迷宮映画館

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秋深き

2008年12月28日 | あ行 日本映画
堅物の中学校の教師、寺田。新地のホステス、一代に惚れてる。
うーん、新地のクラブ・・・などというものに行ったこともないので、どのくらいのおあしがかかるのかは知らないが、中学校の教師が毎晩行けるようなところじゃないことくらいはわかる。

酒も飲まないで毎晩通う寺田は、少々KY気味だが、まんざらでもない。そろそろホステス業にも見切りをつけようと思っていた一代は、寺田の一世一代のプロポーズをあっさり受ける。

おっぱいを触らせてもらった寺田が、後生大事に右手をしまっているところはなかなかうまくて、笑えるのだが、彼を一発で悩殺してしまったおっぱいが何より大事で、重要なアイテムになる。

仏具屋の家を出て、一代と天にも昇る心地の日々を送る寺田。時折、嫉妬に駆られるのも愛嬌だが、しあわせな日々は束の間だった。彼女は乳がん。かなり重い症状だ。

一代は手術を拒む。テラちゃんが大好きなおっぱいは取りたくない。ガンなんか、直してみせる!!

とまあ、純情な教師と、ホステスという、とってもクロスオーバーな組み合わせなのだが、いろいろと突っ込みたくなってしようがない。まず八嶋君に、純情な・・という役に少々無理が・・・。それに理科の先生が、あれほど非科学的にはならんでしょ。

いや、百歩譲って、そこまで理性を無くさせるほどに愛していた。右手を一生しまっておきたくなるくらいのおっぱいだったとしよう。命とおっぱいと天秤にかけるくらいのおっぱいだった・・・。

だったら、それほどまでのおっぱいを見せなきゃ。サトエリを脱がせるくらいの脚本でなきゃ。いかんせん、それだけの力がなかったような気がした。

いい話なんだけど、全体に無理が見えて残念な気がした一本。

◎◎●

『秋深き』

監督 池田敏春
出演 八嶋智人 佐藤江梨子 赤井英和 渋谷天外 山田スミ子 佐藤浩市


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2 コメント

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>メルさま (sakurai)
2009-07-21 16:26:46
なんかいい加減に書いてたというのが、ありありとわかる記事ですね。間違いだらけ。直します。
それこそ話のツボがちがうぞお!みたいな感じですよね。
おっぱいが魅力なのはわかるけど、その魅力が見るほうに伝わりませんでした。
そこは描き方で何ぼでもなりそうなのですが、なんかねえ。
見てて、違うぞ、違うぞ!!って、腹立ってきましたもん。

お!「リアリティ・バイツ」!!ごらんになりましたか!!よかったっしょ。
ちょっと小汚いイーサンもまた素敵なんですよ。
当然、CDは所有しております!!
私も・・ (メル)
2009-07-21 09:52:25
この物語の展開と、あの理科の先生なのに非理論的な展開とを鑑みたら、さとえりに脱いでもらうくらいなきゃダメだ~って思いました。
いやはや、sakuraiさんが書いてらっしゃるとこ、全て同意見でございます。
彼女が彼が愛してるおっぱいを取りたくない、という気持ちはわかります、が、それを許しちゃう彼であってはいけなかったんじゃないかなぁって思ったんですよねぇ。
あの成り行きだったらあの場面で「君におっぱいがなくても、おっぱいがなくなっても、君は君だ。愛してるんだ、気持ちに変わりはない。君が生きてることが一番大切なんだ。ずっとそばにいてもらいたいから・・」ってなようなことを彼には言わせてもらいたかったです。
それが”壺”ですからねぇ~・・
それに、あの両親の態度も、彼の態度にも解せない部分が一杯。
親は彼女からの手紙で結婚式のことを知ってたんでしょ~。だったら結婚式に行けば?って思ったし、彼も彼女が亡くなるまで1回も彼女を両親にあわせないってことも理解出来なかったです。
さらに両親も彼女が亡くなったことを知ってたのにあのようにお母さんは普通通り毎日?観劇ですか~・・はぁ~・・とそのあたりにもなんだか怒りが(^_^;)
良いお話のところもあったし、前半、彼女がプロポーズを受けて結婚生活が始まったあたりまでは良い感じだっただけに、もったいなかったです。
ふぅ~・・長々と書いちゃった(^_^;)
すいませんm(__)m

そうそう、「リアリティ・バイツ」見ました~♪紹介、どうもありがとうございました!!!
青春でしたねぇ~。それにイーサンの歌があんなに上手いなんて初めて知りました!あの映画はサントラも買いですね♪^^

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