桜谷慎一の STRATEGIC REVIEW

デザイン、アート、テクノロジー、インフォメーション。『情報を構造化する』仕事の源泉

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ブログとアフィリエイトの合体は、自家中毒に陥るのか?

2007年10月18日 | diagnoses
10月10日の同じ日にあったふたつのニュースがどうも気になってしょうがない。

ニフティ、オンライン版ブログ評判分析サービス「BuzzSeeQer」--法人向けに提供

「プレスブログ」のエニグモ、第三者割当増資を実施

「プレスブログ」についてはこういう記事も過去にありました。

So-net blogでプレスリリースを紹介すると原稿料がもらえる!

ブログが個人の趣味嗜好、興味のリアルタイムな反映であり、投稿として書かれた企業や商品の評判を測定してトレンドを見出すというニフティのサービス。似たようなサービスを展開しているところがもちろん他にもあります。

一方、ブロガーに対し投稿ネタとしてプレスリリースを流し、企業や商品の宣伝をしてもらうというエニグモのサービス。

これって捻れた情報構造を生み出し、正しい評判を測定するのがもはや不可能であることを示しているように思えてならない。
こういう状況下で分析評価された評判は、結局お金をかけて宣伝ができる企業が発信した情報が増幅されていき、ブログというとてもパーソナルなメディアが、実は集合体としてマスメディアと変わらない機能をもつという皮肉な事態を引き起こしてしまう。

こうなってくると、評判がいいと言われる情報をいち早くキャッチしてそれを紹介する人が多くのアクセスを獲得するということになり、メジャーなものに飛びつく傾向が強くなるのではないだろうか。
そうやって情報のウェイトが偏っていってしまうと、ロングテールそのものも消えていってしまう危険性を感じます。

ネット民主主義を主張するわけではないが、ネットでつながる「通縁」によってマイノリティという概念が無くなったはずなのに、より強固なマスやメジャーが出来上がっていく。

それが、分散ネットワークにおいて情報の自己組織化と言えるのか、はたまた単なる自家中毒なのか。。。
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