先日、三回目の映画歴史講座をしたが、お題は中国。「シャンハイ」と「孫文の義士団」をネタに近代の中国のありようを考えようとしたが、その大きな分岐点となったのは「アヘン戦争」だ!と言うのは、大事なとこだと思う。だったら、普通のアヘン戦争あたりから始めればいいのだが、その前を考えてみたくなる。あたしの悪い癖。
清と言う国は、あの奇抜な髪形で知られるように、漢民族の王朝ではない。北方にいた女真族と言う人たちが支配層にいた。その前が明。これは漢民族の王朝。その前は元、かのチンギスハンが起こしたモンゴル民族の王朝。。。かの国は、5000年以上の歴史を持つとんでもの伝統の国だが、その流れは、漢民族の国家と、異民族からの支配の国家の繰り返しの存亡の歴史。
皇帝がえばってて、壮大な建築物や半端ない大運河を作り、傍目には盤石な国家のように見えなくもないが、新しい国家が出来ればその王朝を倒そうと虎視淡々と狙っている周りの国、異民族に支配されれば、屈辱を受けた漢民族らの蜂起を待つ。。。その繰り返しが行われてきた。
明はと言うと、長く異民族の支配を受け、ようやっと漢民族の王朝が復活した時。疑心暗鬼の塊りのような洪武帝が始めた国家は、はなっから夷狄を恐れ、家臣の謀反に惑わされていた。そして民衆を信じてはいなかったのかも。。。などと言うことを考えながら、処刑剣を見ていた。
んでもって、明の時代の映画なんか、あったかなあ??と。始皇帝や三国志の昔の話や、アヘン戦争や、西太后、辛亥革命に日中戦争などの近代の混乱は数多く描かれてきたが、明の時代の映画なんか思い浮かばない。韓国ものだとあるのだが、ないんですよ、これが・・。つうことで、結構あたくし的には楽しみにしておりました。どのくらい、明と言う王朝の特徴が出てるかなあと。
なかなか、よーーく表されていたのではないでしょうか。皇帝を裏切ろうとした諸侯に、内憂外患を抱える明の焦り、長い中国の歴史の中でも、一番宦官が多かったと言われる明、その辺の弊害ももれなく描いておりました。
親王やら家臣やら、どっちがどっちの味方で敵なのかわかんなくなった始めをなんとか乗り越え、玉璽があっち行ったり、こっち行ったりと若干忙しいのでありやすが、まあその辺はドニーさんのアクションで進んでいきやしょう。。。亡き藤田まことのおっさんとちょっと似てないですか?ドニーさん。
動かないサモ・ハンさんですが、迫力ありますなあ。おおむね、得心の入った作品でアリやした。
◎◎◎○●
「処刑剣 14BLADES」
監督 ダニエル・リー
出演 ドニー・イェン ヴィッキー・チャオ ウーズン チー・ユーウー サモ・ハン
清と言う国は、あの奇抜な髪形で知られるように、漢民族の王朝ではない。北方にいた女真族と言う人たちが支配層にいた。その前が明。これは漢民族の王朝。その前は元、かのチンギスハンが起こしたモンゴル民族の王朝。。。かの国は、5000年以上の歴史を持つとんでもの伝統の国だが、その流れは、漢民族の国家と、異民族からの支配の国家の繰り返しの存亡の歴史。
皇帝がえばってて、壮大な建築物や半端ない大運河を作り、傍目には盤石な国家のように見えなくもないが、新しい国家が出来ればその王朝を倒そうと虎視淡々と狙っている周りの国、異民族に支配されれば、屈辱を受けた漢民族らの蜂起を待つ。。。その繰り返しが行われてきた。
明はと言うと、長く異民族の支配を受け、ようやっと漢民族の王朝が復活した時。疑心暗鬼の塊りのような洪武帝が始めた国家は、はなっから夷狄を恐れ、家臣の謀反に惑わされていた。そして民衆を信じてはいなかったのかも。。。などと言うことを考えながら、処刑剣を見ていた。
んでもって、明の時代の映画なんか、あったかなあ??と。始皇帝や三国志の昔の話や、アヘン戦争や、西太后、辛亥革命に日中戦争などの近代の混乱は数多く描かれてきたが、明の時代の映画なんか思い浮かばない。韓国ものだとあるのだが、ないんですよ、これが・・。つうことで、結構あたくし的には楽しみにしておりました。どのくらい、明と言う王朝の特徴が出てるかなあと。
なかなか、よーーく表されていたのではないでしょうか。皇帝を裏切ろうとした諸侯に、内憂外患を抱える明の焦り、長い中国の歴史の中でも、一番宦官が多かったと言われる明、その辺の弊害ももれなく描いておりました。
親王やら家臣やら、どっちがどっちの味方で敵なのかわかんなくなった始めをなんとか乗り越え、玉璽があっち行ったり、こっち行ったりと若干忙しいのでありやすが、まあその辺はドニーさんのアクションで進んでいきやしょう。。。亡き藤田まことのおっさんとちょっと似てないですか?ドニーさん。
動かないサモ・ハンさんですが、迫力ありますなあ。おおむね、得心の入った作品でアリやした。
◎◎◎○●
「処刑剣 14BLADES」
監督 ダニエル・リー
出演 ドニー・イェン ヴィッキー・チャオ ウーズン チー・ユーウー サモ・ハン
なるほど、ドニーって何だか親しみがある気がしてたんですがそれだったかぁ。藤田まことさんね。確かに。
相変わらずかっちょいードニーさんを拝見して満足なんですが、どの変が14の剣なのか良く解らなかったのがちと残念でした。(苦笑)
観たらまた来ます~~(#^.^#)
「孫文の義士団」と「イップマン」を観ましたが、「イップマン」が一番好きです。「ロッキー4」みたいな話ですけれど。
「イップマン」では、サモハン師父も動きます。ご覧になっていなければ、是非!
昔は、ほんとにスルー役者だったのですが、ここに来て、やたら出てますもんね。
そしたら、藤田氏の顔が浮かんできて・・・。
14剣はどうしてもフューチャーしたかったのね。
その辺は気にせず、ちょっと複雑でわかりにくい人間関係を乗り越えて、見てください。
WOWOW来るの、待ってます。
サモ・ハン!息長いですよね。
ユン・ピョウなんかどこ行ったんだろう?
「どんな話だったか忘れた」とのことでしたが、記事をみると明の時代を考証されながらみられているようで、驚きです
物語はドニーさんがギミック箱を背負いながら戦いに身を置きながらヴィッキー・チャオと心通わせていくお話です
このギミック箱がなかなか面白く出来ていたのですが、14本あるという剣が確認できなかったのはひとえに残念であります
そのあと、「レイン・オブ・アサシン」と来て、意外に続いたんですが。
徐々に思い出しました。
じっくり巻き戻ししながら見たいかも。