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Daniele Sollo ダニエレ・ソッロ~ 構築美の繊細ベース・プレイヤー ミニ・アルバム

2014-03-16 | プログレッシブ・ロック

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Daniele Sollo ダニエレ・ソッロ~ 構築美の繊細ベース ミニ・アルバム

ダニエレ・ソッロ

ナポリ出身のベース・プレイヤー、コンポーザー。

ベースを習い始め、ジャコ・パストリアス、クリス・スクワイア、ジョン・パティトゥッチ、ビル・ディッケンズなどに触発され、バンドを始めました。日本人ベース・プレイヤーからも多大な影響を受けているとのことで、プリズムは最高!桜井哲夫は大尊敬、ゼノン石川も大好き、渡辺健からは演奏上の影響を受けているとのことです。

ダニエレのベース奏法の特徴は、5弦ベースでの両手タッピング。これはピアノを演奏することが役にたっています。

6弦ベースはフレットレスで、柔らかな音を聞かせています。

バンドではジャズ、ラテン、フュージョン、プログレ・メタルなど多岐な分野をカバーしています。最後のバンド、Vision Airはかなりプログレ・メタル寄りでした。

「もっと心を伝えたい。」

の思いから、ソロ活動を開始しました。2013年にはミニ・アルバム(3曲入り)「11-1X-1683」を発表しました。現在、本編となる制作を続けています。

ダニエレはフィニステッレ、ラ・コシェンツァ・ディ・ゼーノのKeyのルカ・スケラーニとも音楽面で意気投合し、ピンク・フロイドのトリビュート・アルバムを制作しています。(こちらはまだ発売予定がありません。)

ルカ「ダニエレとは実際には会ったことはないんだ。今はネットでなんでもできるからね。彼のフレットレスのソフトさは素晴らしいよ!

Track 1 11-IX-1683

https://soundcloud.com/daniele-sollo/11-ix-1683

1683年9月11日のオスマン・トルコ軍のウィーン包囲をテーマにした曲です。兵士が手紙に思いを託す歌詞です。音的にはかなりドリーム・シアターに近く、ハイトーンのVoがプログレ・メタルの色を強めています。Gもディストーションが強くかけられ、近年のプログレ・メタルそのものです。Drは比較的メタル色が少ないのがおもしろくもあります。おまけに、ダニエレの弾くベースは粒の細かいタッピングを多用し、リズム・セクションだけが非メタルという奇妙な感じです。歌部分ではベースは悪目立ちすることなく、間奏で存分に繊細なソロ・フレーズを披露しています。

イタリアではアルベルト・リゴーニという、やはりベース・プレイヤー&コンポーザーが活躍しているので、比較してしまいますが、リゴーニの方が全体的にメタル色は強く、音数も多いです。ダニエレはむしろ、アンサンブルでは控えめに、G主導にしています。ダニエレはクラシックの教育も受けているので、フレーズもかなりクラシック的です。

今回は3曲中バンド形式の曲がこれだけなので、断定的なことは書けませんが、Keyなどにもっと工夫をいれると、さらに曲のドラマティック効果が高まるのではと思いました。協力関係にある、ルカ・スケラーニの流麗なKeyと組み合わせると、おそらくすばらしいアンサンブルになると予想されます。ベーシストだけに、自分のパートはいいのですが、バンドとしてのアレンジはより多様な可能性を秘めていると言えます。

Track 2 Dancing Clouds

https://soundcloud.com/daniele-sollo/dancing-clouds

JSバッハのBMV645(Wachet auf,ruft uns die Stimme) 「目をさませと呼ぶ声が聞こえ」をモチーフにした曲です。スラッピング、タッピングのテクニックを駆使しています。バッハのカヴァーをするベースの曲は多いですが、ダニエレは弾きすぎることなく、整然とした構築美を感じるアレンジを聞かせてくれます。これはライブでぜひ聞いてみたい音です。

Track 3 Slumber Song

https://soundcloud.com/daniele-sollo/slumber-song

これもタッピングがメインのインストルメンタル。タイトルが示すとおり、子守唄のつもりで演奏しているそうです。イギリスのロジャー・クイルテルの曲です。ダニエレが得意とるす繊細なアレンジを味わうことができます。

ダニエレはこれでもか!と弾きまくる昨今の多弦ベース・プレイヤーとは異なり、繊細な構築美を全面に打ち出しています。インストルメンタルとバンドタイプの曲調が異なるので、全体像が把握しにくいのですが、フル・アルバムでは、アレンジをより綿密に仕上げることが課題になるのでは、と思いました。

今後あらゆるミュージシャンとのコラボレーションで大きく成長を期待できるミュージシャンです。

★余談ですが、リゴーニは本業弁護士、ダニエレは本業建築家と、知性に裏付けされたベース・プレイヤーが多いのがイタリアでの特徴かと思います。料理もプロ級であるダニエレの作った料理の盛り付けの写真を見ると、驚くべき精密な構築性の規則性を感じます。手書きの楽譜のおたまじゃくしを見ても、それは伝わると思います。

11-IX-1683

Marco Dogliotti: voice

Domenico Cataldo:guitars

Sanuele Dotti: keyboardss

Maurizio Berti: drums

Daniele Sollo: bass guitar


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