アマデウス・モーツァルト!知らない人はいないと思う。天才の名をほしいままにし、幼いころからその才能を発揮していたが、その大きな後ろ盾となっていたのは、父親のレオポルドというのも有名だ。いわゆるステージパパ。
息子の才能をいち早く見抜き、見事なプロデュースぶりを見せていた。しかし、彼に姉がいたとはつゆとも知らなかった。かのミロシュ・フォアマンの傑作「アマデウス」の中でも、マリー・アントワネットの前で幼いウォルフガングが演奏しているシーンがあったが、ちょっと大きいお姉さんの姿などはなかった。
しかし、実際はかなりの才能を持ち、ピアノ、バイオリンの演奏も卓越してて、作曲もしていたらしいが、絶対に日の目は見ない。どれだけ才能があったとしても、ただ一つ、女である!というだけ。
モーツァルト一家が、演奏旅行を行っていたときに、途中出会ったフランス・ブルボン家の王女や、妻を亡くしたばかりの王太子との出会いや、音楽を勉強したいと思っているが、受け入れてくれない状況などが、淡々と描かれる。
少年ウォルフガングは、実際にバイオリンの名手らしく、格好が見事にさまになっている。
年齢設定が15歳くらいにしちゃ、少々ふけた感じのナンネル嬢だったが、監督の娘さんだということらしい。うまく行かない人生に絶望する・・・にしちゃ、若すぎたかもなああ。実際に、その年齢くらいで病気をし、勉学を諦め、その後は父レオポルドのもとにいたということらしいが、淡々と表されてて、入れない。。
カミーユ・クローデルやジャクリーヌ・デュプレみたいに、才能があったのに女性であったがための苦悩や絶望感は、若さに負けてたような気がする。もっと劇的な感動作にして作ってもいいと思ったくらい。
◎◎◎●
「ナンネル・モーツァルト」
監督・脚本 ルネ・フェレ
出演 マリー・フェレ マルク・バルベ ダヴィッド・モロー クロヴィス・フワン
息子の才能をいち早く見抜き、見事なプロデュースぶりを見せていた。しかし、彼に姉がいたとはつゆとも知らなかった。かのミロシュ・フォアマンの傑作「アマデウス」の中でも、マリー・アントワネットの前で幼いウォルフガングが演奏しているシーンがあったが、ちょっと大きいお姉さんの姿などはなかった。
しかし、実際はかなりの才能を持ち、ピアノ、バイオリンの演奏も卓越してて、作曲もしていたらしいが、絶対に日の目は見ない。どれだけ才能があったとしても、ただ一つ、女である!というだけ。
モーツァルト一家が、演奏旅行を行っていたときに、途中出会ったフランス・ブルボン家の王女や、妻を亡くしたばかりの王太子との出会いや、音楽を勉強したいと思っているが、受け入れてくれない状況などが、淡々と描かれる。
少年ウォルフガングは、実際にバイオリンの名手らしく、格好が見事にさまになっている。
年齢設定が15歳くらいにしちゃ、少々ふけた感じのナンネル嬢だったが、監督の娘さんだということらしい。うまく行かない人生に絶望する・・・にしちゃ、若すぎたかもなああ。実際に、その年齢くらいで病気をし、勉学を諦め、その後は父レオポルドのもとにいたということらしいが、淡々と表されてて、入れない。。
カミーユ・クローデルやジャクリーヌ・デュプレみたいに、才能があったのに女性であったがための苦悩や絶望感は、若さに負けてたような気がする。もっと劇的な感動作にして作ってもいいと思ったくらい。
◎◎◎●
「ナンネル・モーツァルト」
監督・脚本 ルネ・フェレ
出演 マリー・フェレ マルク・バルベ ダヴィッド・モロー クロヴィス・フワン
一応1歳差の設定ですけどとてもそうは見えなかったり…(苦笑)
ナンネルとクララ・シューマンは少しだけ人生がオーバーラップしてまうけど、たった数十年の違いが大きな結果の違いとなるのが歴史なのだなと思ったりもしました。
二人の姉妹のような絆は、自然に醸しだされてました。
男社会ってのは、なんて狭いんだろう・・と思うんですが、長い歴史ですからねぇ。
埋もれた女性をどしどし発掘していただきたい気もしますが、寂しさもますます増しそうです。