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「女性が逃げ出す地方は消滅する」コロナ禍でも東京一極集中が止まらないワケ

2021-03-13 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

当事者不在の会議で問題解決は困難
最近、森喜朗さんの発言が話題になりましたが、地域関係の会議もいまだ女性比率、若者比率は少ないものです。
事務局配慮により若者と女性が意識的に委員に入れられることもありますが、あくまで一部。女性枠、若者枠なんて言われ方をするくらいであり、マイノリティー扱いです。主体は学識として大学教授、各業界団体のトップなどです。結局高齢の男性であることが多いため、会議写真をみれば白髪の方々が並ぶことになります。
高齢男性が悪いとはいいません。彼らが覚悟をもって決めるべきこともあります。が、こと人口流出、少子高齢化などについては、地域を離れて上京した当事者たる若者や女性から話を聞かずして、どうして解決ができるか、と思うのです。
当事者がいない中で、課題解決を図ることなどはできないのです。さらに出ていく人たちが考える地域の課題すら解決できなければ、外から若者や女性にその地域に来ていただくことも難しいのは言うまでもないのです。
地域の変革よりも、棚ぼたを期待する人たち
昨年のコロナ禍の流行が始まった頃に「もう過密の東京は危険だから一極集中は終わる。そうすれば地方に人が流れてくる」といったような大変都合のよい幻想を抱く方がかなりいました。
結果は2020年、東京都人口は約8600人の増加。転入減少の中身をみても外国人の占める割合が多く、地方から東京への移動が減ったというのは限定的です。さらに東京から出ていった人たち半数は、行き先が埼玉、千葉、神奈川であり、東京圏で見た場合、約10万人の転入超過となりました。
実際問題、東京が何か悪いことをして地方から人を強奪しているわけではありません。東京と地方を比較した時に「魅力的ではない」部分が地方側に存在し、それを解決することがなければ、新たな成長を作り出すことは無理なのです。
こうした地方の解決は十分に可能なはずなのです。しかし地方の可能性すら信じていない方もいるのも事実です。
そもそも東京が悪くなって地方に人がくる、なんていう棚ぼた移住を期待するような人たちの地域に、どうして東京が嫌になったとしても行く人が出てくるでしょうか。
人が向かう地域は、確実に自らが動き変革を起こして、東京とは全く異なる軸で成長を実現しています。そういう地域はコロナ頼みの人口移動に期待はしていません。他人の没落を期待する前に、自分たちの改善と向き合うのが先であり、そちらのほうが確実にできる努力なのです。
「20代女性」に完全に見放されている地方の現実
そもそも地方からの人口流出は前述の通り、若者であり、女性です。より具体的に言えば、20~24歳の女性が地方に見切りをつけて、東京に向かっています。
2019年、20~24歳の男性の東京都への転入超過数は2万5512人。一方、女性は3万1685人となりました。最新の2020年統計をみても、2019年と比較すれば減少しているとはいえ、男性の20~24歳の転入超過数は2万2921人、女性は2万7418人です。女性優位は続き、流入超過数もあまり変わっていません。
新型コロナウイルスの脅威よりも、地方で自分の人生のキャリアをスタートさせることへの不安のほうが大きいと判断している若者、特に女性が多くいるということです。
人口流出問題を取り上げるとすれば、この20~24歳の人たちの願いをどれだけ地方がかなえられるか、がテーマになるはずなのです。
しかし、実態はいまだに地方創生、人口の東京一極集中の是正という名目で、意味不明な箱モノを作ってみたり、観光企画や街路整備をやったりしているわけです。的外れにも程があります。
20~24歳の上京要因の多くは就職選択です。今後の人生のキャリアを形成していく上で、地方企業ではなく、在京企業を選択している背景にあるのは結局のところ、地方企業の女性雇用が全く魅力的ではないことです。
どうにも経営者が集まる会議になると、いまだに「最近の若者は我慢がたりない。すぐに辞めてしまう」という声を耳にすることが多くあります。
しかし、そんなことを言っていたら、ますます人は出ていってしまい、雇える人すら地元からいなくなります。変わるべきは企業側なのです。
生産年齢人口は、総人口よりハイスピードで減少していますから、「雇ってやる」から「雇わせていただく」という時代に変化していると捉えるしかありません。変わるべきは若者や女性ではなく、そもそも地域を構成する企業の経営者たちなのです。
