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BUDDHA 2 手塚治虫のブッダ ~終わりなき旅~

2014年02月12日 | は行 日本映画
さて、私の半生は手塚治虫とともにあった・・と勝手に思っているのだが、かのマンガがなかったら、私の人生はだいぶん、違ったもんになっていたと思う。ことあるごとにそのことについては書いてきたんで、しつこくなるんでやめる。

ブッダが映画化される・・という最初の報を聞いた時には、一体どうなるんだろう?と、不安と期待といろんなものが入り混じって待っていたが、やはり思い入れがありすぎて、最初の作品「手塚治虫のブッダ」(なぜこの題名になったのかは不明)に対して、辛い評になってしまった。次はいっか・・・と、思わせたほど。。。

だったが、そんなにひどくもないよ・・・という、なんとなく希望の持てるお言葉を聞いて、見てみることに。やっぱ己の目で見なければわからない。

さて、物語はコミックで言うと5巻のシッダールタが城を出て、出家から、8巻の一番のメインの悟りを開くまで。シッダールタに大きな影響を与えたのが、写楽ホウスケ・・・・もとい、アッサジの行動。苦行と身を捨てること、そして命の繋がりの理を身をもって教える。うーん、おでこに絆創膏がなかったのが、あたし的には不満だが、アッサジのおかげで、今回はとってもらしくなってた。

もう一つが、シャカ族にだまされたことを恨んで、復讐しようとするコーサラ国のルリ王子と、彼に使える異形の大男のヤタラの二人の息子。ルリ王子は出生で苦しみ、ヤタラは不幸の連続で苦しむ。なぜに皆が、こんなに苦しまなければならないのか!!その答えがシッダールタに悟りを開かせるのだ。

あらら、なかなかいいではないですか!てか、もともとの話が素晴らしいんで、そのまま忠実に作れば、そりゃいいものができるというもの。改めて思い返すと、物語の構成が本当に見事!こっちがこうきて、あっちがああきて、見事にピタッとはまる。物語の一番重要なキモの部分を、余計なことをせず、素直に描いたのはよかった。

台詞のすべてをほぼ暗記している自分でも、ルリ王子と母の段あたりはぐぐっときました。うん、素直に作るのが一番でしょう。前回、あまりに不評だったスッドーダナ王は、ちょっと慣れたかして、だいぶそれらしくなってた。堺のマチャト君は前回でお役御免。松ケンはまあまあでしたかね。顔が思い浮かばなかったな。顔がまざまざと思い浮かんだのは、ルリ王子の真木よう子。あれは、ミスキャストだわ。やっぱ、吉岡君は、・・・・合わないっす。

ツウことで、前回で食傷だった皆さま、今回は、まあまあの出来だったと思います。コミックで言うとあと7冊ほど。3部作と言うことで、最後まで行くんでしょうねえ。最後は、かなり駆け足だな。

◎◎○●

「BUDDHA 2 手塚治虫のブッダ ~終わりなき旅~」

監督 小村敏明
声の出演 吉永小百合 吉岡秀隆 松山ケンイチ 観世清和 真木よう子 水樹奈々

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