チーム☆アメリカ ワールド・ポリス

来た－－－！きました。ワールド・ポリス！世界を壊すのはキミ達だ！！
今年の初めに話題になってから、来るのを指折り数えて待ってました。Ｒ－１８（そんなんはどうでもえーのですが）。ここまでやるかの、おばか満載。期待にそぐわぬ凄さでした。決して、素晴らしさとはいえませんが・



いきなりのパリの風景。エッフェル塔に凱旋門、ルーヴル美術館。そこに、おひげをはやしたアラブ系のターバン巻いた男達が。じゃーん、有無も言わさず「ワールド・ポリス」の登場です。町の中だろうが、ルーヴルだろうが、んなもん、一切関係なし。ワールド・ポリスの目にはエッフェル塔なんか、ただの電柱ディ！と思ったかどうかは分かりませんが、ばっかん、ぼっかん壊していきます。そして、死体が転がっている中でのいきなりの愛の告白。うーん、いいですね。メリケンの匂い、プンプンです。

世界を救うためにはどこにでも行くぞ、ワールド・ポリス！エジプトに行って、ピラミッドなんか、ばんばん壊しちゃう。わけわかんないやり取りに、妙な仲たがいにいきなりの歌にダンス。最高の歌は、マイケル・〇イ監督への讃歌と、モンタージュの歌でございます。孤独な独裁者の歌もベリグー。キム・ジョンイル氏は、実名にて登場です。バックの音楽は中国風で、屋敷はポタラ宮殿風で、どこか日本的な雰囲気まで漂ってるインターナショナルなジョンイル氏でございます。



この独裁者が味方に引き込もうとするのが、特別出演（？）のＡ・ボールドウィン率いる俳優協会の面々。ワールド・ポリスに急遽参加した、ブロード・ウェイの役者、ゲイリーの尊敬する俳優でございます。彼をして、「世界最高の俳優」と言わしめる凄さ。参った。ティム・ロビンスに、ショーン・ペン、ジョージ・クルーニーにヘレン・ハント。オールスター総出演で、世界をぶっ壊しにかかります。うーん、イーサンちゃんが出てきたのが私としては、痛し痒しで・・。



マイケル・ムーアまで、最強のテロリストとして特別出演しております。世界を救ったのか、ぶっ壊したのか。どっちにしてもこえーー、アメリカ。アメリカ怒らすとこえーぞ！という事はしっかり勉強させてもらいました。理由なんざありませんから。彼らには・・・。
しっかし、こんな映画作れるアメリカって、凄可愛い国です。バカなことやるんなら、ここまで徹底的にやらなきゃ。この実写版が「ステルス」だったのか・・・・。