君とともに生き、君とともに逝くのならば、僕は君の為に生きよう。

真城灯火の小説ブログです。
二次小説とオリジナル小説の置き場となっています。
同人に傾いているので入室注意★

☆ご案内☆

☆入室ありがとうございます☆ PN:真城灯火です。 『小説家になろう』で書いています。「なろう」で書いている小説も転載させていますが、ここはアニメ「地球へ…」の二次小説置き場です。本編の『君がいる幸せ』は終了しています。今は続編の『限りある永遠』を連載中です☆まずは、カテゴリーの「はじめに」と「目次」「年表」で(設定やR指定について等…)ご確認の上、お進み下さい。 ブログタイトルですが、これの「君」は自分自身、心の事で、「僕」は自分の身体の事です。 自分の心がそうであるなら、自分はそれに従う覚悟を意味しています。 だから、ジョミーや誰かが一方的に誰かに…って意味ではありません。(小説停滞中) 2021年に、他にあるブログを統合させたので、日常の駄文とゲームの話が混ざった状態になっています。

※「地球へ…」解説と二次設定について

2011-06-04 17:26:03 | 『君がいる幸せ』(本編)一章「黄昏の海」

 アニメ「地球へ…」(以後アニテラ)の小説です
 二次小説設定はアニメの最終話後、ジョミーとキースが共に生きていたら…となっています。
 ※転生した彼等ではありません※

 主な登場人物(アニテラより)
 ☆ミュウ ★人類

☆ジョミー・マーキス・シン
 特殊能力を持つ為に迫害されてきたM(ミュウ)の長
 14歳の成人検査で記憶を無くす前にソルジャー・ブルーに助け出された人類の少年
 人としての記憶とミュウの能力を持つ
 辛く長い戦いの末ミュウと人類の対話まで導く
★キース・アニアン
 コンピューター(グランドマザー)に支配された人類の代表
 マザーによって作られた実験体
 ミュウを敵として育ってきたがその事に疑問を持ちながらも戦い続けていた
 ミュウとの対話を前にして自分の心に従った行動をする
★セキ・レイ・シロエ
 幼い頃、ミュウである事をジョミーが見つけ連れ出そうとしたが失敗
 その後(成人検査後)教育ステーションでキースと出会い惹かれあいながらも反発する
 マザーの命令でキースに撃墜される
☆ソルジャー・ブルー
 長い間ミュウを率いてきた長(ソルジャー)
 自分の後を継いでくれるジョミーを救出するが眠りについてしまう
 数年後、惑星ナスカでの戦いで破壊兵器メギドを止める為に目覚めメギドと共に散る

☆トォニィ
 ミュウのカリナとユウイの子供
 ナスカで生まれたソルジャークラスの能力を持つ子供達のリーダー
 ナスカの危機を察知し自力で成長しブルーやジョミーを助ける
 その能力の高さからミュウにも恐れられる
 自分が生まれた意味をジョミーが望んだからと位置付けている
 ジョミーをグランパと呼び慕っている
☆フィシス
 ブルーが助け出し愛した実験体の盲目の女性
 予知能力が高くその優雅な物腰からミュウ達から女神と見られている 
 実際の能力はブルーが与えたものでナスカでその力を解かれる 
 彼女のDNA情報で同じ実験体のキースは作られた
☆リオ
 ブルーの命によりジョミー救出時に活躍
 口がきけないのでテレパシーのみで会話している
 ジョミーの良き理解者 大戦時ジョミー救出の為に地上に降りたが人間を庇って死亡
☆長老たち
 ブルーと共に辛く長い歴史を生きてきた古参
(老師ゼル・エラ女史・ブラウ・教授・ハーレイ)
 地球のイグドラシル地下グランドマザーの元から戻らないジョミーを助けに地下に行くがカナリアの子供達と遭遇 
 カナリアとフィシスを地上へ送り力尽きる
☆シド・ヨハン
 ハーレイの部下シャングリラの優秀なパイロット

★サム・ヒューストン
 14歳の成人検査前までのジョミーの親友
 その後、教育ステーションでキース友人となった
 卒業後調査船パイロットとして働いていたがその過去をマザーに利用されてジョミー暗殺の暗示をかけられる
 暗殺は失敗、精神が崩壊し長い入院生活の末、病死
★スウェナ・ダールトン
 ジョミー、サムと友人で教育ステーションで出会ったキースに淡い恋をする 
 卒業後はメンバーズにならず結婚をした 
 出産(卵子提供)離婚後ジャーナリストの道へ進む
 (漫画「青い光芒のキース」設定)ではキースと順位を争う程の才女 
 彼女に恋心を抱く同級生のモリスとキースと三人は訓練中に事故で危険な目にあうが、ミュウだったモリスが二人を助ける為に力を使い死んでゆく(←この事を二人は忘れさせられている)
★セルジュ
 キースの教官時の教え子 
 メンバーズエリートとなった今はキースの部下 
 ナスカ以後ミュウとの戦いが激化する中、パイロットとしての手腕を発揮する
★ジョナ・マツカ
 キース直属の部下 
 ミュウである事を知らないまま暮らしていたがキースに暴かれる 
 キースが自分を殺さなかった事に疑問を抱いたまま長くキースに仕える 
 戦いの中、キースを暗殺しに来たトォニィと対峙
 ミュウの能力で戦いキースを守って死ぬ

