迷宮映画館

開店休業状態になっており、誠にすいません。

サラマンダー

2003年05月21日 | さ行 外国映画
ロンドンの地下鉄工事現場。そこで働く母を訪ねて行ったときから、地球の壊滅が始まってしまった。古代に生きてた「竜」が、人間が増殖するのを待って、長い眠りについていた。目覚めた彼は人間を襲いだした。

「竜」をやっつけるために核まで使用したが、失敗。今は残り少なくなった人間達が、何とかその存在を永らえようとしていた。砦に住むクインとアメリカから来たヴァンザン。対照的な二人が「竜」に最後の決戦を挑んだ。

ちょっとお世話になってるeiga.fanでかなり前から宣伝していたので、名前だけは知っていたが、どんな映画かあまり興味がわかなかった。前回かなり押してた「モンテ・クリスト伯」にがっかりさせられたので、今回はまあ、期待感を持たずに見ようと決めていた。役者もどっちも苦手なクリスチャン・ベイルとマシュー君ですから。最近、映画の評価は見る前の期待度と大きく関係するので、先入観を持たない、持たない、持たない(自己暗示)。

ネガティブな砦の指導者クイン。食べ物も少なく、この砦に住むみんなを守っていくのはつらい。でも、何とか生き延びようとする。生きる希望だけは失わないようにしている。子供たちを勇気付けるための劇がいい。そこにやってきた「竜」殺しのヴァンザン。そのマッチョぶりは有無を言わせない。生き延びるためには「竜」をやっつけるしかないというのだ。この辺の対比もなかなか面白いが、クインのネガティブさはトラウマからだろうなとの予測も可能。ただ、この役、どっちがどっちをしてもあんまり大差はないよう。ヴァンザンなんか「感情ないから。」なんていわれてたが、感情ないのならベイル君のお得意でしょう。いかにもらしいのをあえて逆にしたのかな。

マシュー君、がんばってた。彼のキャラはいまいち決らない。いまどきの役者はどっかで壁に当たるとアクションに挑むのかな、と思うくらい、いろんな役者がアクション映画に出てるが、彼は結構いいかも。最初っからこの人はあのマッチョな体となよっと顔のアンバランスから、どうも煮え切らない役が多かったのだが、この男気はいいかも。

「竜」というのは戦争や、恐怖のモチーフだろうが、この映画の「竜」は圧倒的な力を持つ。戦争は人間の英知で避けることができるが、この絶大の力を持つ「竜」には太刀打ちできない。でもどんなものにも打ち勝とうという気持ちを忘れんでくれ、てなところかな。そんな深い意味ないか。

「サラマンダー」

原題「Reign of Fire」 
監督 ロブ・ボウマン 
出演 クリスチャン・ベイル マシュー・マコノヒー 2002年 アメリカ作品


 サラマンダー豆知識

題の「REIGN of FIRE」というのは火の世代とか治世という意味かな。なのになぜ「サラマンダー」にしてしまったのかは永遠の謎です。いまどきサラマンダーというのはサンショウウオのこと。サンショウウオじゃ迫力ないもんね。英語を頑張って聞いてましたが、サラマンダーとは言ってなかったよう。「ドラゴン」とか「スピーシーズ」とは言っていたけど。

現代の意味は魚さんになってしまったが、元々は精霊の一つだとか。

さて、先生の言いたいところはそこではありません。現代社会や政治経済の勉強をした人なら、必ず一度や二度はサラマンダーの言葉を聞いたことがあるはず。 アメリカのマサチューセッツ州のエルブリッジ・ゲリー氏の選挙区操作の結果、とっても不自然な区割りになってしまい、その形が神話に登場するサラマンダーに似ていることから、ゲリマンダー と呼ばれてしまったこと。自分の都合のいいように選挙区を操作することをこのように言います。

 日本では鳩山一郎首相が不自然な選挙区を産んだという事で、ハトマンダ-などという言葉が生まれました。

コメント   この記事についてブログを書く
« さらば、わが愛 覇王別姫 | トップ | リベリオン »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

さ行 外国映画」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事