迷宮映画館

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ホワイトアウト

2000年08月24日 | は行 日本映画
まさに織田裕二版「ダイハード」!斬っても、突いても死なない奴というムードはかなりでていたと思う。でもタフガイというイメージとはちょっとちがうんだなこれが。本当に大変でしたね、ご苦労様、といいたくなるような映像だったのである。それは映画の醍醐味とはちがうよね。

話はテロリスト集団による巨大ダムの占拠、ダムと下流域に住む住民の命と引き換えに50億円を要求。一人、ダムの運転員が人質を逃れ、彼らの計画を阻止しようと孤軍奮闘。果たして結末は・・・・というもの。

規模の大きな作品を目指した意図はよーく伝わった。場所をせせこましい都市部やカーチェイスなどにしなかったのは成功だと思う。いくら頑張ったってそういうのはハリウッドには敵わない。日本でもスケールの大きい作品は、時と場所を考えれば十分可能であるということが証明された。これはうれしい限りである。如何せん、題名にもなっているホワイトアウト現象の、パニックに陥りそうな極限の状態が伝わってこなかったのは私が雪国育ちだからかしら、なーんちゃって。

邦画の場合、役者のキャラクターが限定されていて、意外性のある役柄になかなかであえない。この映画でもそこに新味はなかった。

本編以外に思ったことは、悪名高い新潟県警でしたが、果たしてあれで汚名挽回できたかな。いかにも地方の署長と県警のトップという感じがリアルでしたね。でも日本の警察ってどうしてあんなにダサいんでしょうね。年配の役者さんたちをあまりに早く殺しすぎ。ありゃないでしょ。

「ホワイトアウト」



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