地方に補助金より大切なのは「キャリア形成」
特に産業力が強い、地方で大手企業が集積する地域であっても、女性がどんどん流出する場合もあります。
典型的な地域が愛知県です。愛知県の多く地域は、女性の人口流出が激しく、2018年には年間1615人の20~24歳女性が東京圏に転出超過。都道県別での男性余りを示す男女性比が2019年にはワースト3位を記録しました。
この危機的状況を鑑みて愛知県が行った「若年女性の東京圏転出入に関する意識調査結果」によれば、キャリア形成に意欲がある女性は、結婚・出産後も働き続けるには地元を出るしか無いと考える人が多いことが明らかになっています。地元企業では未来が見えないと考えている方が多いことがうかがえます。
一方、地元に残る女性は結婚・出産するまで働ければ良いと考えている方が占めています。つまり、地元を離れるしかないと考える女性、地元に残ると考える女性の双方に、「キャリアアップ可能な仕事が地元にない」と判断されているのです。
そして、就職後の活躍の機会、仕事の内容待遇、職場環境などの多くの項目で上京した人のほうが満足度が高く出ています。それを見ている下の世代は、さらに機会を求めて外に出ていくという連鎖が生じているのです。
今の時代、自分の人生を豊かにしたいとキャリアアップを考えるのは当然です。それに対応できない企業が支持されず、地方からの人口流出が止まらない現状になっています。これは経営者側の問題です。
地方でも人が集まる企業の条件
2020年に内閣府は、女性の社会参画に関する「第5次男女共同参画基本計画」において、「地域に性差への偏見が根強く存在している」と指摘しています。
また、地方の人口減少が進む要因として若い女性の都市部への転入が多いとし、その背景には「企業経営者などの理解が足りず、やりがいが感じられない環境になっている」と指摘しています。
この答申自体に書かれても今更という感はありますが、地方における経営者たちの理解不足を挙げています。
私は仕事柄さまざまな地方経営者の方とお会いします。若い世代、女性が次々と就職希望を出す企業と、そうでない企業との差は大きく、前者はまれです。
人材が集まる企業はちゃんと男女共にキャリアアップできるように、老舗企業であってもブランド・マネジメント職などを採用して新規事業に取り組んでいます。手取りの少ない若い世代に向けて社宅などの福利厚生を整備し、オフィス環境もデザインに配慮しています。若者、女性にフレンドリーな体制を築いているのです。
先程指摘した女性流出県である愛知県においても、若い世代の人材獲得に成功している老舗企業があります。室町時代にルーツを持つ麹種会社「糀屋三左衛門」(豊橋市)では、元々は応募ゼロだった営業事務などの仕事を刷新。社長直轄の新規事業部門を立ち上げ、社内制度も大幅に刷新し、キャリア形成可能なブランドマネジメント職の採用に乗り出したところ多様なキャリアを持つ女性人材の応募が殺到しています。
社長が変わり、人事が変われば、中小企業であってもしっかりと人が集まるのです。そして同社では採用人材が大活躍し、会社業績にも貢献。いち早く係長に昇進するに至っています。会社に人が合わせるのではなく、人に会社が合わせることが、会社の成長、そして地域の成長に繋がる時代が到来しています。
木下斉『まちづくり幻想』(SB新書)
都内であればベンチャーのような中小零細企業の部類でも、当然ながらこのような工夫をしています。つまり資本力の問題でもなく、そこが重要だと思っているかどうかの違いなのです。
地方企業ではお茶くみ、制服、スチールのデスクなど昭和な体制を続けている企業もあります。いまだに男性社員の結婚相手を確保するくらいの気持ちで女性を採用している企業もあるのです。
そういう企業では、社長が「骨を埋める覚悟はあるのか」と社員に迫まり、若い男性すら逃げていったりします。しかし、地域内ではこの手の社長のほうが影響力が大きい場合があるのです。
人口減少対策は、移住定住促進では不十分だ
国単位での急激な人口減少は食い止められる段階をとうの昔に超えています。いまさら国費をかけて、自治体間で人口の取り合いをしても不毛でしかありません。
一方で、人がいなくなったら地域は終わりか、といえばそんなことはありません。高付加価値商品・サービスを持つ少人口地域が生き残るケースは世界各地に存在します。
地方企業が、20~24歳の女性たちにキャリア形成が可能だと思われるようなフェアな条件を持ち、夢があると感じてもらえる新規事業を地域で作り出すことは、単に人口流出対策ではなく、少人口でも適切な成長を果たすための第一歩になるでしょう。


