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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

2009年06月11日 | あ行 外国映画
ある猟奇的な殺人犯をとらえながら、そのトラウマに悩まされる元刑事。今は、人探しの探偵をしているクレインは、ある仕事を依頼される。大企業の社長の息子、シタオという青年を探してほしいという。

最初にわたったミンダナオ島で、シタオは死んだと聞かされるが、どうやら香港にいるらしい。香港に行き、知り合いの刑事メンジーにあって、なんとか情報を得ようとする。

その時、警察であったやくざもん、ドンポ。かなりの悪のようで、メンジーは絶対に彼を捕まえてやると息巻く。

クレインを送ろうとしたときに、メンジーは、ドンポの配下の男ミンフーとぶつかる。そこから猛然と始まるカーチェイスなのだが、運転者の区別がつかなくて、何が何やら、どうなったのか、よーわからんまま、ミンフーは死に、人質に取られたドンポの女も行方不明になる。

女を見失った制裁を加える親分だが・・・・・なんでハンマー??なんだか、この辺で気持ち悪くなってきました。

親分の女リリは薬中で、フラッシュバック状態なのだが、なぜかそこに現れるシタオ。傷をいやし、相手の痛みを受け取るシタオは、リリを介抱し、その痛みを分かち合う。

なんとか手がかりを探そうと奔走するクレインだが、シタオは見つからない。彼に取り巻くトラウマは、ぬぐってもぬぐっても付きまとってくる。

治ったリリは、シタオのもとを去って、またドンポのところの帰るが、嬉しそうにまたシタオのところにやってくる。そのシタオを許せないドンポは、シタオを・・・・。

クレインは、シタオの行方をドンポから聞き出そうとする。そしてクレインの見たものは・・・。

というようなお話でよろしかったのでしょうか・・・。この監督の映画は、いつもつい不覚をとってしまうのですが、今までの不覚をとってしまった流れとは、ちょっと違った受け止め方。

「青いパパイヤの香り」も「シクロ」も監督のアイデンティティがしっかりと描かれ、ベトナムの戦争ではない、いい街の香りが描かれた秀作だったと思う。で、その描き方のゆるさが、結構心地よくて・・zzzzと。「シクロ」は、ちょっと暴力的になったが。

うーん、今回のこれは、一体何だったんでしょう・・・。
人間は原罪を背負ってきた・・・というのが、あの殺人犯ですかね。でも、許しを得られた、と。

さらにまた罪を重ねる象徴がビョンホンのやくざの親分なのでしょうが、彼の大きな罪を許すのがキリストであると。キリストは、人の痛みを自分のものとし、人々の罪を背負って死んでいった。で、復活を見届けたのがクレイン・・・ということにしたかったのでしょうか。

まあ、結構よくある話ですが、あまりの血の多さと、目をそむけたくなる彫刻と、痛さに、焦点がぼやけ過ぎ。何を言いたいのか、一番の根幹の部分が伝わらない。かっこええとこは、ビョンホンがほとんど独り占めで、木村さんがなああ。なんて英語がへたくそなんだ・・・。

うーん、とっても微妙な映画だった。妙な名のしれてる役者を使ったり、国際的!!というのが、とっても似合わない。でも、上記の二作品も、そんなに知れてる作品ではないだろうから、やっぱ世界で売れたいんだわな。それでも、この監督の空気は、ベトナムのほうがあうと思う。

いつもの監督のミューズ、トラン・ヌーもちゃんとご出演。今回は、なかなか意欲的でしたね。最初、だれだかわかんなかった。

意外なサプライズで、ショーン・ユーが出てきて、あたし的には彼が一番嬉しかったのだが、ちゃんと最後まで描いてほしかった。なんだかバランスの悪い、残念な作品になったように感じた。

