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同居の姑が好きになれない!感謝もされない

2021-09-16 12:00:00 | 日記

下記の記事はハルメクWebからの借用(コピー)です。

56歳女性の「同居の姑が好きになれない」というお悩み
夫の兄弟は母親をとても大切にしていて、好きにさせているので、本人もそれが当たり前だと思って好きな放題しています。

そのために私たち家族が金銭的にも時間的にも制約を受けていても、当たり前だと思っているのか、夫の兄弟から「いつもありがとう」とか「迷惑かけてごめんね」などと言われたことなど一度もありません。昔ならではの嫁扱いなのでしょう。

だから余計に、そんな姑の世話をしたくないし、嫌いになってしまって仕方ないのです。また、そう思ってしまう自分が嫌になってしまいます。

(56歳女性・おはぎさん)名取芳彦さんの回答:姑が嫌いでも愛する夫の母の視点を
嫁姑問題の一つの落とし所は、昔の都々逸(どどいつ)にある「たとえ姑が鬼でも蛇(じゃ)でも主(ぬし)を育てた親じゃもの」(※「主」は夫のこと)でしょう。

恋愛の結果として結婚したとしても、結婚してから夫婦らしい恋愛感情が生まれたとしても、現在自分が愛している夫を生み、育ててくれた人なのだから我慢するしかない、という意味です。

自分が大切にしている人や物があれば、それに関係する人や物にも大切に思う心を広げて覆ってしまおうという考え方です。お気に入りのバッグがあれば、それを作ったメーカーも好きになり、会社の社長にも親しみを感じるようなものです。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の逆バージョンですね(笑)。人の本心は「わからないもの」として進む勇気が必要
ご主人の兄弟からおはぎさんに感謝の言葉も、ねぎらいの言葉もないことも、モヤモヤの原因の一つのようですね。

でも仮にご主人に相談して、兄弟から「ありがとう」や「迷惑かけるね」と言われても、おはぎさんは「主人に言われたらから言っているだけ」と思うでしょうから、やはりモヤモヤは晴れません(ご主人にボヤくくらいならいいですが)。

理想は、おはぎさんが直接義理の兄弟に、冗談っぽく「お礼の一つ、ねぎらいの言葉一つくらい私に言っても、罰は当たらないわよ」と言える関係でいることですが、文面から察するに、そのようなザックバランな関係ではないのでしょう。

ご兄弟がおはぎさんの苦労を当たり前と思っているのか、感謝しているのに言わないだけなのか、それは本人に聞かない限りわかりません。

でも、少なくとも、おはぎさんはご自分と似た苦労をしている人に共感できる、やさしく素敵な人になれた事実に変わりはありません。人の本心は「わからないもの」として、進む勇気を持てればいいですね。ずっと先になって「ありがとう」と言われる場合もある
私の母は嫁という立場で、5年間自宅で寝たきりの姑の世話をしていました。

祖母が亡くなった時、父の弟が「お義姉(ねえ)さん、長い間面倒をみてくれてありがとうございました」と言ってくれたそうです。お葬式が終わった後、母は私に「あのひと言で、それまでの苦労やモヤモヤが全部なくなった」と教えてくれました。

おはぎさんも「それまで我慢して待ちましょう」などと酷なことは申し上げませんが、「この先、そういうこともあるかもしれない」と思えば、モヤモヤ解消の一助になります。
相談の文面に「昔ながらの嫁」とありますが、私のお寺がある地域は、東京とは言いながら、いまだに「嫁」という感覚が色濃く残っています。

姑が生きているうちは70歳を過ぎても「嫁」です。しかし、姑が亡くなると呼び名が「姐(ねえ)さん」に格上げされます。嫁の苦労の総仕上げとして、姑のお葬式を出すことで得られる名誉ある称号です。

こうした呼び方をされなくても、周りの人はその功績をしっかり認め、一目置いてくれているものです。おはぎさんも、今は「姐さん」になるための修行期間なのかもしれません。やりたくないことは「ご恩返し」の気持ちで取り組むこと
私は50歳を過ぎた頃から、やりたくないことをするとき、この年まで育ててくれた世間や人さまに対するご恩返しの真似事のつもりでやることにしました。

できないことをするのではありません。この年まで生きてきたおかげでできるようになったことを使って、世間や人の役に立てるなら、やらせてもらおうという心意気です。

このように考えることで、感謝の言葉も期待せずに、楽な気持ちで取り組めるようになりました。おはぎさんも、ご恩返しのつもりで接すれば、お姑さんも笑顔で感謝の心を返してくれると思います。

そんなことをしてくれる姑ではないと思ったら、お風呂に入ったときや洗濯物を干すときに「たとえ姑が鬼でも蛇でも~♪」と、お姑さんにそれとなく聞こえるように、ひと節(ふし)唸ってみてはいかがでしょう。
回答者プロフィール:名取芳彦さん
なとり・ほうげん 1958(昭和33)年、東京都生まれ。元結不動・密蔵院住職。真言宗豊山派布教研究所研究員。



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