以下の4人の監督による、オムニバス。
第1話 『バーテンダー』アキ・カウリスマキ監督。
第2話 『スウィート・エクソシスト』ペドロ・コスタ監督
第3話 『割れたガラス』ビクトル・エリセ監督
第4話 『征服者、征服さる』マノエル・ド・オリヴェイラ監督
はっきり言って、見どころはカウリスマキの1と、エリセの3で、2と4は、・・・・まあおまけみたいなもんと考えても、罰は当たらないかと。
フィンランド出身ながら、ポルトガル在住というカウリスマキの作る、ペーソスたっぷりの小品は本当にさすがのうまさだ。こ汚バーを営む初老のバーテンダー。店もぱっとしなければ、メニューもなんだかなあ~。菜っ葉に塩入れただけのスープに金は払いたくない。
さっぱりお客が来ない店の脇には、わんさか人が入るレストランが。。。おいしそうなメニューに負けてらんないと、菜っ葉だけのスープに、干した魚を加えるという贅沢(本人にとっては)をして見るものの、何も変わらない。だーれも来てくれない。猫すらも。。。それでも、明日は来るんですよ・・・。
そして、エリセのかつて隆盛を誇った工場の跡地で、かつて働いていた人に自分のことを話してもらうだけの作品。この話してもらうだけなのに、なぜかドラマになって、起伏があって、表情豊かで、歴史がある。見事。とつとつと昔のことを語る、変哲もないことなのだが、誰にでもドラマがあって、喜びに悲しみに、思い出がある。いとおしむように語る彼らの姿を、ありのまま映しとったすっきりとしたものなのだが、なぜか見ているだけで、じわーーっとあったかくなってきた。
そして、最後にこっちが見られているかのような気分になる食堂に集う労働者の写真。そこには確かなものがあった!!!という気概に満ちてた表情が萬斎の一枚だった。
◎◎◎○
「ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区」
監督アキ・カウリスマキ、ペドロ・コスタ、ビクトル・エリセ、マノエル・デ・オリベイラ
第1話 『バーテンダー』アキ・カウリスマキ監督。
第2話 『スウィート・エクソシスト』ペドロ・コスタ監督
第3話 『割れたガラス』ビクトル・エリセ監督
第4話 『征服者、征服さる』マノエル・ド・オリヴェイラ監督
はっきり言って、見どころはカウリスマキの1と、エリセの3で、2と4は、・・・・まあおまけみたいなもんと考えても、罰は当たらないかと。
フィンランド出身ながら、ポルトガル在住というカウリスマキの作る、ペーソスたっぷりの小品は本当にさすがのうまさだ。こ汚バーを営む初老のバーテンダー。店もぱっとしなければ、メニューもなんだかなあ~。菜っ葉に塩入れただけのスープに金は払いたくない。
さっぱりお客が来ない店の脇には、わんさか人が入るレストランが。。。おいしそうなメニューに負けてらんないと、菜っ葉だけのスープに、干した魚を加えるという贅沢(本人にとっては)をして見るものの、何も変わらない。だーれも来てくれない。猫すらも。。。それでも、明日は来るんですよ・・・。
そして、エリセのかつて隆盛を誇った工場の跡地で、かつて働いていた人に自分のことを話してもらうだけの作品。この話してもらうだけなのに、なぜかドラマになって、起伏があって、表情豊かで、歴史がある。見事。とつとつと昔のことを語る、変哲もないことなのだが、誰にでもドラマがあって、喜びに悲しみに、思い出がある。いとおしむように語る彼らの姿を、ありのまま映しとったすっきりとしたものなのだが、なぜか見ているだけで、じわーーっとあったかくなってきた。
そして、最後にこっちが見られているかのような気分になる食堂に集う労働者の写真。そこには確かなものがあった!!!という気概に満ちてた表情が萬斎の一枚だった。
◎◎◎○
「ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区」
監督アキ・カウリスマキ、ペドロ・コスタ、ビクトル・エリセ、マノエル・デ・オリベイラ
それだけです。
お二人の監督のじっくり撮った作品でもよかったな。