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赤く腫れても「心配ない」 米国で話題の「モデルナ・アーム」&新型コロナ、2回目のワクチン接種を受けましたが…

2021-05-03 08:30:00 | 日記

下記の記事は日経ビジネスオンラインからの借用(コピー)です

 日本政府が5月中に東京や大阪にも設置する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場では、米モデルナ製のワクチンが提供される見通しになった。
 米国では2020年12月から提供が始まり、米ファイザー製、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製と並んで一般に普及している。
 ニューヨークでも同月からファイザーとモデルナのワクチンの提供が始まり、後発のJ&Jに比べて圧倒的に提供数が多い。当初は医療従事者や介護施設入居者などに限定されていた接種対象者も徐々に拡大され、3月30日に30歳以上、翌週の4月6日に16歳以上に解禁されてからは一気に接種者が増えた。4月27日時点でニューヨーク州の人口の31.9%に当たる636万人が接種を完了している。
 そんな中、人々の間で話題になっているのが製造元による「副作用の違い」だ。特にモデルナ製は、ある特徴があることで知られる。
モデルナのワクチン接種を受けるペンシルバニア州のトム・ウルフ知事(写真:AP/アフロ)
 「『モデルナ・アーム(モデルナの腕)』って知ってる?」
 ニューヨーク市在住の中国系米国人女性の知人にこう聞かれ、初めてその存在を知った。
 同市では大手製薬会社であるファイザー製の人気が高いが、会場によって提供されているワクチンが異なるため、近隣にある利便性からモデルナ製を選ぶ人もいる。
 筆者の周囲にモデルナ製を受けた人はいなかったので知らなかったが、モデルナ製を接種した人の多くは注射を打った部分が赤く腫れ、かゆくなったり痛みが出たりするのが数日間、続くという。しかもその症状が出るのが接種から5~9日後と遅い場合があるという。
 この知人の親友の女性がモデルナ製を接種し、この症状が出た。赤く腫れたのがずっと引かず肌に痕が残ったらどうしようと、美容関係の仕事をしている知人に相談してきたようだ。
 ちなみに筆者はJ&J製(米疾病対策センターと米食品医薬品局が接種の一時停止を勧告する前だった。4月23日に再開が許可された)を、この知人はファイザー製を接種していたが、2人ともこうした症状は見られなかった。
 「赤くなったのが何日も治らないし痛い。そのまま赤いのが消えなかったらどうしよう」
 こう相談された知人は「大丈夫よ」と受け答えたものの、念のため看護師の知人男性に確認したという。
 すると、こんな答えが返ってきた。
 「ああ、モデルナ・アームね。モデルナを接種した人の多くは腕が赤くなるから、医療従事者はこう呼んでいるんだ。ものすごく一般的だし、数日間で治るから心配ない」
若年層の方が副作用が強い?
 モデルナ製に限らず、どのワクチンを受けても何らかの副作用を経験する人は多い。筆者自身は接種後、悪寒、発熱、倦怠(けんたい)感、関節痛を経験した(前回の記事参照)。これ以外にも、頭痛、筋肉痛、吐き気や嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などの副作用が一般的だという。
 だが腕が赤く腫れるのはモデルナの特徴のようだ。
 4月5日に発表された米国医師会雑誌(JAMA)の調査によると、モデルナのワクチンの1回目を接種した人の73.9%、2回目を接種した人の81.9%が注射を打った場所に何らかの副作用が出た。痛み、赤み、腫れ、かゆみなどで、痛みを訴えた人が最も多く、1回目の後は71.4%、2回目の後は78.3%だった。
 ただファイザー製のワクチンを接種した人にも腕の痛みを訴える人が多いといい、1回目が63.6%、2回目が66.5%だった。
 同じ調査ではこのほか、モデルナ製は2回目を接種した後に悪寒を感じる人が多く、ファイザー製が22.7%であるのに対して40%だったというデータもある。
 こう聞くと、モデルナ製ワクチンの接種が怖くなってしまうかもしれないが、米国の識者は「副作用は一時的だし痛ければ鎮痛剤などを飲めばいい。でもウイルスに感染したら死に至る可能性があるので接種は受けてほしい」と口をそろえる。
 副作用は65歳以上よりも65歳未満の方が生じやすいというデータもある。理由は明らかになっていないが、免疫システムの機能が年齢を重ねるごとに低下するからではないかと考えられている。
 米メディアの報道を見ると、副作用の抑制には下記のことに気をつけるといいようだ。
    * 接種日の前夜や接種後のお酒を控える
    * 通常、飲んでいる薬はきちんと飲む
    * 接種後は水をたくさん飲む
    * 注射を打った場所が腫れたら氷などで冷やす
    * 頭痛や発熱などがあれば市販の解熱剤や鎮痛剤を飲む(接種前はこの副作用が出た場合に備えて飲まない)
 ちなみに筆者も接種後はたくさんの水を飲んだ。結局、副作用は出たので効果があったかどうかは分からないが、飲まないよりはよかったように思う。
 モデルナ・アームも初めから知っていれば驚くこともないし対策も打てる。必要以上に怖がらずに接種に臨んでいただきたい。

