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悪夢のエレベーター

2009年12月14日 | あ行 日本映画
俳優としても、一癖あって存在感のある演技を見せる堀部圭亮初監督作品だそうで。うーん、なかなかの才能です。

狭いシチェーションって言うのは、下手に撮ると、とんでもないせこい作品になってしまいますが、うまい脚本と合わさると、傑作になり得りますから。ということで、こちらの按配はいかに・・。

あるビルのエレベーターの中、突然止まってしまったところに、4人の男女。それぞれとっても曰くありげな様子。

派手な格好で、いかにもヤーさん的雰囲気のおっさん。関西弁でまくしたてるが、結構うざい。緑のジャージのおっさんは、ジョギングに行く途中だという。そして、気を失った若い男は、超焦っている。

動かないエレベーターの中で、助けを呼ぼうとするが、なんともすべがない。困る・・・。携帯の電池は切れるし、どうにもならない。妻に赤ん坊が生まれそうだと言われ、妻のところに行く途中だったのだ。

困った、マジに困った。なんとかしないといけないが、どうしたら。

そして、怪しげな女の子がもう一人。黒づくめの彼女は、どうやら、ビルの屋上に用事があったらしい。それぞれがいろいろと事情を抱えていたようで、悩みと困惑と焦りが狭いエレベーターの中を渦巻く・・・。

うーん、結構やられました。なるほど、そう来たか・・・。全編、狭い中を描くのは、やっぱり無理がありますが、前半は完全にエレベーターの中の経過で終始し、後半は、謎解きになって行くのですが、解決したかな~と思いきや、次々と仕掛けがわいてくるのですねえ。

中身は一切言及できませんが、おとなしめの女の子の佐津川愛美は、うまかった。結構な迫力。下から覗きあげるようなイッテル目つきは、キテましたわ。

で、もともと、現代劇に出ると「・・うざい」と思ってた内野さん。違うタイプのウザサですが、日本のうざい俳優では、阿部サダさんと、タメではないかと思っていたのですが、このウザサが生きてたのですよ。

とってもスッキリしない終わり方で、好きです。ちょっとやられたい方、情報入れずにぜひ見てください。。。。って、終わってしまいましたので、DVDでも。

追伸   終わったと思ってたら、今週末までした。
未見の方、どうぞ!


◎◎◎◎

「悪夢のエレベーター」

監督 堀部圭亮
出演 内野聖陽 佐津川愛美 モト冬樹 斎藤工 小西遼生 池田鉄洋 市川しんぺー いけだしん 山本彩乃 長澤つぐみ 芦田昌太郎 宮下誠 いか八朗 堀井茶渡 大堀こういち 芦名星 本上まなみ

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8 コメント

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楽しまれたようで (miyu)
2009-12-14 11:44:22
なによりです。
ナニゲに原作がこれは好きなので、
どうしても甘い目で観てしまったかなぁ~と
思うのですが、こうして褒めていただくと
なぜか嬉しくなるから不思議なもんですよね。
別にあたしが褒められたわけじゃないのにw
う~ん (KLY)
2009-12-14 23:17:33
後半の謎解き部分は面白かったんですけどね
ぇ。やっぱりエレベーター内はちと辛かったで
す。最初はものめずらしさで観れるんですけ
ど、如何せん絵変わりしないし。色々工夫はし
てるんですが、観る側も慣れちゃうきがしま
す。
>miyuさま (sakurai)
2009-12-15 20:45:19
おかげさまで、何にも知らなかったので、楽しませてもらいました。
一回しか使えないネタでしょうけど、役者のハマり塩梅が、とっても映画的にグーだったと思います。
原作好きで、それなりに作ってくれると、嬉しくなりますよね。
>KLYさま (sakurai)
2009-12-15 20:47:58
私、後半の謎解きより、あの狭いシチュエーションの描き方がうまいなあ!と思いましたです。
あそこで監督の力量がわかる!みたいな。
どんどんと場面転換があってなんてのもいいのですが、あそこまで見せたのは、役者もうまかったですが、監督も結構渾身だったかなあと。
それが伝わってきました。
こんにちは (はらやん)
2009-12-20 09:21:53
sakuraiさん、こんにちは!

堀部圭亮監督、いいですよね。
テレビで深夜帯で放送されていてDVDでもでた「やさぐれぱんだ」が最高です。
ご覧になりました?
堺雅人さんと生瀬勝久さん(声だけだけど)が出ているのですが、これがおもしろいんですよ。
もしご覧になっていないようでしたらぜひ。
>はらやんさま (sakurai)
2009-12-23 21:02:05
堀部君、演技してるときも、独特ですが、監督業もなかなかやりますねぇ。
「やさぐれぱんだ」・・みてないです。
それは見たいですね。
正月に、探してみますわ。
こんばんは (バラサ☆バラサ)
2010-01-13 01:00:15
地上版「The Limit of Love海猿」と言われる「252生存者あり」の内野の兄貴が、意外に出来る役者だったのを初めて知りました。

モト冬樹にしろ愛美ちゃんにしろ役者良かったです。

スッキリしない終わり方が、続編小説(ブログ)では完全に暴走して、あんまりです。
>バラサ☆バラサさま (sakurai)
2010-01-13 14:00:31
「252」は凄まじかったですね。
あれは内野さんのせいではないとは思いますが・・・。
うーん、、、、、原作本はどうしましょうね。
読むべきでしょか?

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