迷宮映画館

開店休業状態になっており、誠にすいません。

猿の惑星

2001年08月22日 | さ行 外国映画
あの、「猿の惑星」をリメイク(監督はリ・イマジネーションとか言ってますが)しようというのだから、よっぽどの自信があるのか、身の程知らずか、どっちかだと思う。これは言いすぎでしょうか。で、新お猿さんはというと、がっかりしてしまいました。「猿・・」の話の一番重要な部分というのは、自分の今までの常識・価値観が大きくくつがえされること。万物の霊長であるはずの人間がそうではないという不条理の世界で、何とか生き抜いていこうとするタフさ。でもまあ、この世界は自分の世界ではないのだから、しようがないよなーと思ったところのどんでん返し。この辺じゃないでしょうか。その大いなる絶望感が一番の見所のはず。二番煎じはできない、衝撃のラストをどう作るか?あのラストを超えるシーンが撮れるか・・・・?

チャンチャラおかしくて、私は苦笑してしまいました。どうもバートン監督は身の程知らずだったのでしょうか。あのラストが超えられなかったら、これは作るべきではなかったと思います。

猿の軍団はそれはすごかった。でもそれは技術の進化が作ってくれたもの。猿の指導者セード将軍はいやらしいほど狡猾でうまかった。でもあれはティム・ロスのキャラじゃない。女優のプライドかなぐり捨てたヘレナ、あんたはえらい。でもそんだけ魅力ある緒男性じゃなかったでしょう、主人公は。

ティム・バートン監督、私はあなたが大好きでした。「ビートル・ジュース」に「シザーハンズ」に「バットマン」。なんといっても「BM」ですが。もうこんな映画は作らないでください。あなたは暗い、せせこましい町の、ほんのりあったかいんだけど、思うようにならない、そんな不条理の映画が似合ってます。

「猿の惑星」

原題「Planet of the Apes」
監督 ティム・バートン  
出演 マーク・ウォルバーグ ティム・ロス ヘレナ・ボナム・カーター 2001年 アメリカ作品

コメント   この記事についてブログを書く
« 千と千尋の神隠し | トップ | キング・イズ・アライブ »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

さ行 外国映画」カテゴリの最新記事