桜ヶ丘・水辺のある森再生プロジェクト

第8回早春の観察会

早いもので第8回!今年も会員のみで早春の観察会を開催しました。講師は昨年に引き続き國師 裕紀子(くにし ゆきこ)氏です。


リラックスモードで自己紹介


焼き芋チームもはりきります


今日は3つの水瓶池でかいぼりしながらイキモノ達を探します、こちらは上流から2番目の水瓶池


一番日当たりが良い、田んぼに引かれる直前の3番目の水瓶池


見つけたらバットに入れて観察してみよう


目が慣れてくると見分けられるようになります


オオシオカラトンボ(トンボ科)


そろそろ終齢で背条の棘もはっきり見えます(シオカラトンボにはこの棘がないです)


昨年はヤゴは確認できなかったショウジョウトンボ(トンボ科)、藻に産卵するので藻の中に良くみつかります


オニヤンマ(オニヤンマ科)の小さい幼虫も見つかりました、ヤゴの期間が4年ほどと言われていますが、このサイズは1年目と思われます


ミズムシ(ミズムシ科)は無数に見つかります、少し汚れた水の指標ですが、堆積物があるような水域にみられます


ヤマトクロスジヘビトンボ(ヘビトンボ科)は清流域の指標。脚が沢山あるように見えますが、前の方の3対のみが脚で他の毛状のものは鰓です


サワガニ(サワガニ科)も子供サイズで見つかりました


ガガンボ(ガガンボ科)の仲間2匹、ヒルの仲間2匹、オオシオカラトンボのヤゴ1匹が写っています。。


イトミミズも沢山見つかりましたが、土に潜り込む性質なので団子状に集まっているとのことです


カワニナ(カワニナ科)は川の巻貝という意味だそう。。海にはウミニナもいます!


イキモノのために冬期湛水(とうきたんすい)している水田で皆が見ているものは。。


アズマヒキガエル(ヒキガエル科)の卵塊!。。と思いきや親ガエルもいます!


見つかっちゃった!@@


アズマヒキガエルの卵塊はチューブ状で数千個の卵が入っています


勇敢にも捕まえてくれました!姿に似合わずクックックと可愛らしく鳴きます(耳腺から毒を出すので手を良く洗いましょう)


その後も続々と見つかり捕えられるカエル達。。産卵シーズンなので皆水辺に集まってきています


楽しい講評タイム!


見つかったイキモノを記録してみよう!


植物に袋を被せて植物から拡散される水蒸気を観察する蒸散のお勉強も


小学生は学校で習うそうです


携帯顕微鏡で葉の裏の気孔を見てみよう!ムラサキゴテン(ツユクサ科、園芸種)の葉裏が気孔が見えやすくお勧めとのことで先生が持参してくださいました


賑やかな焼き芋タイム!


お約束の薪作りや


鉈も少しだけ体験!


お土産は隣の緑地からの原木シイタケです


午後は林内のトキワツユクサ(ツユクサ科)除草の継続等を実施しました


ウメ(バラ科)


フキ(キク科、雌雄異株)ふきのとうです


ノシラン(キジカクシ科)の瑠璃色の果実


ニリンソウ(キンポウゲ科)の芽吹きは紫がかっています


春の気配を感じながら、沢山のイキモノ達を観察することが出来ました。皆様大変お疲れ様でした!國師先生、助手のご子息にも楽しく勉強になるご指導をいただきありがとうございました。水辺の環境を守ることの大切さを実感し、より豊かな環境を保てるように手入れをしてゆきましょう!

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