今回はルルーシュが今置かれている状況、そしてロロ、ヴィレッタの目的が明らかになってきます。今回見て大体話も繋がってきて面白くなってきました。やっぱりギアスは面白いですね。
前回シンクーにギアスを使おうとしていたロロ。と、そこにルルーシュから連絡が入ります。ルルーシュはロロの無事を確認し、早く戻ってくるようにと言います。これに
『どういうことだ?今演説しているゼロは別人?』
と動揺するロロ。ロロはルルーシュがどこにいるのか訊ねます。と、そこで電話の相手がヴィレッタに変わり、
「ルルーシュは学校に戻ってるぞ。
これから補習だ。おまえも早く戻ってこい」
とロロに。確かにルルーシュは体操着を着て、ヴィレッタと学園にいました。これにロロは内心驚きつつ「はい。わかりました」と返事をします。それからロロは、
「電話は終わりか?少年」
「はい、終わったみたいです。…色々と」
と、シンクーに言い引き返していきます。結局ロロのギアスのことは分からずこのシーンは終わってしまいました。
それから演説後のゼロ。ゼロの中はルルーシュではなくC.C.。大体予想通りでした。ゼロがルルーシュだと思って声をかけたカレンはかなり動揺しますが、取り繕うようにC.C.に問い詰めます。
「いつの間に入れ替わってたの?」
「演説の前」「だって!」
「声は録音。現れた時点で既に入れ替わってた。
マジックショーと同じだな」
やっぱり声は録音だったんですね~。これを聞いたカレンは、
「気に入らないわね。私達にまで秘密にするなんて」
「私達?私に、だろ」
と、味方である自分達にも秘密にしていたなんてと苛立ちますが、C.C.の方が上手。カレンも徐々にルルーシュに惹かれているように思えます。
それから学園での生徒会メンバー達。生徒会のメンバー達は料理を作っていました。料理名は分かりませんが、結構凝っているようです。シャーリーはドジッ子すぎ~。ルルーシュはミレイの言いつけ通り作業をこなしていきます。ミレイは適確に動くルルーシュを見て、ちょっと残念そう。その後の会話がちょっと面白かったです。
「この手のキャラは生活力はないってのがお約束なんだけどねえ」
「家計簿までつけてるからなあ~」
「何故知っている?」
「うわっ、ホントだったか!」
ルルーシュが家庭簿までつけているという事実にちょっと笑いが~。几帳面なルルーシュらしいというか。
その後ルルーシュは料理を作っている理由をミレイに聞きます。
「今日は、オレとロロの生還記念パーティでしたよね?」
「うん。テロ事件からよくぞ生還した。
もう、シャーリーなんて大変だったんだから」
どうやらこのパーティを催すのはルルーシュとロロ、2人の生還記念のようで。更に何か食い違ってきます。生徒会メンバーはルルーシュの弟ロロがいることに何も疑問を抱かず普通に受け入れているように見えます。そんなメンバーの様子を見たルルーシュは改めて状況を再確認してみます。
『皆、ナナリーのことを覚えていない。
いや、妹のナナリーが偽りの弟に摩り替わっている。
俺の記憶を替えただけではなく、生徒会のみんなまでおもちゃに。
なんてこと……』
どうやら生徒会のメンバーは皆ナナリーのことを覚えていない様子。そしてナナリーのポジションがロロになっているようです。この事実にルルーシュは動揺するばかり…。
そして何者がそれをしたのかという疑問に答えるかのように、ロロ、ヴィレッタの謎も明かされています。ロロ、ヴィレッタはブリタニアの会議に顔を出し、今までのルルーシュの動きを報告されていました。校内には180もの隠しカメラ、監視は48名と随分大がかりな監視体制がしかれていたことが分かります。潜んでいるから分かりませんでしたが、裏では随分仕込まれていたようですね…。そしてヴィレッタ、ロロはそこで、
「監視は完璧。ギアスを使う隙間もない。
奴がゼロなら学校に戻ってくるのも妙だし」
「結局C.C.はどこにいるんですか?」
「ルルーシュと接触していないとしたら、総領事館にいる可能性は低い」
と発言していました。これはもう2人共完全にブリタニアの手先ですね…。2人共今までルルーシュの監視の為にルルーシュの近くにいて、普通に接触していたようです。そうなると今までの違和感が大体解ける気がします。もう何だかスッキリしました。
学園に戻ったルルーシュ。ルルーシュは授業中今何をするべきか考えます。とりあえず今ルルーシュが優先するのはやはりナナリー。ルルーシュはナナリーをどう救おうか悩みます。でもナナリーの安全は第一。ルルーシュはまた新たに決意を固めます。
「俺の記憶が、俺がゼロに戻ったと知られたら、ナナリーが危ない。
下手には動けない。欺くんだ。オレを監視している連中を。
それから――』
と、そんなふうに考える中ヴィレッタが話し掛けてきます。そしてロロも。ルルーシュは普通にヴィレッタと接しつつ、2人について振り返ります。そしてまずはロロをどうにかしようとまず考えます。