子どもを産まない選択をしたい令和のDINKs、「世界は想像より優しかった」

2021-03-13 13:30:00 | 日記

下記に記事はダイヤモンドオンラインからの借用(コピー)です

Double Income(夫婦2人の収入)、No Kids(子どもがいない)の頭文字を取った言葉「DINKs(ディンクス)」。子どもを作らない選択をした共働きの夫婦のこと。しかし、一口にDINKsといっても、その選択をした理由は夫婦それぞれであるし、どのような生活を送っているかも夫婦によって違う。令和のDINKsのスタイルを探る。今回はシリーズ10回目。(フリーライター ふくだりょうこ)
子どもの頃から抱いていた子どもへの違和感
 今回、お話を伺ったのはIT会社で働くミイコさん(仮名)、30歳。2つ年上の、IT系企業でフリーランスとして働くシゲオさんと結婚してもうすぐ5年を迎える。結婚前から夫婦2人で生活していくということを決めていた。
 その理由の一つは、はミイコさん自身が子どもの頃から持っていた違和感だ。
「小学生の頃、友達が知育人形で遊ぶ様子に違和感を持っていました。
 普段ビデオゲームなどで一緒に遊んでいる仲の良い友達が、人形遊びを始めると当たり前のようにミルクをあげたり、おむつ替えをしてあげているんです。『かわいいね』って言いながら。でも、私は『お世話するの上手だね』って見ているだけ。思い返してみると、何をしたらいいんだろう、と取り残されている感じはありましたね」
だからといって、その場にがんばってなじもうということはなかった。単純に何をすればいいのか分からなかったのだ。ただ友達が遊んでいるのを見ながら時間をやり過ごしていた。このときはその「感じ」が何なのか明確に分かっていたわけではないが、子どもに対して関心が持てなかったのは小学生の頃からだ。
「今は友達や親戚の子どもは好きだって思えます。自分の友達は大切な人。大切な人の子どもは私にとっても大切な人、という認識ですね。子ども全体が好き、というのは言えない。子どもみんな好き!っていうのは、私からすると人間みんな好き! というのと同じなんですよね」
 ミイコさんのこの言葉に対しては思わずうなずいてしまうところがあった。子どもがみんな好き、と言ってしまうのは確かに少し危うさを感じてしまうかもしれない。
「自分は結婚できるのかな?」と思っていた
 一方、結婚に対してはどのように考えていたのだろうか。
「結婚してお嫁さんになるのが当たり前だという空気があった世代ですが、私は中学生の時から、自分は結婚できるのかな? と思っていました。一度、先生に相談したこともあります。『私はお料理もできないし、カップラーメンぐらいしか作れない。優しい気持ちも持てないから結婚できないんじゃないかな』。先生は笑っていました。ミイコさんは面白いこと言うね、って」
 自分が子どもの頃のことを振り返ってみるとどうだろうか。大人になったら当たり前のように結婚すると漠然と思っていた人も多いのではないか。どうして当たり前だと思っていたのか。結婚に対しても固定観念はなかっただろうか。
「結婚できる女性の一般的なイメージとして、料理やお裁縫ができて家庭的であるとか、旦那さんに優しく寄り添うんだ、という共通認識が当時はあったように思います。当時から、そこに自分が合致していないと感じていました。
周りの友達は小さい子どもと接するときはかわいいね、と自然と言えるし、自分が結婚したらどんなふうになるのか、という話はしていたように思いますが、周りの子たちが結婚というものにフィットしていく感じとちょっとズレているのかな、というのは自覚していました」
 ミイコさんが持っていた「結婚できないかもしれない」という気持ちは実際に結婚するまで続いていたという。
そのままでいいのだと思える人と出会えたこと
 夫のシゲオさんと出会ったのはSNSだった。
「知り合いの知り合い、というぐらいの距離感だったんですが、初めて会ってすぐに意気投合しました。会ったら、『結婚できないかもしれない』という気持ちが変わったんです。この人と結婚する、って思えました」
 気持ちが変わった大きな理由の一つが、ミイコさん自身が自然体でいられるということだった。
「『結婚できない』と思っていた自分でも一緒にいられる人だと思ったんです。例えば、服を選ぶにしても彼氏が欲しいな、って思ったときは好きなものを我慢したり、ちょっと抑えめにしてみたりしていました。でも夫と会ってからはモテとか気にしなくなった。私が好きなものを着ているのを見て喜んでくれる人だったんです」
