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K2 初登頂の真実

2015年01月29日 | か行 外国映画
予告で戦争で負け、国の威信を取り戻すためにがむしゃらに、非合法なことがあっても、なんとかしてK2の登頂を行った・・という話だと思い込んでいたもんで、こんな話だったの?という若干違うものを見せられた感が強かった。最近、予告をなるべく見ないようにしようと思ってる今日この頃。

とりあえず、途中まではそういうお話。戦争で負け、しょぼんとしてるイタリア国民に自信を取り戻させるには、このでっかいニュースがいいんじゃないかと思ってる大学教授・デジオ。国民に自信を・・・と言うより、自分の名誉のためじゃん!と思ったし、まさにそうでしょう。アメリカ隊も失敗した登頂。自分らができるわけないやん!と言われるが、イタリアには、世界に誇るアルピニストがいる!と、主張して、実施させる。

イタリア中から、われこそは!という猛者が集まってくる。名誉のため、彼女のため、家族のため、お金のためといろんな目的で集まるが、皆思いは登頂したい!登頂を成功させたいという強い思い。過酷な訓練を耐え抜いて、選んだ仲間たちと周到な準備と練習を積んで、いよいよアタックする。

団体でアタックするわけだから、メンバーとして選ばれるのは、何よりチームワークを大事にする人じゃないかと思うのだが、この人選見てると、エゴイストとわがまま男の集団みたいにみえてしようがない。いろいろと話を肉付けするために登頂する人たちの人生を垣間見せる。そりゃ、いろいろあります。

さて、パキスタンに入り、いろいろ登頂を目指すのだが、一番肝心なリーダーがいない。周到な用意とは程遠い準備で、エゴイストの集まりで、本当に強い確固たる意志の持ち主たち…のはずなのに、どうもそう見えない。とんでもない困難な登山をするんだから、息もできず、足も重く、寒さに震え、過酷そのものでなければならないはずなのに、物語感がぷんぷんしてくる。そりゃ映画ですから、やむを得ないのもわかるが、なんか違う。

さまざまな犠牲を払いながら、それでも何とかして、頂上寸前のベースキャンプまでは登る。そこからとんでもないことが起こる。急遽選ばれたリーダーが、別の人(そっちが力もあって、登るには適任そうな人)に上る栄誉を奪われないとして、ベースキャンプの場所を変えて、知らせないというもの。8000メートルを超えたところでド卑怯なことをやっちゃった。

なんかもう、呆れるというより、情けないってか、人としてどうよ・・・ということ。でそれをずっと隠してきたイタリア?恥の上塗り?栄誉を奪われたボナッティ(こっちが適任だった人)が、裁判に訴えて、この登頂の影にこんなことが隠されていたんです・・・・と言うことを明らかにしたのはいいけど、それって本当に恥。

いろいろとテンションの下がる映画だった。こういう事実だったんです、っていうのと、本当に大変でした、ってのは伝わったけど、いやはや・・・。何はともあれ、山には登らんでいい。

◎◎

「K2 初登頂の真実」

監督 ロバート・ドーンヘルム
出演 マルコ・ボッチ マッシモ・ポッジョ ミケーレ・アルハイク ジュゼッペ・チェデルナ ジョルジョ・ルパーノ

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