僕薬歴史

身体にはもう残っていないかもしれない薬達。でも記憶からは消える事がないと思う。そんな僕の今まで服薬してきた精神薬のお話

ポリフル・コロネル

2013-12-07 | 薬のはなし
今日の夕飯はカレー

明日の朝も…明後日もカレーはうどんとコラボしたりして食卓に出続けるのです…。

まあカレー好きだからいいけどね★



さあ、今日も張り切っていってみましょう!

今日のお薬はこちら!

ポリフル(ポリカルボフィルカルシウム)です

ジェネリックにコロネルというものがあります

僕はポリフルもコロネルも服薬経験があります

腸内で水分を吸収・保持し、便の固さをほどよくたもちます。下痢や便秘を繰り返す過敏性腸症候群に適応します。(byおくすり110番様)

あれ?これ精神薬じゃなくない?あれ?この人間違えてる?と思いのそこのアナタ!

今回は番外編なんです

いやね、でも全く精神薬と無関係な訳じゃないのですよ
精神薬飲んでると大抵もれなく便秘がついてくるんですよね
副作用の口渇で多飲になって下痢が…という人もたまに見ますが

僕も一日片手で計算出来る位の服薬の頃はなんら問題なかったのですが
両手で足りない位、頓服とかを頻繁に使用する様になってきてからは便秘に悩まされたんです

それを当時の主治医に訴えると出てきたのは

つ下剤

えーーーーーーーー

なんか嫌だな…。液体ってのもなんか嫌だな…。

と、その場で拒否しました

でも便秘って辛いのね

耐え切れず仕方ないのか…と下剤を水で割って飲んでみる事に

だけど効かないんだなあ

それを看護師さんに相談すると

『量を増やしてみよう★』

そんな!!!

ただでさえ抵抗MAXなのにもう嫌です!!

と、途方に暮れたんです

もうさ…出ないなら食わなきゃいんじゃね?とか思い始めていた(笑)

で、そこで思い出したのがポリフルの存在

実は元々過敏性腸症候群気味な所があり一度消化器の方で処方されていた事があり
あれ飲めばもしかしたらいけるのではなかろうか?と、いうのがあったんですね

そこで主治医にお願いしてみたらあっさりOKが出た

500gを一日三回食後服用でスタートしました

結果は大成功★
見事便秘からの脱却おめでとう自分(笑)

ちなみに現在は細粒83.3%を一日一回服薬しています
下剤が嫌でたまらない人は試してみるといいかもしれません

余談ですがこの薬、腸内容物を膨潤・ゲル化し、便の水分バランスを調整(byおくすり110番様)と書いてある通りに水を含むと膨らみます

一度、一回分を飲み忘れをしてしまった日がありまして実験でお皿に水をはってそこに
薬を投下してみたんですが思いのほか膨らんで面白かったですね

はい、蛇足ですね★
メンタルヘルス ブログランキングへ
精神科・心療内科 ブログランキングへ
くすり・薬学 ブログランキングへ

サインバルタ

2013-12-06 | 薬のはなし
…喫煙所でタバコを吸っていたら『君、未成年じゃないの?』と言われた22歳です
コンビニなんかでも『身分証明は?』なんて言われる惨事が頻発します

さてそんな事はどうでもいいですね★
さっき書いてた文章を間違えて消してもう一回書き直している現実なんて見たくないよね★

はい!気を取り直して今日のお薬はこちら!

サインバルタ(デュロキセチン塩酸塩)です!