 誰かに好きになってもらうために服を着るのではなく、着たい服を着た自分を好きになってくれる人と一緒にいる。それはとても自然なことなのに、誰かに好きになってもらうために、多くの人は自分を抑え込んでしまうのは確かにいびつだ。
 子どもはいらない、ということについてもそうだ。シゲオさんとは結婚前からその点についても共有できていたが、交際した男性に「子どもはいらない」と切り出すのはなかなかハードルが高い。
「男性と交際したときに、話の流れで『子どもができたら…』なんて話が出たら、わざわざ『私は子ども欲しくないんだよね』とは言えないじゃないですか。夫も子どもがいらないと思っている人だったのでそこでも自分を偽らずにいられたのは大きいですね」
『DINKs』というワードがあってよかった
 結婚前から「子どもは持たない」という意識のすり合わせはできていたというミイコさんとシゲオさん。しかし、もともとはDINKsの自覚があったわけではない。
「DINKsという言葉を知ってはいたんですけど、特に自分のことだとは思っていませんでした。ただ子どもが欲しくない同士でいるっていうだけのこと。でも、DINKsっていう概念と再会して『これは自分たちのことなんじゃないのかな』と気がついたタイミングがあったんです。
 DINKsという概念を共有することで目指すライフスタイルが見えた気がしました。そこで2人の人生について長い目で見られるようになったかな」
 また、DINKsという言葉があったおかげで、周りからの理解も得やすくなったという。
「母は私が産むものだと思っていたんですね。産まない、と伝えても『一人ぐらい産みなさい』って。親に理解されないというのは悲しかったんですけど、ある時テレビでDINKsを知ったみたいなんです。『あなたたちってこれなのね』と。今はこういう人たちもいるんだと、ふに落ちたのかな。急に多様な生き方を理解します、って言いだしました」
 自分とは違う行動をとっている人がいると不安になり、攻撃してしまったり拒絶してしまうことが時にはある。自分の辞書にないことならなおさらだ。それが行動や関係性に名前がつくことによって急に理解が進むようになるのかもしれない。
DINKsを自覚したからこそ今からできること
 話をお聞きしている中でミイコさん夫婦の仲の良さが伝わってくるシーンが多くあった。その秘訣を聞くと、「家族だから当たり前、という意識は薄いかもしれない」という答えが返ってきた。
「やってもらって当たり前というのがないですね。例えば、料理を作ってもらったら自然とありがとうを言うとか。あえて適度な距離感を保っているのかもしれないです。親しき仲にも礼儀あり、というか」
 家族だから、女だから、男だから、と発生する当たり前をいったん横に置いて、目の前にいる人と向き合ってみる。結婚も、家族としての接し方もそれが基本なのかもしれない。つい「家族なんだから」と当たり前を押し付けてしまうのは少し乱暴だ。
 老後についても、考え方はフラットだ。
「今は家を買いたいな、と思っています。DINKs向けの物件もちらほら見かけるようになっていて。ずっと2人でいることを想定していると、間取りなんかも考えやすいんですよね。老後まで住める家を今のうちに持っておきたいです。
 お墓は2人で入れるものを選ぼうと思っています。どちらか一人が残ったときのことも考えると、そのときは親族にもお願いしなければならなくなるかもしれない。そのためにも貯蓄はあったほうが安心かな、と。ただ、単身者が多ければ看取りサービスは発達しそうですよね」
「自分が想像していたよりもずっと優しい世界だった」
 ミイコさんのお話の中で印象的だったのが「私が想像していた世界と違った」という言葉だった。
「子どもを産まないって言ったらもっといじめられると思っていました(笑)。産まないからダメなやつなんだと言われる、と身構えていたんです。でも、ここ数年は周りの人たちが理解を示してくれるのがうれしいです。
 知り合って間もない婚活中の友人から『もうすぐ30歳半ばなんだけど、子どもどうしよう』という相談を受けていたんですけど、その話の流れでやっぱり『ミイコさんのところは子どもは考えているの?』と聞かれたんです。
 素直にうちは産まない選択をしていることを伝えたら『聞いちゃってごめんね』って気遣ってもらえた。そういうふうに言われたのは初めてだからびっくりしました。数年前だったら、『なんで子ども産まないの?』『産んだほうがいいよ』って言われていたのが、自分の考えをサッと受け入れてもらえてうれしかったです」
 人生は人それぞれ、全く同じ人生を歩む人はいない。人と違うと不安になることもある。ただ、その違いを受け入れることができるようになれば、生きやすくなる人はグッと増えるのではないだろうか。


