は火山活動が活発になって注目されています。
世界的に見ても伊豆や箱根や富士は地層が不安定な場所なので、風景だけでなく もっと知的好奇心を満足させるような 観光事業が期待されています。