2014/1/4「中居のかけ算」 ~後半レポ~
CM明け。
3人の前には飲み物、そして志村さんは片手にタバコのスタイルでくつろいだ雰囲気がにじむ。
志村さんが中居君に「すごくお酒を飲むでしょ?」と質問
中居 「1週間で2升ぐらい飲みます。」
渡 「中居さん!?」 と少し驚いた表情。
中居 「でも、ほとんど家なんですよ。」
志村 「家で飲むの?」 今度は、志村さんが少し驚いたよう(笑)
中居 「僕、外あんま行かないんですよね。」
渡 「ウチで一人で?(中居 「はい」)一人で!? 結構暗いな~!」
中居君、笑。
志村 「何を考えて飲んでるの?そん時は」
中居 「ま、本読んだり、DVD見たりだとか・・」
「勉強だ!」(by渡さん)
ズバッ 出た!渡さんは言葉数少ないけど、すごい威力。当たっちゃった。
でも、すぐ否定する中居君(笑)
中居 「いや、勉強のつもりないですけど、好きな本、続きみたいな~とか。ま、テレビも見たりとか・・」
外に行かない・・・という中居君に、志村さんは「麻布十番のガールズバー」に行ってる、と。
そこに行くと地元の人が来るので、見ているとオモシロイ、と。
中居 「ああ、そういう人と知り合えないですもんね。地元んとこに行くといいですよね。」
いや・・中居君はひとり酒・・のお時間に、次の日の司会の下調べしたり・・舞祭組の構想練ったり(笑)、後輩のお年玉を袋詰めしたり・・愛用のノートにカキカキしてるのよ。
まあ、渡さんの言う「暗い」なのかしら(笑)
― なぜ志村は映画やドラマに出演しない? ―
渡さんは、積極的にまた志村さんに質問。
芸達者なのに、なぜドラマや映画に出ないのか?と・・・
志村 「基本的に監督にああしろ、こうしろってもがあんまり好きじゃないのと、だったら自分でやるわ・・ 自分のコントだったら、全部自分で照明もカメラも決められて、自分の好きなようにやって「ああ」ってなるんだけど・・」
中居 「(志村さんは)監督なんですよね。コントをやる・・」 と、渡さんに向かって。
志村 「セリフを覚えたりするのも苦手なんです」
渡 「それで、「監督」をやりたい・・ってこともない?」
中居 「コメディ映画みたいのを監督したい、と思うことはないですか?」
志村 「したいな、と思うこともあるけど。 今度スポンサーいないと、金かかるからね、コメディーって。物壊したりするから。(中居 「セットだなんだ、ってそうですよね」)それが出来ないから、舞台は好きなようにやってるからね。」
中居 「やー・・でも、ドラマ出られないですよね。」
渡 「もったいない!」
中居君は、「27時間テレビ」のようなお笑いの人が沢山出るテレビにも志村さんは出ない、それとはちょっと違うところにいる・・・と言うと
志村 「そういう事に関して、「それやんないよ」ってこだわりはあるからね。」
渡 「今、志村さんが言われたようにね。 こだわりがなくなったら、男は終わりです。 と、思いますよ。」
志村さんの中では最低限「クイズとゲームは出ない」と決めているとのこと。
クイズなどの一問の回答で「バカだな~」とか「頭いいな~」って言われるのもイヤと。
志村 「どっちもヤじゃないですか。」
中居 「そのクイズの一問に対する評価で・・・うん。 へぇ~、面白いな、それ。ゲームもそうですね、出来る出来ないの中で・・・・ってことですよね。」
今度は、中居君が渡さんに「コントをやろうって思うことないですか?」。
渡 「もうちょっと若ければね。」
中居 「志村さんとコントで組んでみようかな・・」
渡 「若けりゃ、そりゃぜひやらせてもらいたい。」
中居 「見てみたいですよね。」
志村さんいわく、歌手やモデルはコントが割と上手くて・・グラビアの人は意外とヘタ、と。
「とっさにその世界に入る」ことが上手い、とのこと。
分かる気がするな~・・
― お金の使い方は? ―
中居 「お金の使い方をお伺いしたいんです。」
渡 「お金!?」
お金は女房任せ・・という渡さん。
ちょっと買い物に行きたい、とかどうするのか・・と聞くと
「買い物は行ったことがないです。」(by渡さん)
中居 「ええっ!?」
渡 「行ったことない。」
志村 「買い物苦手ですよねえ。」
中居 「買い物行ったことがない・・・ってのはどういうことですか?例えば洋服買いたいな・・とか。ちょっとゴルフバッグ買いたいなとか・・」
渡 「別に選ぶ・・ってわけじゃないんですけど、いつも買うお店から持ってきていただいて、これとこれ、もらう・・って。」
あ・・外商さんですか?・・さすがスター。
中居 「買い物行かないんですか…確かに、渡さんが外歩いてるイメージ無いですね。」
志村 「だって、デパートで「えっと、どれにしよう」とかってイメージ沸かないですもん。」