天皇陛下も眞子さまの「結婚問題」に苦言 ご兄弟のスクラムで“強行突破”を阻止

2021-03-13 11:00:00 | 日記

下記の記事はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です

「結婚は30歳までに」
 ついに皇室の「公式見解」が――。61歳になられた2月23日のお誕生日に先立ち、陛下は19日に記者会見。秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの「結婚問題」にも言及され、あらためて“現状では難しい”との見方を示されたのだ。
 ***
速報“小室圭殿下”誕生で支払われる「年4600万円」の税金 女性宮家創設が再び議論に
速報接待問題で消えた「山田元内閣広報官」の国政進出 過去には「世田谷区長選」への打診も
「眞子さまは、今回の会見を一日千秋の思いで待ち望まれていました」
 とは、秋篠宮家の事情を知る関係者である。
「コロナ禍は終息の気配を見せませんが、眞子さまはかねて“結婚は30歳までに”と望まれていた。あるいは陛下の会見を機に、世間で結婚容認の気運が高まり、30歳となられる秋には挙式――。そんな流れを思い描かれていたのです。ところが当日、陛下のお口をついて出たのは、こうした展開には程遠いお言葉でした」
かねて懸念されていた上皇后さま(他の写真を見る)
ついに陛下がお答えに
 会見は19日17時過ぎから、お住まいの赤坂御所で開かれた。その内容をあらためておさらいすると、事前に宮内庁の記者会からは五つの質問が提出されていた。
「お尋ねの順に『コロナ禍の天皇や皇室のあり方』『皇后さまと愛子さまについて』『立皇嗣の礼を終えられた秋篠宮さまと、眞子さまの結婚について』『(欧州と比較した)皇位継承について』『この一年を振り返って』というものです。質問はおよそ1カ月前に提出し、陛下はその間、推敲を重ねられてご回答を練ってこられました」(宮内庁担当記者)
“この一年”“ご家族について”といった恒例の質問とともに、今回は宮家の内親王が抱えられる結婚問題について、あえて皇室の長である陛下にお尋ねした。これはきわめて異例で、
「眞子さまと小室さんが婚約内定会見を行ったのは2017年9月。その年の10月には上皇后さまが文書で、また12月には上皇さまが会見で、それぞれ小室さんの名を出されたことはあります。ただしそれは、婚約のご裁可を上皇さまがなさった経緯もあり、あくまで初孫の眞子さまの婚約が内定したという話題に触れたものでした。実際にその年の暮れ、小室さんの母親の金銭トラブルが明るみに出て以降、上皇ご夫妻は一切、この問題に公では言及されてこなかったのです」(同)
 まして陛下に至っては、これまで一切、話題にされたこともなかった。
「姪であり、現行の制度では皇位継承に無関係である宮家の内親王の私的な問題に、陛下が触れられること自体イレギュラーです。が、今回は記者会として質問せざるを得ず、陛下もお答えを避けられることはありませんでした」(同)
あたかも「皇室全体の了承事項」かのような筆致で
 そうした経緯は、昨年11月中旬に眞子さまが公表された「お気持ち」に遡(さかのぼ)る。眞子さまはこの文書の中で、ご自身と小室さんとの結婚が、
〈生きていくために必要な選択〉
 であると断言なさり、さらには、