憂うつな気分をやわらげ、意欲を高めるお薬です。うつ病やうつ状態の治療に用います。また、糖尿病にともなう神経痛にも有効です。(byお薬110番様)

こちらカプセルタイプでして20mgと30mgが存在します

SNRIになるんですねえ

個人的にSSRIよりSNRIのこちらの方が体質的に合っている気がしましたね

この薬を服薬開始する時に薬剤師の方からこんなお話がありました

この薬は飲み始めがとても辛いです。別に脅している訳ではありません。
特に吐き気が強く出ます。ですがこの症状は数日経てば軽快します。
ですが無理をしないでください。副作用止めを処方してもらいますので

いやいや脅しですよ(笑)

この患者はとてもチキンなんですよ…。

でもなんでそこまでしてこの薬でなければいけないのかってのに
うつ状態をどうこうって話プラスこの薬って糖尿病の疼痛に効くって所に当時の主治医が
目をつけたんですよね

別に糖尿病な訳ではなかったのですが当時謎の疼痛に悩んでいたんですね
検査値とかで何か異常がある訳でもない
いわゆる不定愁訴ってやつにあたるのかな

まあ結果として見事に効きました
痛みで泣いてた日々からの脱却になったのはこの薬なんだよなあ

最大で60mg飲んでいたのかな?入院時の処方になるのでミリ数の確認が出来ないのが残念

だけどこれある程度症状が落ち着いてから減薬していくのですが
抗うつ剤は減らすのが大変だと思います

症状の再燃なのか離脱症状なのか僕の場合よ分からなかったのが正直な所
ぶっちゃけるとサインバルタに関しては一回目の減薬は見事に失敗しました
60mg→30mgまでは順調だったんですが30mg→20mgがキツかったですね

いやいや10mgだけの違いでしょ?と思うかもしれませんがこれが大きかったんですよ

主治医に『お願いだからサインバルタ20mgから30mgにしてください』と泣きつきましたね

で一旦サインバルタは30mgでストップしました

でもなんか悔しくかったなあ
そこである程度落ち着いてから主治医の薦めもあり再度サインバルタ減薬にトライ!
30mgから20mgになりました

なので現在も20mgは服薬しています

本当はもう0にしたいと思っています
でも今更減らす事に焦っても仕方ない

5年後には0ならいい位に最近は思えてきました

あ、離脱症状のなんともいえない苦しさは又今度だらだらと書いていこうと思います

ちなみにこの薬服薬方法としては朝食前に服用になっていますが
服薬当初はきちんと守ってはいましたがやはり長期化すると怠ってしまう…。

でもそのルール破って服用していた身としては朝食前でも朝食後でもなんら変わりない様な?
そんな気がしましたがきっと馬鹿には分からない薬のメカニズムがあるんでしょうな
メンタルヘルス ブログランキングへ
精神科・心療内科 ブログランキングへ
くすり・薬学 ブログランキングへ

pzc ヒベルナ

2013-12-05 | 薬のはなし
結局僕は文字の自分自身ではどうすることも出来なくなり入院することとなる


でもね、ゆっくり休める訳ではありませんでした(笑)

まあジアゼパムちゃんはそんなに簡単に辞めれなかったんですなあ

その話は僕の中でまだきちんと整理されていなかったりするのでまた今度
『ジアゼパムpart2』みたいなタイトルでぼやきます

さて今回のお薬は頓服使用で使ったこちら

PZC・ピーゼットシー(マレイン酸ペルフェナジン錠)です


心の不調や不具合を調整するお薬です。神経の高ぶりや不安感をしずめ、気持ちをおだやかにします。心の病気のほか、いろいろな治療目的で使われます(byおくすり110番様)

ちなみ僕が使用したのは2mgです

他にも4mgと8mgがあるみたいですねぇ

この薬表面が甘くコーティングされている糖衣錠というものであります
コントミン錠なんかもそうですよね

なのでとても飲みやすく水なしでもいけちゃう(よいこはきちんと水で飲みましょう)

