失敗の連続だった銅粘土ですが、なんとかting-shaを作りました。
銅粘土はステンレスのボックスに還元剤(細かい炭のチップ)を入れて、それに埋没させて空気に触れないようにして焼成するのですが、狭い電気炉の庫内に入るボックスだとかなり小さいサイズになるので、一度に焼成出来る作品の大きさは限られます。
このting-shaは当然2個焼きたいので、ちょっと重なるように埋めてやってみたのですが、深く埋めた方はきれいに焼成されたのに、上の方のは酸化膜がかかり、淵の部分も少し割れてしまいました。
最初から欲張らずに1個ずつ焼けばよかったんですけどね。
いろいろと失敗しないと分からないことってあるんですね。
それと造形の時から苦労した粘土の丸カンですが、昨夜バーナーで焼いてなましたので普通に丸カンとして使うことは出来ました。
が、最初の焼きが足りなかったのか、何度か開け閉めしてるとポロっと割れてしまったのがいくつかあって、これも勉強になりました。
純銅で柔らかいので最初から荷重の掛かる使い方をするつもりはなく、強度は関係のない装飾としてチェーンメイルを組んでみたかっただけですが、丸カン作りはもっと工夫の余地がありそうです。
ベルの下にシャギーループという編み方のチェーンを入れて、1個のベルだけでも音が出るようにし、レザーコードの飾りにもリングを入れてみました。
銅はとっても柔らかな響きを生む金属なのですね。
シャラシャラチリン♪と可愛い音がします。
もちろん2個のベルで奏でられる音もいいですよ。
それに磨くときれいなピンク色です
桜子風のting-shaなので、天使のレリーフをつけて桜の花のテクスチャを入れています。
これはJUN-GINのコッパー粘土による企画展『10×10×10展』に出すもので、テーマは『音』です。
深く考えずに参加表明したものの、いやあ手強かった
これも実際に音を鳴らしていただかないとわかりませんし、皆さまどうぞ会場へいらっしゃいまし~゜*。( ・艸-)★щёlcoмё★(-艸・ )。*゜