〈天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております〉
 と、こうした想いを遂げることがあたかも“皇室全体の了承事項”であるかのような筆致で、世間に訴えかけたのである。ところが、
「会見での陛下は、その想いに応えるどころか、ご回答は実に現実的で、かつシビアなものでした」(同)
「国民の間でさまざまな意見があることは…」
 当日、質問した記者は眞子さまの「お気持ち」から“陛下の箇所”を引用しつつ、
〈秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか〉
 と問うたのだが、陛下は眞子さまの文書には触れず、あわせて記者が尋ねた、
〈このご結婚に関して国民の間でさまざまな意見があることについて、どのように捉えていらっしゃいますか〉
 との質問と合わせる形で、
〈眞子内親王の結婚については、国民の間でさまざまな意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王がご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております〉
 そう答えられたのだった。
眞子さまに苦言
 先の記者が言う。
「眞子さまが『お気持ち』の中で陛下のご様子を紹介なさった後、12月には、事態解決へいっこうに動こうとしない小室さんに痺れを切らした宮内庁の西村泰彦長官が、説明責任を果たすよう異例の苦言を呈しました。これによって、一宮家の私的トラブルが、完全に皇室全体の重要課題へと“格上げ”されたのです。ただ、それでも陛下にとっては皇籍離脱を前提とした姪の結婚であり、平成時代にご裁可をなさったのは上皇さま。今回は無難に“二人の気持ちを尊重します”“行方を静かに見守りたい”といったお答えに落ち着くのだろうと見られていました」
 ところが実際には、
「より踏み込み、むしろ突き放されたと言っても過言ではありません。眞子さまが今回のご回答に望みを託されていたのであれば、それも粉々に砕かれてしまうほどの衝撃だったと言えます」(同)
 というのも、陛下のご回答は、多くの示唆に富んでいるからである。さる宮内庁関係者が言う。
「1カ月にわたり熟慮を重ねて示されたお考えですから、陛下のお考えは揺るぎのないもので、かつ皇室全体のスタンスだと言えます。そこでは“尊重”“見守る”どころか、眞子さまに苦言を呈されている。秋篠宮殿下が昨年11月のお誕生日会見で述べられた内容をなぞる形で、国民から湧き起こる反対の声についてお認めになりつつ、ご家族間のコミュニケーションが不十分であると示されているのです。依然、ご一家で意見の一致も見られず、このままでは皇室の正式な婚姻の手順である『納采の儀』には進めない。そのように仰ったということです」
ご兄弟がスクラムを組んで“強行突破”を阻止
 皇室制度に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授も、こう言うのだ。
「ご回答の中の『秋篠宮が言ったように』という言葉にも表れていますが、陛下は今回、この問題で弟宮と歩幅を合わせ、協調していく姿勢を示されたわけです。記者が引用した眞子さまの『お気持ち』の文章には直接触れず、また秋篠宮さまのように“認める”という言葉を使われなかったのも印象的でした。やはり、眞子さまが『お気持ち』の中で陛下のお名前を出されたのは、性急すぎたのではないでしょうか」
