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守護神

2007年02月19日 | さ行 外国映画
ちょいと忘れられていたスターの登場。うたい文句に、ケビン・コスナー出演!と聞けば、どんなときでも見に行ったかつてのファンとしては、復活ケビン・コスナーを見ないわけには行きません。

沿岸警備隊の伝説の救難士、ベン・ランドール。多くの人を救ってきた彼は、どんなときでも頼れる男だったが、仲間を失った事故で、一線を退くべきか悩んでいるときに、救難士を育成する学校の教官に任命される。

自信満々の男や、何度も挑戦し続けるパニック男、一癖もふた癖もある連中が集う。彼らが出動するのは、人が家から出てこないような天気の時、今まさに天に召されようとしている人を助けに行く。そこには想像を絶する選択があり、救難士には常に死と向かい合わせの人生が待っている。

甘ちゃんなトレーニングなど意味がない。厳しいが、救難士には本当にそれだけの技量が必要なのだと言う試練を与え、次々と訓練生を振り落としていくベン。「愛と青春の旅立ち」をはじめ、数々の軍隊訓練映画で、厳しい訓練に挫折したり、乗り越えたり、教官と心から許しあったりするのは、古典的な話で、しかめ面になりながらも、なんとなく安心して見ることができる。

で、若者代表は、どうしてもデミ・ムーアの顔がちらつくアシュトン・カッチャー。いい泳ぎしてる。プールで泳ぐのは当然のこと。荒れ狂う波に向かって、装備を付けながらのしっかとしたクロール。うーーん、メリケンのがたいのがっちりさはやっぱ根本から違う。

よくあるシチュエーションだが、教官、生徒共にいろいろと問題を抱え、悩みを抱えている設定というのがよかった。大概、トラウマを抱えているのはどっちか、みたいな感じだが、どっちのトラウマも大きな比重を占めている。それが薄くなっていなかったのはいい描き方だ。

途中のもたつき感と、とんでもないことしても放校にならないのはへんじゃろ!と突っ込みたくはなったが、そこは「沈黙の戦艦」のアンドリュー・ディヴィス作ということで、目をつむって、敢闘賞をあげましょう。

ケビン・コスナーのいい部分をてらいなく、ちゃんと描いていたところにとっても好感がもてた。彼を使うことにためらいがあったり、落ちぶれてはいないが、どう演じさせようかとっても難しい位置にいる俳優さんのような気がするのだ、今のケビンは。でも、彼の悩める姿と真摯な部分がとても素直に描かれていて、久しぶりにケビンの真骨頂を見た気がした。
 
◎◎◎〇●

『守護神』

監督 アンドリュー・デイヴィス
出演 ケビン・コスナー ニール・マクドノー アシュトン・カッチャー メリッサ・サージミラー クランシー・ブラウン セラ・ウォード

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14 コメント

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悪くはないよね (kabumasa)
2007-02-20 00:39:13
こんばんは。
傑作ではないが、悪くはない。良い気分で映画館を出られますよね。
主演二人以外ではコスナーの上司に当たる役を演じていた
クランシー・ブラウンがなかなか良かったですね。脇役に
目が行きやすい質なので。
「ショーシャンクの空に」の看守など強烈な悪役のイメージが
強かったブラウンがこの映画では地味に良い人だったので
ちょっと意外感。最初出て来た時には悪役イメージでなにか
コスナーの敵的存在かと思ってしまったので。
>kabumasaさま (sakurai)
2007-02-20 09:03:32
ちょっと長かったかなあ、とも思いましたが、そこもアンドリュー・ディヴィスだからなあ、で納得してしまうところがありました。
いつも悪役っぽい俳優さんが、上手い役柄で配置されてると嬉しくなります。
こちらにも。。。 (由香)
2007-02-22 09:00:19
お邪魔します。。。
ケビンが思った以上に好演していましたね。
私もアシュトンを見るとデミの顔がチラつきますが(笑)、泳ぎが苦手だったとは思えない位、素晴らしい泳ぎでしたし、カッコ良かったと思います。
少しストーリーが散漫だった気がしますが、海難シーンなど見応えタップリでした。
>由香さま (sakurai)
2007-02-23 11:35:48
あのアシュトンの髪型を何とかしたかった・・。
前髪切りそろえんなよ!と突っ込みいれてました。
泳ぎ、苦手だったんですか!へええ、しっかりしたクロールだあ、と感心してみてたんですよ。
まあ、敢闘賞をあげましょう。いろいろな面で。
面白かったけど長かった。 (oguogu)
2007-02-23 17:22:19
TB&コメントさせて貰いますね~
 面白かったですが、長かった!
長く感じると言うことはつまらなかったと思うことが多いのですが、今回は最初にジュースを飲み過ぎて、後半にトイレに行きたくなってしまったのです><
「しまった!」
と思っても後の祭り、
ケビンが救助隊を辞めてから、奥さんに会いに行った時
「む!?まだ続く!」
と確信したので、速攻でトイレに行きました。
ですから、実はちょこっとだけ見逃してるのですつД`)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜
>oguoguさま (sakurai)
2007-02-25 09:26:55
そうそう、やけに長く感じた。
途中3回くらい時間を確認しましたから。
でもそれもアンドリューだからなああ、で納得してる自分がいましたが。

多分、その辺は見なくてもOKです。でもジュースは禁でしょう。
こんばんは (はらやん)
2007-02-28 23:08:44
sakuraiさん、こんばんは。

ケビン・コスナーが自分の歳に向かい合って、その歳での自分の魅力というのを出した映画のように見えました。
一時期は若く見せようとしているところがちょっと厳しい感じがしたのですけれど、この映画のケビンは格好良かったですね。
>はらやんさま (sakurai)
2007-03-01 08:19:47
年相応という言葉は大事ですよね。
私も45歳、ということを堂々と言えるようにしておリます。
相変わらず、苦悩の似合う俳優さんです。
本当にかっこいい! (武子丸)
2007-03-01 20:57:36
久々の、ケビン・コスナー。良かったです。素直に泣いてきました。でも、アシュトン・カッチャー・・苦手です。「バタフレイ・エフェクト」ご覧になりました?おの映画の彼はまあまあ良かったんですけど。
>武士丸さま (sakurai)
2007-03-02 11:17:24
「バタフライ・エフェクト」、山形の映画館での上映がなかったので、めったに見ないDVDで鑑賞しました。
若いときの姿と、何年後かの姿があまりに違ってて、おんなじ人?と思った覚えがありますが、なんか顔が印象深くなかった。刻まれない顔?
なんて表現したらいいか難しいのですが、いろんな役ができる可能性を秘めてると言っておきましょう。
今度始まる「ボビー」もとっても力の入った作品にも出ているようなので、ぜひとも。

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