迷宮映画館

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フライト

2013年03月11日 | は行 外国映画
短評にて失礼。

いきなり冒頭、R-15の映像にどき!え?監督、本当にゼメキス?ちょっと作風が変わったなあ~と思ったんだけど、全体のバランスの悪さが気になった。

パイロットのウィトカーは、アル中、おまけにドラッグ付け。フライトの前に景気付けに一吸い・・みたいな。あちらの映画にふつうによく出てくるシーンだ。薬をクレジットカードで刻んで、ストローですっと吸う。あんまり見慣れて、麻痺してきてるが、それってヤバいっしょ。

何度も何度も出てくるシーン。あんまり見せられて、それってごくごく当たり前のことなんだろうか・・・などとも思ってしまう。

そして、酒をあおって飛行機の操縦を行う。そこに不慮の事故。ベテランのウィトカー機長は、奇跡の操縦で、最小の被害にとどめ、多くの命を救った英雄とされたが、彼の体内からは、アルコールが・・・。

当然ながら会社は、彼をヒーローにしておかなければならない。そのためにありとあらゆる真実の隠ぺい、ねつ造、弁明、偽証をする。

見てて、腹立ってきた。まず人としてどうよ?だからこそ、省みて、自分の罪を認め、罰を受けることこそが大事なこと・・・・と言いたいんだろうが、罰受けるからいいのか?その前にまず人としてまずいでしょ。あんだけ酒飲んでたら、まずわかるでしょ、周りの人が。

いくら、ダウンしたところに覚醒させたとしても、普通の人だったらわかると思うんですが。

ツウことで、結構鳴り物入りでやってきた映画だが、話には一切の共感を得られない。デンゼルの演技はさすがに見事だし、そこは見どころだが、なんか根本的にどっか狂ってるとしか思えない。その場だけを取り繕うとしたって、それは無理。「悪事は露見する」の原則が大事なことは通じた。でも、どうにも釈然としなかった。

◎◎○

「フライト」

監督 ロバート・ゼメキス
出演 デンゼル・ワシントン ドン・チードル ケリー・ライリー ジョン・グッドマン

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11 コメント

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デンゼルショック! (KON)
2013-03-12 09:17:17
あの、アメリカの良心的笑顔を封印した今回のデンゼル。
相当な汚れ役でしたね。腹もすごかった。
色々ごまかして、迷い、信頼を裏切って、表面上回復して、また裏切って・・・。
あの覚醒シーンだけ変にコメディで後半?でした。
監督自身が途中迷っていたのでは?
ラストはさすがのデンゼル、皮肉ではありましたが、こうでなくては。
安定感~ (cyaz)
2013-03-13 12:39:48
sakuraiさん、こんにちは^^

デンゼルはどんな役をさせても無難にこなすというか、
そういう意味では稼げる稼げないは別にして、
観る側が安心して観られる数少ない俳優だと思います。
アルゴのときもそうでしたが、この映画ではさらに
ジョン・グッドマンは効いていましたね(笑)
ドン・チーゲンがいまいち効いていなかったような・・・。
黒人弁護士とするなら、別の黒人俳優が良かったかも(笑)
Unknown (風子)
2013-03-14 16:12:54
宗教的要素も入っているようですが、日本人の共感を呼ばない作品でしたね。
>KONさま (sakurai)
2013-03-15 11:10:51
結構、最近汚れ役も多いじゃないですか。
振り返ってみると、真面目で真摯なまっすぐな役って、思ったほどないかもよ。
昔から映画館泣かせの役者さんで、デンゼル映画は入らない・・・というジンクスがあるそうです。
なんかわからなくもない。
>cyazさま (sakurai)
2013-03-15 11:24:11
そうですよねぇ。
絶対に間違いない安心感が、意外性を感じさせない。なんだかどんな映画でも普通・・になってしまうみたいな。
映画館泣かせみたいですがね。
ジョン・グッドマンの存在感はさすがでした。

Unknown (よもやま)
2013-03-23 01:18:51
こんばんは。倫理的にはこの機長はアウトですね。でも人生を楽しむ資金はあるので、へましても牧場というか小屋に逃げられる。
依存症の彼女、事故で重症を負った副機長、自分の子供、すべてが彼の改心を促していく。
それでも駄目駄目なやつのようですが、最後に用意されていた甘い逃げの手を自ら断ち切った、ということろに映画的カタルシスがあるようですね。
倫理観と道徳心で見てしまうとこの映画は完全アウトでしょう。
私は結構楽しめました。人種も宗教も回りの親切も思惑も超えて、悪魔のような友達まで救いに来てくれたのに最後は自分になった、というところがなかなかというか、まあままかもしれないと。
永井豪なららなんというのか、聞いてみたい、です。
遠い夜明け (バラサ☆バラサ)
2013-03-24 16:36:11
以来、誠実なイメージの男ですからね。
本当に悪い奴って「トレーニングデイ」ぐらいじゃないですか?「アメリカン・ギャングスター」は大悪人と言うには・・・。

で、英雄か犯罪者か?というコピーと、あの予告編は詐欺みたいなもんですね。「ローマ法王の休日」みたいに。
最初から犯罪者なんだもの、弁護の余地なし。
>よもやまさま (sakurai)
2013-04-03 22:29:53
コメントありがとうございます。
まず人として、どうあるべきかってこと考えてほしいなあと思いましたね。
依存症は病気なんだから・・・と言われても、人の命を預かる仕事をしているわけですからねぇ。
いくら最後に改心して、立ち直ったというゴールがあったとしても、どうにも納得できませんでした。
その部分も話の流れの一つとして見るべきなんでしょうがねえ。
永井豪ですか!!結構常識人だったりして。
>バラサ☆バラサさま (sakurai)
2013-04-03 22:33:47
いや、何気に悪い役も最近多いですよ。
やっぱ根はいい・・・でしょうが。

見る前にいろいろと違った方向に持ってかれたなあ、という気はしましたわ。
まず監督の名前でやられたわ。。
こんばんは (maki)
2013-07-31 21:06:34
アル中は手に負えないと聞きますが、
実際のアル中もこんな感じなんだろうと…
そういう意味ではデンゼルさんはさすがの演技達者ぶりをみせてくれました
どうしようもない男で見てて腹がたってくる…のは、やはり演技がうまいからですよね
「安心のデンゼル・ワシントン」はある意味で健在でした
なんにせよ、希望の残るラストでよかったです

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