下記の記事は朝日新聞デジタルからの借用(コピー)です

新型コロナ、2回目のワクチン接種を受けましたが…

 現在日本で使用されている新型コロナワクチンはファイザー製のmRNAワクチンです。3週間あけて2回接種するのが標準です。私は3月25日に1回目、4月15日に2回目のワクチン接種を受けました。1回目の接種で一定の免疫がつくため2回目のほうが反応が強く出ます。私の場合は、局所の疼痛(とうつう)がやや強かったですが、薬を飲むほどではありませんでした。
 2回目の接種後1週間でおおむね免疫がつきます。とはいえ100%予防できるわけではありません。これまで発表された臨床試験や観察研究では発症予防や感染予防の効果は90~95%ぐらいとされています。つまり、自分だけがワクチンを接種しても、確率を下げることはできても新型コロナにかかるときはかかってしまいます。自分はワクチンを打ったからと油断せず、これからも標準的な感染対策を続けていきます。
    * 医療従事者、届かぬワクチン 高齢者向け転用しやりくり
 マスクを外して自由に会食できるようになるのは集団における流行が収束したときです。多くの人がワクチンを接種すればそれだけ収束に近づきます。医療従事者だけではなく高齢者に対するワクチン接種もはじまっていますが、まだまだ不十分です。4月20日の時点で日本国内で2回のワクチン接種を完了したのは約80万人です。人口の1%にも達していません。
 患者さんからしばしば「いつ、どこで私はワクチンを接種できるのですか?」と質問されますが、いつになるのか私にもわかりません。当院に通院中の患者さんは当院でワクチン接種を行うことになるとは思いますが具体的な予定は立っていません。ニュースを見ていると、「場合によっては来年までかかる」「6月末までに高齢者全員のワクチンを届ける」などと、相反する政治家のコメントが報道されています。ワクチンは世界中で必要とされていますので供給が遅れるのは仕方がありませんが、だいたいの見通しすらできていないようです。
 医療従事者の一人として非常に驚いたのは、自民党の下村博文政調会長が「自治体によっては医療関係者の協力が足りないということで、65歳以上の方に限定しても、今年いっぱいかかる、場合によっては来年までかかる」と述べたことです。医療関係者の協力不足のせいですか。
 そういう言葉は、ワクチンを必要分準備し、各自治体に届けてから言ってください。いつ、どれぐらいのワクチンが届くのか知らされていないのでは、いくら協力したくても準備もできないではないですか。せめて正確な情報だけでも届けて欲しいです。政治家のみなさんも努力を大変されてはいるんでしょうが足りていないようです。(酒井健司)
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