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ひみつのアッコちゃん

2012年09月11日 | は行 日本映画
「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、~になーーれ!」。。。私の年代で、言えない人はいないと思います。手塚狂いだった少女時代(私にもあった。。。)の自分でも、さすがに少女アニメは見ておりました。というより、見なかった人はいないンじゃないかしら。今みたいにいっぱい選択肢があるのではなく、それしかなかった!見るのが当たり前の時代でありました。

いまだに高校野球の応援歌の一つになってるテーマソング。普及の名作なのですが、地元の民謡「庄内おばこ」を聞いた時の衝撃!!!何と歌詞はあっこちゃんだったのです。この辺は言及されておりますので、興味のある方はこちらをどうぞ。

ということで無駄に思い入れのあるアッコちゃんですが、映画化の話を聞いたとき、なんで??というのが率直な感想。時宜に合わないというか、今どきなんでというか、どんな人を対象にするんだろう???と。若干、不安を抱きながらの鑑賞でございました。

今どきの小学生事情・・・かなあと思ったのですが、おかあちゃんの鏡台に座り、似合いもしないのに口紅をつけたりする・・・。これはいつの時代も同じっす。この年になると、人前に失礼でない程度でいいや!の化粧に成り下がってますが、なんでしょうねえ~、化粧っていうのは、女性にとっての憧れであり、プロテクターであり、自信であり、武器でもある!それが嫌味じゃなく、伝わる話になってました。

長年大事にしてきた鏡。壊れてしまって悲しんでいたところ、ありゃりゃ!!鏡の精が現れてアッコちゃんに不思議なコンパクトを渡してくれました。なりたいものになれる魔法の鏡。何でもなれるのだけど、魔法がばれてしまったら、力はなくなると。

んな、あるわけないじゃん!!と思いながら、あの呪文を唱えるのであります。「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、大人の私になーーーれ!」と。何とびっくり、綾瀬はるかさんになるのですよ。女の子としたら、最高でしょうね。

さあて、にわか大人になったアッコちゃん。化粧品が高いことにびっくりするのであります。お母さんが長年使っている赤塚化粧品に、ひょんなことからバイトに行くと。おいおい!学校は大丈夫??というあたりもきちんと始末をつけてます。今は冬休み。

実は赤塚化粧品は業績不振で、にっちもさっちもいかない状態なのでありました。新商品を開発する余裕はなし。怪しい会社が、今まさに乗っ取ろうとしているのでありました。

地味だけどいい商品を作り続けるべきだという会社本来の理念を貫きたい、でも金がない、企業は利潤を生みださないとならない。いくら立派な理念でも儲けなければ会社としては成り立たない・・・。いわゆる大人の事情ってやつで、子供が夢見る理想の大人の社会とはかけ離れている・・・。

いやーーな世界、汚いやりとり、己のことしか考えない醜い社会の構図がちりばめられている。こんな世界を子供に見せたくなかったのですが、ここをアッコちゃんは不屈の精神で乗り越えるのです。彼女を突き動かしたのは、純粋に変なことを変だと思う気持ちです。いつの間になくしちゃったんでしょう、大人は。。。情けなくなってきますわ。

展開は見ていただくことにして、大変よくできました。突っ込みどころは多々ありますが、精神は子供!をやっても全く違和感ないのは、さすがの綾瀬さんっす。これができるのは、彼女とトム・ハンクスだけではないかと。始末のつけ方も納得のおさめ方。塚地くんがやけにおいしい役どころでした。

ほぼ、岡田君を愛でるためにの鑑賞でございましたが、これは見ても損はないっすよ。躊躇なさってる方、歯牙にもかけてなかった方、今見るもんいっぱいで後まわしの方、これ見ないのはもったいないなあ。どうか見てほしい。そんな作品です。

◎◎◎◎●

「ひみつのアッコちゃん」

監督 川村泰祐
出演 綾瀬はるか 岡田将生 谷原章介 吹石一恵

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7 コメント

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勉強になりました (ナドレック)
2012-09-13 22:27:37
「庄内おばこ」ですか!
「すきすきソング」は民謡っぽいと思っていましたが、具体的な元ネタを初めて知りました。
ありがとうございます。

この映画は必見だと思うのですけど、客足が良くありませんねぇ。
>ナドレックさま (sakurai)
2012-09-17 10:05:05
子供の時、アッコちゃんの方が早かったと思いますが、なんで歌詞がおんなじなんだろうと、不思議でしたよ。
気軽に見て欲しいです。
んでもって、気持ちよくやられる!映画の醍醐味っす。
こんばんは (はらやん)
2012-09-17 19:28:01
sakuraiさん、こんばんは!

僕も今時なんで?って思いました。
とりあえず話のネタに、って思い観たのですが、けっこうまっすぐに「仕事」について語っている作品で好感が持てました。
「大人ってのはいろいろあるんだよ」てのが言い訳になったりしますが、でも子供からしたら「大人なのに」ってのもあるわけですよね。
改めて子供の視点でものを言われると、初心に返れるところはありますよね。
>はらやんさま (sakurai)
2012-09-18 10:34:30
そうなんですよ。
表したいことはとってもよくわかるし、ぜひとも見せたいテーマだったのですが、その題材が今どき?になってしまったのですよね。
でも普通の題材にしたら、それこそ普通の映画になってしまうし、この題材だと、二の足踏む人が多くなるだろうし。。。
難しいです。
われわれが (バラサ☆バラサ)
2012-10-02 02:01:07
「変身っん!」とか「ショワッチ!」とか叫ぶのと同じことですよね。
しかし、男の子ものを完全なるオヤジターゲットで製作された作品が日本にはありません。

本作のターゲットって誰ですかね。若い社会人かな。
>バラサ☆バラサさま (sakurai)
2012-10-09 20:06:12
シュワっチは、水分と寿命の長い言葉でしたが、テクマクマヤコンは久しぶりに聞きました、さすがに。
ウルトラマンとか見に行くと、こどもにかこつけて、一緒に見ながら、実は本人が一番楽しんでる・・・と言うのは良く見ますよ。
うん、一体だれを対象に作ったのかは不明ですが、多くの人に見てもらいたいってことで。
こんにちは (maki)
2013-03-31 09:36:57
確かにターゲットは不明ですが、大人と子供が一緒にみても楽しめる作品にはなっていたと思います
吉田里琴ちゃんも綾瀬はるかさんも可愛くて、
なんだかそれだけでも見てよかったなと思っちゃう作品でした
大人になったときの服はどうしてたのとか、爆弾のありかは一旦大人の姿になってから伝えればよかったんじゃ…とか、最後の変身シーンの待ちが長いとか、ツッコミどころはありますが、コメディエンヌとしての綾瀬さんの上手さと、大杉さんなどの中身がアッコちゃんだとぶれない演技力をみせてくれた大人の俳優面々は素晴らしいですね!

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