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悪の教典

2012年11月20日 | あ行 日本映画
最近、とっても有名なアイドルさんが、この映画を嫌いだ!と言って、話題になってました。見る前に、どんな映画か知らなかったのでしょうかね。有名人が集う試写会みたいなもんでしょうか。招待だったのでしょうか。と言っても、一応これから見る映画はどんなのかくらいは、知っておくべきではないでしょうか。

特に、「悪の!!」と銘打ってるわけで、足を運んだならば、それなりの責任があるんじゃないかなあと思った次第。アタシみたいに思想も何にもなく、とにかく公開される映画を片っ端から見ているヤツでさえ、一応苦手なホラーとスプラッターは避けて通ってるのですが。。。

といいつつ、結構な宣伝になってるらしいので、痛し痒しですかね。

と言うことで映画。主人公の蓮見先生こと、ハスミン。明るく、楽しく、わかりやすく、生徒のことをとっても理解してて、絶大な人気を誇ってる高校の英語教師。うーん、胡散臭い。もうそれだけで胡散臭いのですが、高校生にはそれは胡散臭さではなく、大いなる理解者として存在してるのであります。

しかし、どこにでもへそ曲がりはいる。こいつはおかしい、何かある・・・と思った奴によって、じわじわと化けの皮がはがされていくのであります。しかし、周到な準備をしているハスミンは、自分を追い詰めようとしている奴を逆にどんどんと攻撃して行く。生徒であろうが、同僚であろうが、クレイマーの親父であろうが、一切容赦はない。と言うより、せっせとまるで自分に課せられた課題のように、真面目にねちっこく、殺して行くハスミン。

警察も、とりあえず不審な死を遂げた人の捜査などをしているのですが、念入りな計画のもとで実行しているハスミンに、疑いの目は向けられないのであります。そこにあるのは、人の弱みにつけこんで、人を支配しようとする人間のいやらしさってのが、真実を隠す要因になってます。

ちょっと勇気を持って、告発したり、真実を言えば、んな男の言うなりにはならないはずなのに、哀しいかな人間。そして殺人鬼の餌食となった行く・・・・。

と言うことで、これでもか!これでもか!と人間のやな部分を見せられます。見てて、気持ちのいいもんじゃないし、好きじゃないと言う気持ちもわかる。ハスミンのぷっつんぶりは到底理解しがたいものですが、ここに出てくる人の弱みにつけこんで、他人を支配しようと言う精神は、よくある話で、悲しいかな、どこにであること。だからこそ、ますますいやーーな気持ちになっちゃう。

続きもあり・・となってましたが、救いはどっかにあって欲しい・・・と思う感じ。原作本は、ずっと前から気になっていたのですが、どうしても手にとる気にならず、スルーしてました。ゆっくりしたら読もうかな。

無垢っぽい目で前に突き進む伊藤君が、怖いほどのぴったり感。いやな役をキチンと好演したのではないでしょうか。染谷&二階堂コンビは「ヒミズ」に続いての共演。二階堂ふみさんは、今までになく私にはいい感じに見えた。山田先生は、でますなあああ。いやーーーな大人の役が、どんどんと似合ってくる。この間まで高校生だったのにねえ。若い年代の香川さんに見えてきます。

つうことで、次はどうしよう・・・・と、悩む一本でした。

◎◎◎

「悪の教典」

監督 三池崇史
出演 伊藤英明 二階堂ふみ 染谷将太

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8 コメント

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山田くん・・・ (マリー)
2012-11-21 22:21:29
こんばんは~~♪
あのOさんの発言・・・出演した若手俳優さんや、作り手さんにとっては「そんなこと言うなら、観ないで欲しかった」あるいは「宣伝になったよ。ありがとう」どっちかなのかな?
どちらにしても影響力ありそう・・・

伊藤さんは、すご~~く似合ってた。

sakuraiさんの山田くん評=若い年代の香川さん に激しく同意!本当にそんなカンジになってきたね~。
邦画観ればどこにでも山田くん。にそのうちなりそうね(笑)
>マリーさま (sakurai)
2012-11-22 16:00:35
ほんとに!
出てる人だって、こんなのやだって思ってたかも。
今、本を手に取ってますが、気持ちのいいもんじゃないですね、つくづく。

山田君、ちょこちょこいろんなのに出たり、どんど主役張ったりと、忙しそうですねえ。
借金あんのかなあ~なんて思ったりして。
若手では間違いのない人ですが、香川さんみたい~と思っちゃった。
香川さんもこうなるまでは、結構大変だったようですが、山田君には、・・・・・どうなってほしいかよくわからん。
大島優子とは違う意味で (西京極 紫)
2012-12-12 00:55:22
ようやっと、観ました。

大島優子と違う意味で「僕もこの映画が好きではありません!」。
ハスミンが全然サイコパスっぽくない。
山田孝之がカッコ良過ぎる。
期待してた三池っぽいエログロさがない。
…ということでかなりsakuraiさんとは違った感想を持ちました。

原作も結構大味でしたけど、映画よりは緻密かな?
でも貴志祐介なら「黒い家」の方が怖いです。
>西京極 紫さま (sakurai)
2012-12-14 22:12:05
うーん、どう見てもサイコパスには見えませんでしたが、そのギャップといいましょうか、なーーにも考えないでやってます!と言うのが、逆に恐怖に感じました。
それこそが、一番怖いことかなあと。
山田君は、なんにでも出ますが、役柄は決まって来たような。
「黒い家」は読んでないです。今度読もうかな。
この本は、斜め読みでちょうどよかったですわ。
こんばんは。 (ヒロ之)
2013-05-18 01:47:13
二階堂ふみさんは個人的にはドスライクな好みでして、この子が出ていると不思議と作品も面白く感じちゃうんですよねぇ。
なので「脳男」にも期待しています。
三池さんらしい無茶苦茶なバイオレンス映画でした。
こんにちは (maki)
2013-05-23 05:51:09
確かに、サイコパスというよりかは
なーんも考えずにやってますと言う感じ。
ボロボロ露見していくあたりも、爪が甘いというかなんというか。だからこそ後半の惨劇になっちゃうのですが…

…にしても楽しい映画でした(と私は思ってます)ちょっと不謹慎ですがコメディのようで、エンタメしてたと思います
大島さんの発言は、私も同意で、事前にどういった映画なのか情報とか入ってるはずなんですから、パスするとかコメントしないとか、対応はいくらでもあったと思うんですけどね。売名行為といわれても仕方ないかもです
>ヒロ之さま (sakurai)
2013-05-23 12:39:16
若手のアブノーマル派としては、ぴか一ですもんね。
この映画では、結構まともな感じでしたが。。
本の派手な部分をうまーく出してたと思います。
本は飛ばし読みでしたが、決して好みの世界ではないです。
>makiさま (sakurai)
2013-05-23 12:42:08
ですねえ。
根本的などっかのねじがおかしい人は、何をどういっても無理。
その後ろには何もない!っていう風情が、伊藤氏に漂ってて、そこはよかったと思います。

もう、あの発言も雲散霧消ですが、ああいう立場の人は映画を作ること自体に敬意を表すべき発言をすべきだと思いますわ。

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