 
 小説の舞台設定

 人類は成人検査は廃止されたものの血族による家族を作るのはいまだ少なく、バンクからの供給はまだ続いている。
 人類はマザーの庇護から出されてしまった赤子のような状態で、キースやメンバーズエリートが中心となって安定させようとしているが、あちこちで紛争が起きていた。
 ミュウは一時、世界の実権を握ることとなったが、ジョミーがそれを拒否。
 人類に介入せずに見守ると決め、ソルジャーはトォニィと交代した。
 母船シャングリラはミュウの生活拠点となりジョミーのいる木星軌道上の衛星都市メティスに停泊したままとなっている。
 三隻の戦艦は各地へと散らばっているが彼等を繋ぐ絆は戦争後強まっていた。
 戦後一年以上も過ぎてもなかなか受け入れる状態にならない人類。安定した暮らしをする為に、ミュウ達は一つの惑星への移住を決めた。
 少数だが人類と共に暮らす事を望む者は共生モデル地区や共生都市へと移り住んでいる。

 キースは主席を辞していて、ソルジャーを辞めたジョミーは人類側で生きるのを望み、キースと同じ所で暮らしている。
 キースを暗殺者から守るのがジョミーが一緒にいる目的になっていた。


 上に書いた解説をちゃんと書くとだらだらと長--い話になってしまうので端折りました^^;
 この小説の中心はジョミーとキースの関係のみです。
 次は「黄昏の海1」になりますが、最初は一旦過去に戻りアニメの最終話からで二人がどうやって助かったか。です。「黄昏の海6」(脱出後)までが3年前「黄昏の海7」からが、序章「はじまり」の続きです。

 ※BLについて※
 BLは、主人公の二人が死んで終わってしまったのが悲しくて、二人を「生きていた」として未来の話にしたので、この2人をくっつけちゃおう。と、そんな感じでBLよりBF?な感じで書き始めました。
「人類とミュウの垣根を越えるついでに性別も超えてしまったよ。この2人は」って感じで書いています。
 でも、どっちかというとジョミーの方が同性である事を気にしているかな…。
 だから、R指定もどうなんだろうなぁ。って感じです。でも15歳には読ませたくないような…。
 問題はHよりも、暴力シーンかも…。「隠部屋」を作りました。
 しかし…
 アニテラ放送から4年たった今になって、新作小説を書こうなんて、しかも、ブルジョミ派なのに、まさかのキースジョミ;…自分でもありえないなぁ。と思うのですが……。
 ブルジョミは素敵なマンガや小説がいっぱい出てるのでそれで満足
 私は、ブルジョミ、好き過ぎて自分では書けません


 ラストに、アニメや原作者さまの許可を頂いている小説ではありません。
 関係者方への連絡などはしないでくださいね;




「君がいる幸せ」・序章「はじまり」

2011-06-04 00:23:04 | 『君がいる幸せ』(本編)一章「黄昏の海」
☆アニメ「地球へ…」の二次小説です。

  「君がいる幸せ」

  序章「はじまり」 (現在・Bilrost)

 綺麗に磨かれた廊下をコツコツと靴音響かせて足早にジョミーが歩いてくる。
 少し雰囲気が違って見えるのは、彼がミュウのソルジャー服を着ていないからだけではないようだ。
 そう、ここは彼の船シャングリラでも地球でもない。
 二つフロアを降りた先に目的の部屋があった。
 ドアの前に着くと慣れた手つきでパスワードを打ち部屋に入る。
 広いリビングを抜けて、ジョミーは右にあるキッチンに向かう、途中で壁のパネルに触れ部屋のブラインドを順に開けてゆく。
 BGMにクラシックをかけてから部屋の中心にあるモニターに表示させてそれを眺めながらキッチンでコーヒーを煎れた。
 それがここ最近の日課となっていた。
 煎れたてのコーヒーを2つ持ちリビングの奥のベッドルームへと向かう。ベッドサイドに一つ置いてこの部屋の主に「今日も忙しいみたいだね」と声をかけた。
「人は簡単に変われないからな」
 とちょっと冷めた答えが返ってくるのもいつもと同じだった。
 ジョミーがまたモニターを見ている間に服を着たキースがコーヒーを手にリビングへとやってくる。
「お前は今日もシャングリラか?」
「うん。人類がミュウも同じなんだと思うには、まだ時間がかかる。寿命の分、ミュウに待ってもらうしか方法がないから」
 生き残ったミュウ達はテラフォーミングされた惑星へと移住する事が決定してから半年になるが、人類と最初から共存を望む者や力で人類を従えてしまおうと言う者等、いろいろ意見が出ていた。
 だが、今はシャングリラは移住の調整を急ピッチで進めていた。
「彼等はソルジャー・トォニィに従う。そして人類は必ず目覚める。それを待つだけだから…。今度は先の見えない旅じゃない」
 ジョミーはモニターに映るシャングリラを見ながらつぶやいた。
「お前は一緒に行かないのか?」
「それは前にも話したけど、キースが元首を辞めたのと同じだよ」
 と少し考えてからのキースの問いに、ジョミーは間髪を入れずに答えた。

 あの地球での戦いからまだ日がたっていない頃にキースは国家主席を辞めた。
 大怪我をしたという事もあったが、彼以外に誰が人類を導けると皆が言う中、辞した。
 キースは人をミュウを信じたから自分が居たらマザーと同じ事になってしまうのを避ける為に表舞台から降りたのだった。
 それと同じ頃、ジョミーもソルジャーを辞めた。
 辞めただけでなくミュウ達とも暮らさなくなってしまった。
 今はキースと同じここビルレストで暮らしている。




  黄昏の海1 へ続く