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ドルフィンブルー

2007年07月09日 | た行 日本映画
新米の獣医。張り切って今日から出勤というところでしょうか。行き先は沖縄の『美ら海水族館』!!超ど級の水槽があって、悠々とジンベイザメが泳いでいます。

ここです。

なんせ、ほれ行ってきたばかりのところなもんで、あたし的には映画を見るというよりも、あの入り口、この経路、あそこだよぉ、そこそこ。とかばっかで、一体何を見てるのでしょう。

さて、張り切って獣医の仕事にかかれる!と思った植村医師に待っていたものは、完全にイルカの飼育員の仕事。バケツを洗ったり、魚のひれを切り落としたり、水槽の掃除をしたり・・・・。医者らしい仕事ができなくて、くさってる植村君に、「おまえにイルカの何がわかる!」と一喝。新米獣医の成長物語にもなっております。

ある日、イルカの一匹に原因不明の尾の病気が。どんどんと壊死していく症状をとめられない。何とかしようと、いろいろ努力をするのですが、いかんともしがたい。とうとう、病気の部分を切り落とすことに。尾の大部分を切り落とされたしまったフジは、病気の進行は止まったものの、泳ぎを忘れたかのように浮いてるだけ。それではまた新たな病気になってしまう。

植村は、ある資料からフジに人工ひれをつけることを考える。ゴムといえばブリジストン。技術者の心理をくすぐって、フジの尾びれを作るプロジェクトが始まった。

非常にまじめで、いまどき珍しいくらいストレートな映画だった。私も映画鑑賞が目的ではなく、修学旅行の事前指導の下見のつもりで行ったのだが、古典を感じさせるくらいの作りだった。

実話がベースの話の展開は、ほー、なるほど、と思わせる説得力がある。何より凄いのはイルカの演技、、とでも言いましょうか、水槽の中の様子やら、イルカの運搬やら、手術の様子やら、水族館の裏舞台などなど。へーー、とか、ほーー、とか、その辺の裏事情がとっても興味深い。

なので、下手に物語として膨らませず、余分な恋愛物語など足さずに、記録映画にしてしまった方が、無理なくとっても説得力があると思うのです。『美ら海水族館の舞台裏』だけで、凄い見ごたえのある映画が一本作れそう。

あっつい沖縄のイルカショーを思い出して、あたし的にはとってもうれしかったです。

◎◎○

『ドルフィンブルー』

監督 前田哲
出演 松山ケンイチ 高畑充希 西山茉希 永作博美 山崎努 池内博之 坂井真紀 利重剛 田中哲司 上間宗男

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8 コメント

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こんばんは (any)
2007-07-12 20:33:07
sakuraiさん、美ら水族館に行かれたばかりなんですね~♪
それは又、違った意味で映画を楽しめたことと思います。
私もあのエスカレーターでまず、おぉぉ~☆って嬉しくなりました。
しかも作品は、古典を感じさせるくらいの作りでしたか(笑)

フジに関わる人達の熱い思いと温かさが伝わってきましたね。
でも、余計なエピソードと、
ハァ~とかフゥ~というBGMは要らなかったような...
初めまして。 (あかね)
2007-07-13 04:02:56
初めまして。
「あかねのたわごと☆本日記」の、あかねと申します。
TBさせていただきました~☆
松山君目当てで行った映画でしたが、沖縄の海・空・自然…そしてイルカたちに、めちゃくちゃ癒されてしまった映画でした~
しかもsakuraiさんは、行ってきたばかりなんですね!?
うらやましいです
映画は確かに、真面目なSTORYでしたね。
恋愛部分に違和感を感じたのは、松山ファンだからこその嫉妬だけでは無かった…と思いたい(笑)

また遊びにこさせていただきます☆よろしくお願いします☆
>anyさま (sakurai)
2007-07-14 10:58:54
そうそう、あの入り口から、エレベーター。
でっかい水槽に、外のイルカ・プールまで、嬉しくなって見てました。
話は本当に古典的なつくりで、安心しながら見てましたが、とってつけたようなエピソードは、本当にいらなかったですね。
技術者をもっとクローズアップさせてもらいたかったですわ。
>あかねさま (sakurai)
2007-07-14 11:01:47
どうぞヨロシク。
マジに暑かったですが、行った甲斐のあるいいところでした。
機会があったら是非行ってみて下さい。
真夏に、あの自転車は絶対無理だと思いますが。

恋愛部分は、違和感ありすぎでしたね。同感です。
いいなぁ~~ (mariyon)
2007-07-16 18:26:24
ミーハー松ケン目当てでしたが、まっすぐな映画。あまりいじくってなくて、好感持てました。夏はこういう映画もいいですね。

ところで、水族館、実際に行かれたんですね!!
自分が行った場所が映画になっているときって、ものすごく嬉しいですよね。

でも、自分の田舎の風景が出てたドラマ「島根の弁護士」は、むちゃくちゃ恥ずかしかったです。あの変な放言が特に・・・。すみません、脱線してしまいました

>mariyonさま (sakurai)
2007-07-17 08:43:19
マツケン君、引っ張りだこですね。
『L』には、驚かされましたが、こういう真っ直ぐな役が似合いますよね。
『L』の時は、貧弱に見えたけど、いい体してるし・・・。(こらこら、どこ見てる)

藤沢周平シリーズ見てて、ヘタクソな庄内弁に茶々入れてましたが、山陰と東北弁は似てるっていうのが「砂の器」のエピソードにありましたよね。
コメントありがとうございました (YOSHIYU機)
2008-09-08 09:20:05
恋愛物語も、永作博美も、主題歌まで歌わせて
必死に売りこもうとしてる高畑充希も、いらないから
もっとフジやブリジストンについて、描いて
欲しかったですよね。
>YOSHIYU機さま (sakurai)
2008-09-08 20:19:46
完全にドキュメンタリーにしちゃっても、十分行けたと思うのですが、それじゃ、人が来ないか。
プロジェクトX!!あたりが目を付けそうなネタでした。

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