迷宮映画館

開店休業状態になっており、誠にすいません。

世界の果ての通学路

2014年08月10日 | ドキュメンタリー映画
学校ってのは、どんなとこなんでしょ。日本みたく、「行きたくねええ~」とこなんでしょうか?行かなくてもきっと間に合うんでしょう。教員たるもの、行かなくてもいいや~と思わせてるいまどきの世の中に、責任の一端を感じております。

彼らの姿を見てると、学校ってこんなに魅力のあるとこなんだ!って思わせる。野生動物がうさうさいるサバンナを命がけで走り抜ける兄妹。象の群れを横目に行くのですよ。あ、転んだ!!水筒・・・と言っても何かの使い古しのプラスティックの容器。蓋していこうよ~。こぼれちゃう。。。などとどうでもいいことを思わせながら、草原を駆け抜けて行くジャクソン。

今日は国旗を揚げる当番なんだ!と誇らしげに言います。2時間の道のり。何分遅れたのかなあ~。ジャクソンの到着を学友のみんなが校庭で待ってます。よく着いた!えらい、えらいぞ。なんだか、学校に着いただけで、涙が出てきます。

ところ変わって南アメリカのパタゴニア高原。でっかい馬を乗りこなすのは11歳の少年、カルロス。あ、前出のジャクソンも11歳。妹を守りながら、18キロの道のりをぱっかぱっかと馬で通います。「お兄ちゃん、あたしが前に乗りたい!」という妹をなだめながら、危険な道のりを乗り越えて行く技と勇気とお兄ちゃんぶり。お母ちゃんとしては、とにかく無事に着いて!と願うばかり。

途中で同じ馬で通う友達と会って、一緒に向かうのですが、あんな広いとこで会うんだなあ~、これが。学校に着くと、本当にうれしそうに机に向かうのです。

モロッコのアトラス山脈を越えて友達3人と寄宿舎を目指すザヒラ、12歳。道のりは22キロ。歩くとかいう距離じゃないです。そりゃ足も痛くなる。途中で車に乗せてもらったり、痛めた足をかばいながら、友達とぺちゃぺちゃおしゃべりしながら学校に向かうのは、いずこも同じ。励ましながら、一歩一歩足を前に出すエネルギーはどこから出てくるのか。ただ勉強したい!その思いなのですよね。

最後に控えしインドのサミュエル。足が不自由な彼は、弟二人にぼろぼろの車いすを押してもらい、4キロの道のりを底抜けに明るく通います。車輪はパンクするは、川にはまるは、トラブル続出。でも、兄弟3人いりゃ、なんとかなる!学校につけば、仲間たちが何のわだかまりもなく、サミュエルを運んで、机に向かう。

ついつい親の目線で見てしまい、ちゃんと着けるのか、怪我はしないか、途中で事故に遭ったりしないか。。。。もう、んなことばかり考えて、心配で心配でしようがないのであります。だったら、もうお母ちゃんが送ってしまった方がよっぽど精神的にもいいのですが、これはおやがまたえらい!子供を信じてるんですよね。え?信じてないんじゃないですよ。なんだろなあ~。きちんと子供を認め、学校に通う責任を負わせ、それを子供らもしっかりと受け止めている。そんな風に見えました。

いやいや、まずうちの息子に見せないとならんですかね。歩けば1時間半、毎日自転車で45分の道のりを通ってますが、なんかあるとすぐに「迎えに来て・・・」のコール。つい行っちゃう母ちゃんも母ちゃんですが、居住まい正します!

◎◎◎○●

「世界の果ての通学路」

監督 パスカル・プリッソン

コメント (2)   トラックバック (2)   この記事についてブログを書く
« ラストベガス | トップ | 幕末高校生 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (はらやん)
2014-08-14 10:48:30
sakuraiさん、こんばんは!

そういえば自分も高校はバスと電車で1時間半を通ってました。
この映画の子供たちに比べるとなんてことはないのですが。
自分の子供の頃は学校をサボるという発想そのものがあまりなく、行くもんだという感じで淡々と通ってましたが、この子らのようにありがたみみたいなものを感じていなかったかもしれません。
当たり前だとわからないものもありますね。
>はらやんさま (sakurai)
2014-09-01 14:16:50
へーー、1時間半ですか!
さすがだ。田舎じゃ、そこまでのはそうないです。って、自分が恵まれてるだけかな。
権利ってのは、持つと当たり前のようになってしまい、そのありがたみを感じなくなりますが、学校のそういうもんなんでしょうか。
来てもらう方としては、行きたい!行かねば!と思わせないといけないんですよね。ア--難しい。

コメントを投稿

ドキュメンタリー映画」カテゴリの最新記事

2 トラックバック

「世界の果ての通学路」  学べるありがたさ (はらやんの映画徒然草)
予告で観た時から気になっていた作品です。 このドキュメンタリーでは、世界の各地で
世界の果ての通学路 (映画の話でコーヒーブレイク)
道なき道を何時間もかけて通学する世界の子どもたちを追ったフランスのドキュメンタリーです。 思い起こせば、わたし小学校に行くのに徒歩+バスで小一時間でした。 大阪市内に住んでいましたが、バス停まで15~20分位だったでしょうか? そこから朝の混雑したバスで停留...