迷宮映画館

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マーニー

2014年06月30日 | ま行 外国映画
「スクリーン・ビューティーズ」の第3弾「ヒッチコックとブロンド・ビューティー」で鑑賞。ほかに、「泥棒成金」と「めまい」があったのだけど、見たことないのがこれだったので、チョイス。ヒロインのティッピー・ヘドレンは「鳥」で有名。メラニー・グリフィスのお母さんです。

さてお話。美しい女性事務員、勤め先からお金を盗み取って、また別の地に移っていくということを繰り返していたのですが、次の働き口の社長は彼女を覚えていたところから、彼女の過去が暴かれていきます。

名前はマーニー。美しい彼女にどんどんと惹かれていく社長のマークは、マーニーの盗癖を知りながらも強引に結婚してしまいます。結婚してしまえば、何とかなるだろうと。ちょっと甘い考え。でもやっぱだめ。赤い色と雷と、そして男性い対して、異常なまでの反応を見せるマーニー。それでもマークは、見守るのですよ。まるで守護天使。そこまで彼女のためになんでもしてやり、我慢し、仕事もしないで大丈夫?と、見てるこっちが心配したくなるほどの献身ぶり。

で、マーニーは相変わらずわがまま放題であります。マークは、彼女の生い立ちにその原因があるのでは!と、生まれたところに行って、彼女に過去と立ち向かわせようとするのであります。さて、どうなる・・・・。

今ならば、小さい頃のトラウマが、いつまでも悪い影響を与えてる・・というふうに、容易に想像がつくのですが、何と1964年の作品。なかなか先見の明がある話です・・ということは、いつまでもこういう問題は存在していたということ。マークのような理解者がいて、本当によかったのでしたが、ちょっと悲しさも残る話でした。終わりよければすべてよしとは、簡単には行かないです。

とにかくショーン・コネリーがいやらしいほどにいい人。そこまでいい人はおらんやろ~と突っ込みたくなるくらい。そんでもって、包容力が半端ないです。いいじゃん。でもって、もっとびっくりしたのが、映画の中に登場した、ショーン・コネリー、マーク役のお父さん!ショーンもでっかいと思うのですが、それをはるかに凌駕するでっかさ。一体、身長いくらなんだ!と思うほどでした。どこに目が行ってるんだ!

最近、話題のマーニーとは一切関係ないと思います。

◎◎◎○●

「マーニー」

監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 ティッピー・ヘドレン ショーン・コネリー ダイアン・ベイカー マーティン・ガベル ルイーズ・ラサム


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2 コメント

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マーニー (間諜X72)
2015-01-12 10:50:15
ヒッチコック作品としては、あまり出来が良くないと言われていますね。でも時々ハラハラする場面もあって良かったです。

>ちょっと悲しさも残る話でした。終わりよければすべてよしとは、簡単には行かないです。

僕も同じ事を思いました。

>とにかくショーン・コネリーがいやらしいほどにいい人

この役はコネリーには向いていないと言う評論かもいました。

>ショーンもでっかいと思うのですが、それをはるかに凌駕するでっかさ。一体、身長いくらなんだ!と思うほどでした。

彼は188cmです。「007ドクター・ノオ」での撮影。ウルスラ・アンドレスとの身長差があり過ぎてスタッフも苦労したそうです。
>間諜X72さま (sakurai)
2015-01-13 14:09:59
そうなんですか。
だからあまり有名じゃなくって、全然知らなかったのかな。
グレース・ケリーがやってたらどうなんだろうな~などとも思っちゃいました。

かなり前の作品ですから、今見るといろいろと甘さや、ありありとわかる設定なども目につきましたが、こういうの見るときは、自分も50年くらいタイムスリップさせないとですね。
そう思うと、なかなかいい出来だったと思います。

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