「ならば存在しないはずの弟。
まずはこいつからやさしく攻略してあげようか…」
ちょっとルルーシュがとんでもなく悪に見えました。ルルーシュが何だか怖いです。
次は2話で、またウザさを見せてくれたスザクの出番。もうウザクと呼びたくなってきます。スザクはランスロットに乗り作戦中。「ブリタニアの白き死神」として恐れられている存在になっているようです。そして敵に攻撃をかける前。スザクは敵にこう言います。
「勝敗は決しました。武器を捨てた者を、私は撃ちません」
まあこういって普通は降伏しませんよね…。例によって敵はスザクに向かってきます。でも相手はスザク。もう勝負は見えていました。
一方シュナイゼル。シュナイゼルもまたスザクを認め、作戦を指示しているようです。1期ではギアスのことを知らない様子を見せていたシュナイゼルですが、2期ではどうなっているのか気になります。
決意を固めたルルーシュ。ルルーシュは更に今の状況を確認しようとアルバムを見ます。あと分かったのはニーナがいないこと、アーサーがいないこと。アーサーはやはりスザクが連れて行ったのでしょうか。と、そこにロロが現れアルバムを見ているルルーシュを怪しみます。それにルルーシュは適当に生徒会のイベントのことなどを話し、気をそらせます。
と、そんな中ルルーシュはロロのつけている携帯ストラップを目にします。それを見たルルーシュは、
『そのロケットは、誕生日プレゼントに俺が渡したもの。
いや、違う…。あの日、10月25日は、ナナリーの誕生日――』
と気付き、ロロからそれを取り戻そうとします。が、それにロロは
「だめだよ、これは。これは…僕がもらったんだ。
だから、ぼくのなんだ……」
と、何だか必死な様子でロケットを返したくないと訴えます。これに苛立ちを感じつつ驚くルルーシュ。ロロにも何か事情がありそうです。
それからのロロ。ロロはヴィレッタにルルーシュの監視状況に変化はないと報告をします。と、そこに他のメンバーが入ってきてしまいます。これにロロは過剰に反応し、ヴィレッタの言葉も聞かず、そのメンバーを殺してしまいます!でもその当人は冷静な様子…。
「聞かれた可能性があります。
ギアスのことはトウキョウセクションでも、僕らだけの機密ですから」
「しかし…これで何人の隊員を……」
「もっとも確実で迅速な方法でした。違いますか?」
ロロの恐ろしい一面を見てしまったような気がします。やっぱりロロは怖い子のようです…。
それからは中華連邦総領事館での様子に。全裸状態で要人の目の前に出てしまったカレンが哀れすぎます…。でもカレンとシンクーの出会いが。
「初めまして。紅月カレンさん。紅蓮二式のパイロットですよね」
「え、どうして?」
「興味があるんです。あなた達に」
シンクーが一体何を考えているのか気になるところです。
と、ここでギルフォードによって明日15時、黒の騎士団員256名の処刑が行われるという知らせが入ってきます!ギルフォードはこれを阻止したいのならば自分と正々堂々と勝負をしろと言います。これに黒の騎士団の面々は動揺。
それはまたルルーシュも。TVで処刑のことを知ったルルーシュは、この身動きがとれない状況でどう動くか悩みます。と、そこにシャーリーがきてヴィレッタ先生の誕生日プレゼントを選ぶ係になり困ったとルルーシュに話します。このタイミングでのシャーリーのこの言葉。ルルーシュはこれを好機だとシャーリーにプレゼント選びを手伝うと持ちかけます。これにシャーリーはルルーシュとデートだと大喜び。でもそれをもちろんリヴァルが見ていました。ミレイもこれを放っておく気はなく、ロロを連れて3人でルルーシュを尾行することにします。
出かける前のルルーシュ。ルルーシュは記憶が戻った後のC.C.との会話を思い出します。そこでC.C.はルルーシュにコンタクトを渡していました。どうやらそれは普通のコンタクトではなく、ギアスの能力を封じる特殊なもののようです。これでルルーシュは制御できなくなった自分のギアスを制御しているようで。だから学校では普通に振舞えているんですね。
でもルルーシュのギアスの力が更に強まったら、止められなくなる可能性もあるようで。そう話すC.C.にルルーシュはこう答えます。
「それまでにケリをつけるさ。このゲームに…」
ルルーシュはさっさとこの状況を打開しようとしているようですが、上手くいくものでしょうか。と、出かける前ルルーシュはロロと会います。ロロはルルーシュが誕生日プレゼントを選びに行くと聞いて、
「誕生日?そう、大事だよね。誕生日は…」
と何だか意味深に呟きます。ロロも何か思うところがありそうです。ただブリタニアの手先をやっているだではなさそうですが…。
そしてルルーシュとシャーリーが買い物へ。2人はワインを選びます。それをミレイ達がつけます。ルルーシュと買い物をしているシャーリーはというと、
『デート?これってデートかな?
