チェリーさんの保育日誌

病院内の保育園で働いている保育士チェリーさんのつぶやき保育日誌です。
ご意見・ご感想もお待ちしてます!

保険証に臓器提供意思表示欄

2009-09-02 07:57:52 | weblog
このたび、主人の会社で 保険証の改訂があり、

新しい 保険証が 発行されました。

主人と 扶養家族の 娘たち それぞれに この保険証が届きました。



この保険証には 臓器提供の 意思表示ができる欄があり、

本人の意思を記入しておくことができます。



そこで、家族で 少し 臓器提供について 話し合いました。


脳死 という状態になったとき、 自分の臓器が 誰かの助けになるのなら、

臓器提供するか、しないか。

本人の意思も もちろん 必要ですが、

それを決断するのは 残された 家族。


実は、4年前 主人の父が くも膜下出血で倒れ、

その日のうちに なくなりました。

その時、見せていただいた 脳のレントゲン写真。

出血のため ほとんど 真っ黒で、 脳死状態でした。

前日まで 元気に働いていた義父が いきなり こんな姿になってしまい、

家族みんな 信じられませんでした。

結局 手のほどこしようがなく、そのまま 亡くなりました。


その経験から 主人は、脳死では 2度と生き返ることはないんだから

臓器提供できるなら、してもいい。 という考えになっているようです。

ただし、それを決めるのは 自分ではないため、結局は 家族で 決めるしかない。

えー、そんな。。。 

結局は 私が決めるの?

いやいや、結婚する時に私より先に死なない 約束を したでしょう。

なんて 今 そんな 話を している場合ではないか。


その状態になってみないと わかりませんが、 心臓が動いていて

体のぬくもりがある状態で 決断できるのか?

それこそ 葛藤ですよね。


逆に 家族や 自分が 移植をしないと助からない という病気になったとき、

ドナーが見つかってほしい と思う気持ちも よくわかるし・・・


結局 結論がでないまま、今のところ 空欄になっています。

折にふれて 話し合ったり、いざというときの 心の準備が 必要なんだな…

と思います。


私の 保険証は まだ このタイプでは ないんだけど、

私自身も どうしようかな? と考えさせられる 問題でした。


時間をかけて 考えていきたいと思います。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やんじ)
2009-09-02 09:23:16
私は、ドナーカードを持っています。
脳死での臓器提供は、OKにしています。

家族が決める前に、本人の意思がどうかが重要ですね。
そのときになって、本人の意思を尊重するか、残された家族の思いを尊重するか。

脳死と心停止のどちらが人の死かという問題は、医療技術の発達によって生まれたものだと思っています。
これから医療技術がもっと発達すると、脳が半分死んでも、生きていられるかもしれませんよね。

だけど、現時点では脳死で生き返ることがないのなら、自分の体の一部で、幸せに生活できる人が存在するなら、それは良いことだって思っています。

立派なことを書いてはいますが、とても痛そうな脊髄移植は、なかなか決断できないのです。

死んだ後に燃やされるだけなら、使えるものは使って欲しいと思う程度なんでしょう。
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難しいよね (⑦パパ)
2009-09-02 12:03:30
パパは差し上げるつもりなのですが「使えん」って言われたりして><;
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Unknown (h-amuse)
2009-09-02 18:36:16
私もドナーカードを持ち歩いてます
(役に立てる臓器があるかどうかは別として…)
主人とは考え方に違いがあるので
いざというときにどういう判断をするのか
見当がつきません
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Unknown (きぬさん)
2009-09-02 20:16:58
私も使ってもらったらと思いますが、家族が私より先の場合は可愛そうな気になります。

しんだ人は生き返らず。生きているうちは人の役に立つ事が存在理由だと思っているので、その考えからすれば、提供者になる事が望ましいと私は考えています。

でもなんか難しいね!
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うちの場合 (yuki☆)
2009-09-02 20:47:18
うちは結婚した時にお互いがドナーカードを
持ちお互いが脳死した時は使えるところは
使ってもらおうと話し合いドナーカードに
サインしてますよ。
でも子供達とは話をしていないので
成人した時に改めて話をしないといけないなと
ふと思いました。
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Unknown (JUN)
2009-09-02 21:21:00
私自身は、臓器提供できるならしたいと思います。

が、もし家族や特に自分の子供が脳死と判断された場合、
人工呼吸器をはずす勇気があるか。
誰かに臓器提供する覚悟があるか。
非常に難しい問題ですよね…。
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やんじさんへ (チェリー)
2009-09-03 01:04:44
コメントありがとうございます。
頭の中で考えることと、現実のはざまできっと揺れ動く難しい問題だな… と思います。

顔見知りの子どもさんが白血病で、骨髄バンクへの登録を訴える活動をされていました。
わが子だったら… そう思ってみても、リスクの高さと自分自身の生活が精いっぱいで、なかなか行動に移せない自分がいます。

実際にドナーカードを持って 意思表示をされている方を尊敬します。
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⑦パパさんへ (チェリー)
2009-09-03 01:05:55
ホントに、難しい問題です。
使っていただけるように、お互い脂肪を貯えないようにしないといけませんね。
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h-amuseさんへ (チェリー)
2009-09-03 01:07:30
実際にカードを持たれていらっしゃるんですね。素晴らしいです。
確かに夫婦間でも価値観は違います。
個人の意志を尊重したいと考えつつも、やっぱりその場になってみないとわかりません。
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きぬさんへ (チェリー)
2009-09-03 01:09:15
よいことはわかっている、けれども割り切れない問題。
だからこそ 人間は悩むのでしょうね。
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