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レッドクリフ Part1

2008年11月02日 | ら行 外国映画
時は西暦208年。20年ほど前から、後漢は混乱状態で、群雄割拠の時代が続いていた。皇帝に混乱を抑えるだけの力はなく、丞相の曹操がじわじわと力を得、その権力を広げようとしていた。

各地に実力をたくわえた武者が、虎視耽々と天下を睨んでいたが、その一番手が曹操だった。

彼は華北を基盤としていたが、勢力を伸ばすために南下。そこには荊州の太守・劉表がいた。実力はあったが、根拠地をもたない劉備一行は、劉表を頼っていたが、劉表が亡くなると、息子の劉と叔父の蔡瑁は、劉備を裏切って曹操に降伏する。

基盤の弱い劉備は、荊州が曹操のものになっては困る呉の孫権を結んで、曹操と戦おうとする。

そこには、劉備の名にしおう軍師・諸葛亮孔明と、呉にこの人ありとうたわれた周瑜の邂逅があった・・・・。



というわけで、「三国志」のお話。世に三国志通はたんまりいらっしゃる。あんだけたくさんいる登場人物、すべてを把握し、どんな戦いがあって、どうやって展開して、どんな言葉が生まれたか・・・。お見事というしかなく、あたしは到底、これ以上頭に入らないが、一応商売柄、最低限のところだけは押さえておかないと。

という程度の知識なので、純粋に映画を楽しまさせてもらった。思い入れがないので・・・。あるとしたら、トニーさんくらいなのだが、うーんん、今回だけはタッパのないのが残念。彼が勇猛果敢な武者にはどうしても見えない・・・。

関羽や張飛の豪快な体格を見てると、なんだかあたしのトニーさんが・・・貧弱に・・・。うううううう、せめて、せめてトニーさんを孔明にしてもらいたかったなあ。

その孔明さんがタケちゃんかあ。さらっと立って、涼しげな様子はなかなか似合ってたが、うーん、タケちゃんかあ。タケちゃんを周瑜にして、トニーさんが孔明ってイメージなんですけど・・。



ま、その決定的な不満は棚に置いて、今回一番しびれたのが趙雲!!いやーーー、かっこえかったです。馬にまたがりながら、はっしと飛んできた剣をつかむあたりは、ぞくっとしました。

関羽と張飛も、なかなかの戦いぶり。そう、とにかく英雄の戦いぶりを惜しみなく見せるための映画というスタイルを貫き通す。ほかの有象無象のその他大勢は、彼ら英雄をとにかく引きたてるための役!!そのヒーローのカッコよさをいかに見せるかの映画だった。

うーーん、トニーさんの周瑜に一抹の不安があったものの、でへへ、孫権のチャン・チェンで不満は解消でございます。転がり込んできた王の座に戸惑いながら、どうにも自信のない風と、すくっと馬にまたがる姿は、垂涎でした。

チャン・フォンイーは本当に存在感たっぷり。うまくなりましたねえ。「さらば、わが愛」の頃の直情的な演技とは雲泥の差ですわ。



ということで、全編迫力に満ちた戦いの場面の連続で、力の入ることこの上ない。この際、こまかい『三国志』の話はそっちにおいて、かっこええヒーローたちを、思う存分暴れまわさせたかったという監督の男ごころを感じた。日本の監督なら、いつかは絶対大立ち回りのチャンバラ取りたい・・みたいな思い?

ハトは飛ぶのかなあと思ったら、ハトじゃないのが冒頭いきなり!!おぉぉぉ、と思っていたら、後半思う存分飛ばせてましたね、

映画冒頭の日本語の説明が始まった時は、「え!字幕版のはずなのに、間違った?」と思わせたが、あれはいらないんではないかと。正確に言うと、正しい説明ではなかったし、いらんかったなあ。

撮ってしまったら、5時間にもなってしまって、前後半に分けてしまったのだとか。考えて撮れよ!といいたいところだが、見ごたえは十分でした。

◎◎◎◎

『レッドクリフ Part1』

監督 ジョン・ウー
出演 トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン ヴィッキー・チャオ フー・ジュン 中村獅童(特別出演) リン・チーリン ユウ・ヨン ホウ・ヨン トン・ダーウェイ ソン・ジア バーサンジャプ ザン・ジンシェン チャン・サン
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28 コメント

