桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

落ち葉堆肥を仕込む

2013-11-06 20:42:06 | 庭・植物の事
落ち葉に有機物を加えて微生物の活動を促し、分解・発酵させて作る堆肥を「落ち葉堆肥」と言います。
土壌環境を、植物が生育し易いようなフカフカで栄養バランスのとれた状態に出来る堆肥です。

我が家の周りには、針葉樹(カラマツ)が多く落葉します。
針葉樹の葉はフェノールという微生物生育阻害物質を含むので、我が家の土は元々微生物が少なく、
土が比較的肥沃に成りにくい環境にあります。
この状態をカバーし、より自然に近い形でゆっくりと土に微生物を増やして肥沃にしていく方法として
落ち葉堆肥を利用した土づくりをやってみようと思います。


落ち葉堆肥を作りにはまず、拾った落ち葉を濡らして


踏んで、大体15~20cm位に堆積します。


ここで米ぬかと発酵促進剤を加えます。
発酵促進剤は「コーラン」というのが有名ですが、私は持っていなかったので牛フン堆肥を代用しました。

本当は生のフンの方が有効ですが、臭いの問題もあるのでゆっくり長く効きそうな牛フン堆肥を使います。

これらは土壌を肥沃にする微生物のエサになります。



落ち葉をかぶせてサンドイッチ状にし、濡らす→踏む→米ぬか・牛フン堆肥の作業を繰り返します。


ついでに落ち葉にはあまり含まれない栄養素「カリ」を足します。
これは家で使っている薪ストーブの灰を利用します。効き目があるかはわかりませんが…


最後に過剰に濡れないように上にシートを被せて仕込みは終了。
この三週間~1か月後に「切り返し(かき混ぜて空気をおくること)」をします。

良い堆肥づくりは、ウマい酒やウマい味噌を仕込むのと似ているのだと思います。