本の居酒屋 ・「甲州の川柳日記」

甲州は私の雅号です。徒然に思い浮かんだ川柳とお薦めの本。
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「潮騒」(三島由紀夫著、新潮文庫第31版)~ 白ワインを飲みながら

2016-10-23 17:14:07 | 読書
 だれもが読んだことのある作品かとは思いますが、今回はある趣向を凝らしてみました。昭和41年の版ですが、まったくの旧仮名遣いです。読むのに一苦労しますが、趣がなんだか違うのです。茶色に変色したページを白ワインを飲みながら読み進めていきます。


 作者のギリシャ彫刻美のような文体に酔いが回ってきたのか、作品の舞台の伊勢の海もなんだか日差しがエーゲ海のように錯覚してしまいます。青年と海女の娘の清らかな恋もすがすがしく、白ワインが進みます。

 結局、ハッピーエンドのあと味の良さがとてもいい作品ですね。この気持ちお良さの秘訣がこの本の「旧仮名遣い」の魔力と白ワインの切れのよさなんでしょう。作中のギリシャ彫刻美がよく醸し出してきます。

 
 (今日の一句)

  噛み締める  ぶどうと葡萄  違うのを

 
 
 お酒を飲みながら詩集を読むのもいいかもですよね。旧仮名遣いの魔力をとくとご堪能下さい。ではでは。
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