渡 「それは志村さんだって、中居さんだってそうでしょう?」
中居 「や、僕はもう全然、普通にそこらへん歩けますんで。 どこでも歩いてます。 買い物とかでも1人で・・基本的に1人が好きなんで、1人で買い物して。早いですよ、5分、10分でこれとこれ下さい、ってもう試着もしないですぐ買って帰る。」
ほ~・・ という感じで聞いてる大人2人(笑)
この辺は、世代もあるのかなあ。
志村さんもお金を使うのは「飲み代」ぐらいで、他はあんまり買い物もしない・・と言うし。
渡さんも、奥さんにクリスマスプレゼントとかしないんですか?と中居君に聞かれても
「僕は仏教徒ですから。」(by渡さん)
日頃、家族でプレゼントを贈り合うような習慣にしていない、と。「一切、無い」と。
「寂しくないですか?」と聞く中居君に「寂しくないです」と渡さん。
ん、それを習慣にしていれば、サバサバしてて楽でいいと思うわ~。もちろん、お子さんが小さい頃はクリスマスやプレゼントはしていたとのこと。
それを聞いた、渡さんの息子さんと同年代の中居君は・・・
中居 「いつまでが若いんですかね? 僕、もう40・・41になるんですけど。」
渡 「これからじゃないですか~」
志村 「40は脂乗ってるよ。」
中居 「そうですか?そうですかね・・ さっき言った話じゃないですけど・・・結婚とかって考えた方がいいのかな?とか・・」
志村 「早いか、遅いかだね、結婚って。」
渡 「ま、縁というか。 出会いが無いと。 無理に結婚はする必要はないと思いますよ。」
中居 「ええ。」
渡 「ああ・・この人と一緒にいたいな、と思う人と出会うことが・・あったら、そうされればいいんで。」
― 毎日女性と一緒にいるのが無理 ―
中居 「ずっと、毎日いるのがもうイヤなんですね。(渡 「ん?」)毎日いるのがムリなんです。」
渡 「(復唱するかのように)毎日いるのがムリ?」
中居 「はい。」
渡 「横に? ほぉ~・・・」
志村 「俺も一緒なんだよね。」
中居 「やっぱ1人の時間って・・」
志村 「必要だよね。どうしてもね。」
“どうしても必要”と繰り返す中居君に渡さんが、そのように事前に話しておけばいい・・と言う。でも、中居君は
「好きにして(いい)・・と言っても、居ますからね。」(by中居君)
中居、志村(笑)
中居 「気になってしょうがないんですよ。」
志村 「気ぃ遣って、向こうも気ぃ遣って・・気ぃ遣ってること自体がヤなんだよね!?」
中居 「ええ!(と力強く頷く)」
志村さんは、出来れば近所にもう一軒あって別居で会いたい時にはすぐ会える・・ってもが理想だと。
中居 「でも、そんな奥さんいないですよ(笑)」
志村 「ねえ。そうなんだよな。 ワガママだよな。」
そんなちょっと似た2人の会話を、穏やかな笑みで見守っていた渡さん。
渡さんは、学生時代から8年間お付き合いした女性と結婚された、とのこと。私生活の匂いをさせないスターでも、ちゃんと奥さん・息子さんがいて、家庭人の渡さん。
志村 「やっぱり、家庭は必要だと思うよね。」
中居 「そろそろ考えてみたらいかがですか? 一回、我慢してみたらいかがですか?」
志村 「側に居るの?」
中居 「我慢したことないんですよね?」
志村 「いや、でも大体いつも3~4年ぐらいは同棲はずっとやってたんだけど・・それが続かない・」
中居 「辛くないですか?(志村 「ん?」)分かれる時、辛くないですか?」
志村 「分かれるのめんどくさいよね~。」 渡さん、クスリ笑い。
中居 「3年も4年も一緒にいたら、もうちょっと・・家の感じとかも・・なんかめんどくさくないですか?ねえ・・もう引っ越すとか、どっちが出てくとか・・」
志村 「そう・・出てくとか面倒臭いね。 割と僕の場合は分かれても、友達みたいにして飯食ったりなんかしてるから。 だからねえ、まだね、この歳になっても目移りするんだな。」
中居 「アハハ」
渡 「そりゃ、しょうがないですよ」
中居 「目移りは一生するんじゃないですか?」
志村 「ねえ?男ってやつは・・」
中居 「綺麗な女性、いっぱいいますし・・街歩いてても綺麗な女性とか、芸能界いい子いっぱいいますし。」
それぞれの女性のいいところに目移りしてしまう・・という志村さん。
そんな話をしてるところに突然、渡さんが
渡 「中居さんは何?草食系なの?」 「女性に興味ないの?」
中居 「や、興味ありますよ。 全然ありますよ。好きですけど。・・志村さんと話してたように、一緒にいるのが・・億劫になりますね。 で、話すことがあんまりないんですね・・」
出た。
最近、色々な番組でネタのように話しているアレだ。
今回の女性は「洋服」を買いに行った話をしてくるパターンだったけど(笑)女性の話を聞くことにもあまり興味がなく・・・
