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ウルフマン

2010年04月27日 | あ行 外国映画
19世紀末・・・。これほど、世紀末という言葉がぴったりだった時代はないかもしれない。いや、世紀末という言葉は19世紀限定なのかも。

これほどおどろしく、近代と前世がせめぎ合って、えもいわれぬ不気味な雰囲気をかもし出していた時代はなかった。その象徴が「切り裂きジャック」。

犯人は不明。定期的に教われる女性。その残忍な犯行は人々を恐怖のどん底に陥れた。科学が徐々に発達し、わけのわからないものが少しずつ判明していってる世界で、わからないことがことさら人々の恐怖を増幅させたのではないか。

ウルフマンなどというそれこそ非科学的なものの代表は、この世にあってはならないものなわけで、頭のかったい人々の、価値観を根本から覆した・・・ということがもしかしたら、テーマなのかなあ・・・・なんて、小難しいことを思ったり。

そんな面倒くさいことは、必要ございませんでした。出てきただけで「ひょえーー!!」と怖いハンニバル博士の権威は、相変わらず健在。こええーーです。マジに怖いです。狼になっちゃってからも、アンソニーに見えちゃうのが凄い!

それに相対する我らがトロ・ウルフ!!なかなか似合っておりますな。ごつめの顔に、もしゃもしゃな感じが結構似合いますわ。うーん、イギリスの貴族、とはちょっと無理がありそうですが、この際いいことにしましょう。

で、伏目がちに、恋人を失い、モンスターに惹かれるヒロインが、最近「ヴィクトリア」で目にも新しいエミリー・ブラント。この人、現代ものもいいですが、ちょっと前の時代の雰囲気が、やけに似合うような気がします。華がありながら、どっか影がある、というのがいいですわ。

つうことで、時代の雰囲気はよーく出てますが、最後の思わせぶりにちょっと拍子抜け・・・。ここまで言っちゃうとネタばれってやつになるのでしょうか。ものすごい重要な解決方法を授けられたんじゃないのかなあ・・・と思わせつつ、あれ??

すっきり終わらせないで、後を引きつつ、ハンサムの少ない映画でした。ちいと物足りなかったかも。

◎◎◎

「ウルフマン」

監督 ジョー・ジョンストン
出演 ベニチオ・デル・トロ アンソニー・ホプキンス エミリー・ブラント ヒューゴ・ウィーヴィング ジェラルディン・チャップリン マリオ・マリン=ボルケス エイサ・バターフィールド リック・ベイカー

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13 コメント

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うはは (KLY)
2010-04-27 23:50:22
確かにハンサムは少なかった!
デルトロさんもホプキンスさんも、最早怪優というべきか…。
良くも悪くも古典的なお話はある種の気品すら漂ってます。ま、お話はあんまおもろないけど…。(おぃ
>KLYさま (sakurai)
2010-05-01 22:32:49
セクシー男優!!とか言われてますが、あまりそう感じたことなかったもので・・。トロちゃん。
話はとってもオーソドックスでしたね。びっくりするくらい。
Unknown (mariyon)
2010-05-02 23:50:17
実は、香港スターの前は、トロちゃんにすっかり魅了されてた時期があって、一度でいいから女に惚れる役をやってくれと願っていたので、これはもう、夢のような映画でした(笑)。

狼レクターさんも怖かったですね~~。

まあ、この濃すぎる男のために、淡泊系に走ったのではと自分でもおもっています(爆)
こんばんは (なな)
2010-05-04 21:20:11
GW,ゆっくり骨休めはできましたでしょうか?

この作品,19世紀末の英国の雰囲気が大好きな私としては
とっても期待大で観に行ったのですが
お話に深みはなかったですね~。

特殊メイクの見事さにはハナマルあげたいです。
>狼になっちゃってからも、アンソニーに見えちゃうのが凄い!
そうねんです!あのシーンは
怖いと言うより笑っちゃいましたが・・・。

確かに美人は一人でてきましたが
イケメンは皆無で寂しかったですね。
こんにちは~♪ (由香)
2010-05-07 12:48:06
お邪魔します~♪

>ハンサムの少ない映画でした。ちいと物足りなかったかも
あはは、、、ハンサムが少なくてご不満ですか?(笑)というか、、、やっぱり説明不足でしたよねぇ~
雰囲気はとても良かったんだけど、、、父親の行動が意味不明でございました。

デル・トロさんの変身シーンは良かった!!目を見開いて見入っちゃった。
>mariyonさま (sakurai)
2010-05-07 16:05:06
そっか、トロ萌え♪だったのですね。
だったら垂涎でしょう。
うーん、トロちゃんは、あまり得手でないもので、冷静に見ていた私です。
エミリーのあごから目が離せませんでした・・。
>由香さま (sakurai)
2010-05-07 16:29:47
だって、なんかきちゃないおっさんばっかりで・・。
って、冗談ですが、もうちょっと説明してくれるというか、辻褄合わせてくれても、よかったと思いましたね。
まあ、もともとが狼男ですから、深くは求めませんけどね。
こんばんは (はらやん)
2010-05-07 22:07:04
sakuraiさん、こんばんは!

>科学が徐々に発達し、わけのわからないものが少しずつ判明していってる世界で、わからないことがことさら人々の恐怖を増幅させたのではないか
そうかもしれないですねー。
19世紀末というのは科学が様々なところに光をあてましたが、その分、闇も濃くなってしまったような気がします。
今からみれば奇妙な治療法(精神病者を氷で冷やすなど)が大真面目にやられていた時代なのですよね。
そうやってみるとあの時代設定っておもしろいかも。
>はらやんさま (sakurai)
2010-05-08 17:08:00
BSかなんかでやってた「ロンドン・ホスピタル」というBBCのドラマがあったのですが、20世紀初頭くらいのこっきたないロンドンの、文字通り病院が舞台のやつです。
これがなかなか面白かったのですが、ちょうど科学の何たるかがおぼろげながら見えてきて、そんでもってちょっと図に乗った人間が、しっぺ返しにあう・・というような感じ。
あれを思い出しますが、今から50年もたつと、今やってることも古臭くなるんでしょうか。
この映画の時代は、とってもマッチしていたと思います。
そうですね。 (mezzotint)
2010-05-10 17:04:21
あまり期待大してはいけませんね(笑)
ベルトロさんに、ホプキンスさんなので、
かなり期待したのですが、、、、。
なんてことない感じだったのでちょっと
拍子抜けでした。そうそう意外に
ジェラルディン・チャップリンが
インパクトありました!結構見ている
だけで、、、、何か起こりそうって
気がしました。 

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