 というのも、
「眞子さまのあの文面は“両親は認めていないが、皇室の長である陛下には報告し、見守ってくださっている。だから認めてほしい”というふうにも読めてしまう。陛下のお力を借りて無理にでもお父上を納得させようとしているようにも映りました。国民の中で賛否が分かれている問題に対して陛下が今回“そんなことは言えません”と、無難にかわされたのでしょう。総じて、ご兄弟がスクラムを組むことで“強行突破”させないようになさったのだと思います」
 現に、前出の秋篠宮家の事情を知る関係者が明かすには、
「昨年11月に『お気持ち』を公表される数週間前、眞子さまは侍従職を通じて両陛下に“このような形で出させて頂いてもよろしいでしょうか”と、文書でお伺いを立てておられます。そして最終的には、公表前に陛下は文面を把握なさっている。陛下からすれば、眞子さまの想いに異を唱える理由などなく、従ってお気持ちの公表に反対されるはずもない。だから承諾されたわけです」
 が、そもそも、
「“気持ちを尊重して静かにお見守り”とは、文書をしたためられた眞子さまの受け止め方であって、陛下のご様子を客観的に描写されたものではありません。ところがそれを眞子さまは『陛下がご結婚を応援してくださっている』と解釈なさってしまった。そこが大きなズレとなったわけです」
“小室さん”という固有名詞を使わず
 陛下は今回、ご家族に関する質問へのご回答の中で、次のように述べられていた。
〈(コロナの影響で)上皇陛下や秋篠宮と直接会う機会が減っていることは残念ですが、適宜連絡を取るようにしております〉
 先の宮内庁関係者によれば、
「陛下は、コロナ禍にあって日頃から秋篠宮殿下とは電話などで連絡を密に取られています。今回の会見に臨まれるにあたっても、事前に殿下に“このような質問が来ています”と、眞子さまと小室さんに関する質問を明かした上でお考えを尋ねておられます。皇室全体の問題とはいえ、あくまで他の家が抱えるトラブルなので、直接に殿下のお気持ちを聞くことが不可欠だとご判断されたのです」
 眞子さまのお気持ちを尊重しながらも秋篠宮さまは、正式な手順を踏んだ結婚については「断固反対」を貫かれている。これはすでに本誌(「週刊新潮」2月11日号)で報じた通りであり、
「こうした揺るぎないお気持ちを陛下は聞き取り、弟宮のお立場を尊重しつつ、あのようなご回答をなさったのです。ご回答の中で、“小室さん”という固有名詞が一切用いられなかったのも、殿下との“調整”をへて歩調を合わせられた形でした」(同)
背景に上皇后さまのご憂慮が
 さらには、上皇后さまの「ご憂慮」も少なからずあったという。
「初孫の幸せを誰よりも願いつつ、小室さんについて当初から懐疑的だったのは、他ならぬ上皇后さまです。昨年12月の長官の苦言も、こうしたご憂慮がベースにあって発せられたわけですが、となれば小室さんに対する姿勢は一枚岩でなければなりません。秋篠宮さまの会見、そして長官の苦言などと軌を一にすべく、陛下は今回、従来の姿勢をあらためて述べられたわけですが、会見に至るまでには上皇后さまとのご意思のやりとり、そして合意形成をなさっています」(同)
 あるいは眞子さまは“梯子(はしご)を外された”とお感じになったことだろうが、国民に寄り添い、ともに歩む皇室の長として、陛下は至極まっとうなご回答をなさったわけである。