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そういえば (miyu)
2008-11-03 21:15:26
最初はトニーさん孔明にキャスティングされていたそうですね。
でも、体調のせいで一旦は降りて、それで金城さんが
キャスティングされたんだとか。
それで、監督にどんな小さな役でもいいから
出演したいとトニーさんが直訴してたまたま
チョウ・ユンファが降りてしまった周瑜しか
空いておらずそこに入ったと雑誌に出ていましたよ~。
>miyuさま (sakurai)
2008-11-04 08:50:39
なるほど!!そうだったんですね。
そういや、だいぶ前にユンファが、出るの出ないの、とかお金がどうのとトラぶったという話を思い出しました。
小さな役という割には、主役でしたね。
いつもの高い声を封印して、低音ボイスで語ってましたが、吹き替えじゃないですよね。
細かいことを描いてちゃ、5時間どころか、大河ドラマになっちゃいますから、あの辺のすっぱり切ったくらいで、いいのかもですね。
迫力ありました。
やっぱり周瑜は・・ (mariyon)
2008-11-04 09:19:00
>撮ってしまったら、5時間にもなってしまって、前後半に分けてしまったのだとか。
そうなんですよね~~。
このいきあたりばったり感が、香港ぽくって好きです。
製作費は前後篇合わせて100億ですよね。(笑)

三国志はよく知らないんですが、
この映画と同じころに黎明が周瑜を別の映画で
撮るようなはなしがあったんで、えっらく調べたんですが、黎明では歳をとりすぎじゃないかと思ったくらいだったんです。
だから、トニー周瑜は・・・ちよっと・・・って気分で。これしか役が残ってなかった発言も、ほんとうはいろいろあったみたいですが・・・。
>mariyonさま (sakurai)
2008-11-04 12:12:54
やっぱ、ジョン・ウーでしたね。
男なら、一度はああいう自分のとこの大活劇を作ってみたい!!という思いが見えました。
少々、ハリウッド臭もありましたが。
100億であれだったら、安あがりですかね。

どう考えてもトニーさんのキャラじゃないなあ。勇猛果敢で、でも風流人で、音曲を愛すると。
アンディさんのほうがイメージ的には合うかなあ。
40代にはいい役者がぞろっといますが、30代だと、あんまりいませんですかね。
だとすっと、日本やらいろんなところから連れてこないと間に合わなくなりそうですが、韓流がいなかったですね。
韓流あたりをつれてくると、結構合うのがいるかもです。
などと、配役を考えてやってます。
こんばんは★ (dai)
2008-11-05 18:12:36
コメントありがとうございました♪

どうも長さと、相関関係が分からない自分の無知さのせいでイマイチ楽しめませんでした…。

>撮ってしまったら、5時間にもなってしまって、前後半に分けてしまったのだとか。考えて撮れよ!といいたいところ

日本ならお金の限度などを最優先に考えるだろうから、この映画のように前後篇にすればいいや的には絶対にしないでしょうね。まあそんなサバサバしたところが香港映画っぽいですがw
それにしてもやっぱり長いと感じてしまうので、三国志の奥深さはあるにしても、3時間ぐらいで前後篇をまとめてくれたらよかったと思ってしまいました(汗
>daiさま (sakurai)
2008-11-05 19:44:01
登場人物の多さは、「三国志」に入り込むのに、少々躊躇させますからね。
映画は、かなりしぼって、わかりやすくなってたような気もしましたが、それでもいっぱいいましたかね。
ま、戦いの迫力と、かっこええ俳優陣で、たっぷり楽しめました。

いやーー、やっぱ「三国志」を5時間くらいで描いちゃおうという方が無謀かと思います。
1年くらいの大河ドラマの方が合うと思いますわ。
トニー・レオン (ひらりん)
2008-11-10 02:39:15
美味しいところ、持っていきまくりでしたね。
まあ、愛する妻が敵の大将に狙われてる・・って設定なので、
思いっきりラブラブ魅せつけておこう・・・って事なんでしょう。
>ひらりんさま (sakurai)
2008-11-10 08:46:12
トニーさんの色気が出ないと、トニーさんじゃないので・・・。でも、勇猛果敢な勇者・・にはちょっと見えなかったかなあ。
トニーさんには、孔明をやってもらいたかったです。
こんにちは♪ (non)
2008-11-10 10:30:24
こんにちは♪ TB、コメントありがとうございました☆

「三国志」を良く知らない私でも結構楽しめました♪
しかし詳しい方にとってはキャスティングなど、色々と思うところもあるでしょうね。
確かにトニーさんは猛将と言うには華奢ですもんね・・・
他の猛将がゴッツイ男達なだけに・・・
でも、素敵でしたわ☆
しかしパート2も楽しみにしてます♪
>nonさま (sakurai)
2008-11-10 20:23:19
「三国志」通、という人よりは、ちょっと知ってる、男優のファン!!という方の方が楽しめる映画だったのではと思います。
あそこで終わられちゃ、ねええ。
早く完結してもらいたいです。

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