自分は、今日こうして渡さんや志村さんと対談の仕事してきた・・・ということを家に帰って女性に話すことはない、と。
中居 「奥様と、“今日、志村さんと中居と一緒に喋って”・・という話とかされるんですか?」
渡 「ん~、すると思いますよ。」
中居 「!こういうことが大事ですよね。 コミュニケーションですよね。」
渡さんは、すごくフツーでおおらか。
大きいなぁという感じ。
楽しみは、「食べること」と言い、好き嫌いなくなんでも食べる・・と。
うん、うん、神経質じゃあないんだよね。分かる(笑)
もちろん、だからと言って志村さんや中居君がダメということじゃない。うん。( ̄m ̄)
座る位置がちょうど「三角」になるように座ってて。
中居君は、左右の2人にその都度、身体を向けて話しかけたり、片側の方を向いている時も、顔だけもう1人の方に向けて「そうなんですって」と合図を送るような顔をする。=
トーク番組に日頃出演しない渡さんと話したことには・・・・
「すげぇ なんか・・得した気分です、僕。」(by中居君)
中居 「渡さんや志村さんの話を“聞きたい”です。」 「もっと色んなこと聞きたいです。 今までのこともそうですし・・・」
そう、そうなんだよね。
ちょっと、仕事柄いろいろあって、結婚はまだしていないけど。
トークで「女性と話すこと無い」とか言ってるけど
この人の本質は「人が好き」。
けして、冷たいとか利己主義ではないんだよね。
ちょっと不器用なだけ。
最後、渡さんは「先輩のやさしさ」というか(笑)
中居君のことももっと知りたい、聞きたい、と言って下さって「女性のこととかももっと聞いてみたい」と。
中居君が、「一人でいる楽さを覚えてしまった」「会話が出来ない」「ちょっと潔癖なとこがある」と説明。
中居 「あんま、いちゃいちゃも出来ないんですよ。」
渡 「潔癖症を直して、いちゃいちゃしないといかんね。」・・いちゃいちゃ(笑)
中居 「ずーっと寄り添ってもらったりすると・・めんどくさくて。重い・・「ちょっと重いよ~」って」
渡 「いいよ、おいで、おいでよ・・」と、女性を手招きする仕草(笑)
寝てる時も物音とか、寝返りとかの気配で目が覚めたり、気になる・・という中居君に、一言。
「変なお~じさん! ですよ。」(by渡さん)
一同、笑い。
渡 「普通のお兄ちゃんに戻って下さい。」
あははー。
ありがとうございました、渡さん。
すごくまっとうで。
体内時計も治りそうなご意見。
嬉しいな。
最後の最後、CM明け。
中居君が、こんな質問をお2人にしましたとさ。
「大御所って言われることに対して、いかがですか?」
志村 「いや、自分で大御所とか思っていませんからね。」
中居 「大御所です、志村さん。間違えなく。」
志村 「大御所って何?ってことだよね? 何をもって大御所なの?っていう。あんまりそういうことに興味ないですもんね。」
中居 「渡さんはいかがですか?」
渡 「私はただの年寄りです。 (中居君、志村さん、笑い) いや、ホントに。」
中居 「自分で大御所だっていう意識も全くない、と。」
渡 「ないです。」
中居 「大御所の方はそうなんです。 僕はいつか大御所になりたいな、って思ってても・・・多分、大御所を意識してるからなれないでしょうね。 お2人は意識してないから「大御所」だと思うんです。」
一瞬の沈黙。
渡 「・・しかし、やっぱり上手いですね(と、喋りのジャスチャー)。 ああ言えば、こう言う。こう言えば、ああ言う。」
志村 「上手くまとめますね。」
渡 「はい。」
中居君、一本取られたり~
「ああ言えば、こう言う。」って、言われたぞ~(笑)
ありがとうございます、渡さん。
最近の中居君は、「褒め殺し」的な持ち上げ方をする人も周りに多いと思うんだよね。
でも、こうやってバッサリ、言ってくれる先輩がいる・・・ってなんて幸せもん。
渡さんは、日ごろトーク番組にも出ないし、無口なイメージがあったので・・・今回、思いがけずズドーン、ズドーン と的確な指摘、最高でした(笑)
テレビ向きなトーク慣れ・・・していないとこが素晴らしく効果的でした。
アイドル界では年寄りかもしれない中居君ですが(笑)
まだまだ、大人の入り口ですね。楽しみじゃ~ないですか。
あれ、でも最後に『3掛けました!』って、手を繋ぐとこなかったな。・・・恥ずかしがったのかしら? 見たかった・・・(^m^)
第1回 2011/1/2 『中居×秋元康×小室哲哉』 『中居×城島茂×坂本昌行』
第2回 2012/1/4 『中居×萩本欽一×三谷幸喜』
第3回 2013/1/2 『中居×ビートたけし×伊集院静』
第4回 2014/1/4 『中居×渡哲也×志村けん』
「さくさく」姉妹版 「中居語録」はコチラ。