自律神経のバランスを整えるための朝の習慣4つ

2021-03-13 08:30:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です

心臓に血液と酸素を送る冠動脈が詰まって発症する「心筋梗塞」の原因には、主に「動脈硬化」と「血管の機能異常(痙攣)」がある。動脈硬化は、生活習慣病や肥満、喫煙などが危険因子になるので、進行するまでに予防対策が取りやすい。しかし、血管の痙攣は危険因子を健康診断などで数値として把握することが難しいので要注意だ。

 血管は収縮・拡張を繰り返して全身に血液を送っている。

 ところが、心身の緊張が続いたり、過剰なストレスがかかったりすると、血管は突然、痙攣を起こして強く収縮する。その結果、冠動脈の血流が完全に止まって心筋梗塞になる場合がある。つまり、「あんなに元気だったのに」と、前触れもなく突然死を起こすリスクがあるのだ。

 循環器専門医である「すぎおかクリニック」(千葉県船橋市)の杉岡充爾院長が言う。

「体にはストレスによる血管へのダメージを最小限に抑える機能が備わっています。その役割を担うのが、副腎でつくられる『抗ストレスホルモン(コルチゾール)』です。ストレスを感じると副腎からコルチゾールが分泌され、ストレスをリセットするように働きます。ところが、次から次へとストレスがかかるような生活を続けていると、副腎が疲労してコルチゾールの分泌が低下し、ストレスを処理できなくなってしまうのです」

血管の痙攣を防ぐには、ストレスを減らそうとするだけでなく、自分で実践するストレス・リセット法を身に付ける必要がある。それは「自律神経を整えること」だという。自律神経は、交感神経と副交感神経で構成されている。交感神経は日中起きているときに優位になり、脳や内臓を活発に動かす働きをしている。副交感神経はリラックスしているときや寝ているときに優位になり、傷ついた体の修復を促進する働きがある。

 しかし、ストレスが多い生活をしていると、常に交感神経優位の状態が続いて副交感神経への切り替えがうまくできなくなる。いつまでも心身が休まらないのだ。この自律神経の乱れを整える方法を習慣化すれば、ストレスを受けても自律神経のバランスを保てるようになり、その都度ストレスをうまく処理できるようになるという。

「自律神経のバランスを整えるには、まず副交感神経から交感神経へと切り替わる朝の過ごし方から見直してみてください。このとき、交感神経が働かなかったり、反対に活発になり過ぎたりすると、自律神経のバランスは一日中崩れたままになります。自律神経がスムーズに切り替わるように、朝、次の4つの習慣を実践してみてください」

①余裕をもって起床

 朝、時間に余裕がなく、慌てて出勤すると交感神経が過剰に反応して、自律神経のバランスが崩れる。朝は少しでも余裕を持って、穏やかな気持ちで行動する。

②ベッドでストレッチ

 目が覚めたら跳び起きるのではなく、ベッドの中で軽くストレッチしてゆっくりと体を起こしていく。交感神経に適度な刺激を与えるためだ。

■寝起きのストレッチ

 手首・足首をグルグル動かす。膝を曲げて太ももをお腹に近づける(左右交互に)。首を左右に曲げる。肩を上げ下げする。両手を頭の上に上げて、全身の伸びをする。

③朝日を浴びる

 朝の太陽光は体内時計をリセットして体を目覚めさせる作用がある。3~5分くらい朝日を浴びると、自然に交感神経が優位に働くようになる。

④コップ1杯の水を飲む

 1杯の水を飲んで胃腸が動き出すと、交感神経も連動して活発に働くようになる。寒い時季などは、さゆでもOK。

 自律神経の乱れを予防したり、改善するには、質の高い睡眠を取ることも重要。夜更かししたり、睡眠時間が短かったりすると、交感神経から副交感神経への切り替えがうまくいかず、さらに眠れない悪循環になる。

「まずは、あらかじめ『睡眠時間』を確保してから、一日のスケジュールを立てることです。遅くても午前0時には寝るようにしましょう。22~2時は、睡眠のゴールデンタイムといわれ、最も深い睡眠が得られます」

 入浴はリラックスでき、副交感神経への切り替えに有効。その入浴を利用して自律神経を整える「温冷入浴法」という方法もある。

 まずは、湯船に漬かって体を温める。次に、洗い場に出て冷水を手足に10秒ずつかける。これを5~10回繰り返し、最後は手足に水をかけて終わりだ。生活習慣に加えてみよう。