副作用は僕の場合アカシジアが強く出ました

なのでヒベルナ5mgを副作用止めで使ってましたね

アカシジアって本当に地獄なんですよね…。

じっとしていられないけど動いた所で身体の中から湧き上がる疼きの様なものはなくならない
だけど動かずにはいられない…。

公共の場にいる事は苦痛でしかない

もし身近にアカシジアで悩んでいる人がいたら優しくしてあげてください
僕の場合は温かいタオルと冷たいタオルを交互に脚とか手にあてると少し楽になりました

そういえばpzcってパロキセチン(パキシル)との飲み合わせあまり良くないんですね
知らなかったな…。確かこの二つは同時並行で服薬していたな

服薬してきた薬を振り返る事で知らなかった真実が沢山ある事に気付く今日この頃…。

メンタルヘルス ブログランキングへ
精神科・心療内科 ブログランキングへ

くすり・薬学 ブログランキングへ

ジアゼパム

2013-11-22 | 薬のはなし
僕の精神薬の歴史上最大の影響があった薬

そいつは『ジアゼパム』

僕が使った錠剤は『アメル5mg』

セルシンと一緒ですね

僕はこれの錠剤は絶対頓服で使ったら駄目だと思っていた
何故かというと今まで僕が頓服に依存している傾向があったから

そんな事が分かりきっているのにこの強めの薬は駄目だと今まで他の医者にも
何度か提示されていたけど拒否していた

だけどこの薬を結局は使ってしまった

理由は当時の仕事を辞めたくなかった為

使い始めはよかった

やばい程に身体が動くんですもん(笑)

でもね…そんな都合のいい使い方なんて出来なかったよ

最初はね、医者も様子見で5mgを頓服一回一錠使用
という形で5回分位処方だったんです

だけどもう頭がおかしくなっちゃってた僕は

この薬さえ飲んでれば僕は仕事出来る!

なんて思っちゃったんだよね

そっから取った僕の行動は当時通っていたクリニックに言ってしまった

仕事が忙しいので薬を取りにくる時間がないので多目の処方して下さい

そして大量に手に入れてしまった…

そして増える麻薬常習者の様な頓服使用…

一回5mgどころの話ではなくなり馬鹿なことに量を増やせばいいと
勘違いし日に日に量は増えていく

手が震えたら一錠、パニックになりそうになったら一錠、
そうやってどんどん増えていった

気がついた時には職場で過呼吸で倒れていた
早退させてもらい帰路でふと交差点で思った

もしかして僕やばいんじゃ…(遅

でもその時はもう常にズボンのポケットに薬がむき出しで入れてあり
自力では戻れなくなっていた

その後僕は退職する事となる

でも仕事を辞めたからといって薬が減りはしなく僕はついに昏睡状態で救急車に
乗る羽目になる

かろうじてある意識の中で救急の医者が家族に言っていた

もしかして何かの薬を大量に飲んでませんでしたか?
このままだと死んでしまいますよ?
入院した方がいいですよ、と

え?僕死ぬの?と思った後僕は眠った

ここからが本当の地獄だった


メンタルヘルス ブログランキングへ

精神科・心療内科 ブログランキングへ

自傷のはなし

2013-11-16 | 日記
頓服が変更になっても僕の状態は悪化の方向に向いたままで

毎日自傷が絶えず自殺未遂を数回重ね拒食になり体重は38キロまで落ちた

眠れないし不安は消えない

楽しい事なんか何もなくて死にたい気持ちが消えなかった

自傷してどうするんだか…とは思うけれども
その頃の僕には離人感という自分の身体が自分ではない様な感覚にとらわれていて
痛覚という刺激を求めていた

生きているという感覚が自分に刃を向ける数秒でもいいから欲しかった
今も傷跡が残っていて周囲からは引かれてしまったりするけど
あの時僕がこの方法をとらなかったら多分本当に死んでしまっていたと思う

だからといって自傷がいいわけない
僕が見つけられなかっただけで他の方法はあるはずだと思う

僕も最初は少し切るだけならいいなんて思って初めてしまった

でもこれって回数増えるごとに段々エスカレートしていく

絆創膏貼っていれば大丈夫レベルから気がつけば整形外科に通院しないといけない
ものにまでなってしまう

そして何より親は悲しむし自分をもっと追い詰めてしまう

だからやっちゃいけない

なんて僕が言える立場にはないんだけどね

人それぞれ色んな事情があるだろうけどこんなものに希望を見出すのはよくないよ