◎◎

『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』

監督・脚本 トラン・アン・ユン
出演 ジョシュ・ハートネット 木村拓哉 イ・ビョンホン トラン・ヌー・イェン・ケー ショーン・ユー イライアス・コティーズ

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12 コメント

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残念ながら… (KLY)
2009-06-11 23:30:16
監督の独りよがりな作品になってしまったかと。結局何を言いたいのか最後まで解りませんでした。もしかして私がキリスト教徒だったら、もう少し違った受け止め方があるんでしょうかね~。^^;
個々のエピソードがそんなメチャクチャなわけじゃないだけに余計「だからなに?」ってなっちゃったんですよね。(苦笑)
>KLYさま (sakurai)
2009-06-12 22:58:18
なんかなあ・・でしたね。
言いたいことはわかんないでもないのですが、独りよがりっぽく感じさせたのが、まずいでしょうね。
キリスト教徒でも、同じような受け止め方だと思いますよ。
いままでの作品が好きだったので、テンション下がりました・・。
私も (ガエル)
2009-06-14 01:25:27
私も「青いパパイヤ~」が大好きな作品だっただけに…今回もかなりの期待をしてしまって、かなり残念な結果でした。
私もトラン・ヌーが最初の方誰だか分からず、気づいた時にビックリ!!しました。
あと、私にとってのサプライズはサム・リーが出てたことです。これで二回驚きました
こんにちは (まりっぺ)
2009-06-15 12:33:01
なんか、ちょっと難解な映画でしたよね。
好みの作品ではなかった。 (mezzotint)
2009-06-15 17:14:44
sakuraiさん
トラン・アン・ユン監督作品はこれが初めて
でした。他の作品、評判いいようなので、
ぜひDVDをレンタルしたいと思います。
どうも受けつけられず・・・・。
キャスト陣は豪華でしたが、どうもだめでした。ビジュアル的にはいいのでしょうが。
やっぱり受けつけられなかったです。
TB・コメントありがとうごじました!
>ガエルさま (sakurai)
2009-06-15 22:26:24
で、DVDの行方を探してたのね。
なんか、なんかでしたね。
「青い・・」の気持ちで行ったら、ずいぶん気持ちが・・・・・になってしまいました。
・・・はご想像ください。
トラン・ヌーはびっくりダヨねえ。
>まりっぺさま (sakurai)
2009-06-15 22:44:54
もっと見る人のことを考えて作ってもらいたかったですわ。
「ノルウェイの森」は、これでちょっと期待薄になっちゃいましたね。
>mezzotintさま (sakurai)
2009-06-15 22:49:52
どれも結構ゆっくりしたテンポで、油断すると、不覚をとってしまうのですが、そのゆるさというか、眠り歌っぽいほんわかした感じもいいんですよ。
ぜひ。
やっぱ「青いパパイヤの香り」がいいです。
うーん、もったいないので、がんばってみましたが、がんばって見なければならない!という時点で、駄目ですよね。
もったいない映画でしたわ。
おお,これの記事がある! (なな)
2009-07-20 17:46:56
新しいテンプレ素敵です!

んで,この作品,駄作じゃないかと思ってます。

>彼の大きな罪を許すのがキリストであると。キリストは、人の痛みを自分のものとし、人々の罪を背負って死んでいった。で、復活を見届けたのがクレイン・・・ということにしたかったのでしょうか。

そうです,きっとそれが狙いだったのでしょう。
でも薄っぺらすぎて,あまり伝わってきてないですね。
イケメンを3人も使いながらなんて勿体ない・・・
ビョン様が殺人にハンマーを使ったシーンは
韓国の連続殺人鬼ユ・ヨンチョルがハンマーで犠牲者を殺していたのを思い出してしまいました。
>ななさま (sakurai)
2009-07-21 16:18:42
皆既日食バージョンです。
明日は天気悪いみたいですね。
子供らも見る!とか言ってますが、無理かな。

うーん、この監督のこれまでの作品は、結構好きだったので、少々期待したんですが、何が言いたかったのか、トンと伝わりませんでした。
残念な映画というか、もったいない映画というか・・・。

ビョン(様)ちゃんは、素敵でしたね。
英語もうまかったし。
見に来てたのは、木村君目当てより、ビョンちゃん目あてのほうが多かったかな。
「チェイサー」で、猟奇殺人の話を映画化しましたが、そっちの方が追いつめ方はずっとうまかったです。

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