デートかも…よし、デートにするぞ!』
とルルーシュとのデートにすっかり浮かれ気味。1期の最初の頃のシャーリーを見ているようですね。一方ルルーシュは既に尾行してきているミレイ達の存在に気付いている様子。でもこれも計算の内と何か企んでいる様子です。
ミレイ達はルルーシュ達がデートする様子を見て、楽しそう。男女交流生態研学会って何でしょうか。そんな中話はもしルルーシュとシャーリーが家族になったらという話題に。この話題にロロはまた意味深に
「家族……」
と呟き、反応を見せます。何か家族に対してこだわりがあるのかもしれません。
買い物をするルルーシュ、シャーリー。しかし周りにはルルーシュを見張るブリタニアの手の者が何人も通行人としてまぎれていました。普通に考えたらどうにも身動きできない状況ですが、流石はルルーシュ。監視者から死角の位置をついてギアスを店員に使う等、周到に作戦を進めていきます。一方ボロを出さないルルーシュを見てロロ、ヴィレッタも焦りを感じ始めます。
『本当にゼロじゃないんだろうか…?』
『ゼロなら、明日の部下の処刑を見過ごせぬはず。
やはり記憶は戻っていないのか?』
そんな中シャーリーはカップルのキスシーンを覗き見してドキドキしていました。と、そこにルルーシュが。焦るシャーリーですが、咄嗟にとケーブルカーを指差してごまかします。その後には
「ケ、ケーブルカーって、一度乗ってみたいなあって~」
と言葉を続けます。この言葉にルルーシュはシャーリーにギアスを使った日のことを思い出します。それに対し、シャーリーはこの出来事をまったく覚えていないようで。ルルーシュはそんなシャーリーを見て、
『俺のせいだ。
俺のせいでシャーリーは記憶を…。
会長もリヴァルも勝手に記憶を作りかえらえて……
いつまでもこのままじゃいけない。
すべてが終わったら、きっと君を――』
と、拳を握り、記憶を書き換えた者に対して怒りに震えます。ここでちゃんとルルーシュがシャーリーとのことを思い出したのは良かったと思います。ただシャーリーの記憶を最初に消したのはルルーシュなのでは…?と思うとちょっと微妙でもありますが。でもすべて終わった後そこら辺もちゃんとしてくれればと思います。
そんな怒りに震えるルルーシュを見たシャーリーはルルーシュを心配します。でもここでルルーシュは話題の方向転換と、シャーリーにミレイ達が自分達をつけていると話し、
「シャーリー、俺にいい考えがある」
とシャーリーにある頼みごとをします。それから2人は服屋に。そこでルルーシュは試着室に入り、シャーリーに、
「しばらく、ここに俺がいるふりをしてくれないか?」
「どういうこと?」
「こっそり店を出て、会長たちを脅かしてくる」
「うん。分かった」
と言い、ルルーシュは試着室で違う服に着替えます。試着室に入ったルルーシュは考えを巡らせます。
『普段俺が使わない店。ここなら隠しカメラも盗聴器もないはず。
シャーリーは他愛のないいたずらだと思っている。
万が一失敗しても彼女に迷惑はかからない。
ギアスの仕込みもすんでいる。後は――』
毎回思うんですけど、よくルルーシュはこんなに考えを巡らせることができるなーと感心してしまいます。まあ流石はルルーシュというところでしょうか。
それからルルーシュの作戦が決行の時に。ルルーシュがモール警備室に黒の騎士団が爆弾を仕掛けたと脅迫、その後ルルーシュはこっそりと外へ。この服、カジュアルでルルーシュが着ると新鮮な感じが。こういう服の方が好きです。そしてその後ギアスをかけた店主が点火ボタンを押します。これで街は逃げまとう人々でパニック状態に。人々の雑踏にまぎれてルルーシュは監視者の目から逃れることに成功します!そしてルルーシュはまた凶悪な笑みを浮かべつつ、高らかに勝利宣言をします。
「はははははっ!
パニックというのはこうやって作るんだよ!」
ルルーシュの笑みを見ると何だかなんとも言えない気持ちになるのは何故なんでしょう…。
一方ロロもルルーシュが既に服屋にルルーシュがいないことを知り、急いで監視室へ向かいます。が、そこに誰もおらず…。と、後ろにルルーシュが潜んでいてロロに「C.C.を探しにいったんだよ」とロロに銃を突きつけます。それにロロは
「やっぱり、目覚めていたの…」
と薄々感づいていたようでそう言います。それにルルーシュはというと、
「尾行者を俺の奴隷に、絶対支配下に置かせてもらった。
やはりお前達はC.C.の捕獲が最優先らしい。
たとえ間違った情報でも。
この鳥かごみたいな学園は、今から俺の自由の城になる。
そしてお前は…ナナリーを探すための、駒になってもらう」
と、すべては自分の手にといわんばかりにロロにすべて話します。そう話してからルルーシュはコンタクトを取り、ロロにもギアスをかけようとしますが、その瞬間ロロは消えてしまい…そして次の瞬間、銃はロロの手に。ロロはそれをルルーシュに突きつけます。これでロロ形勢逆転。ルルーシュはロロもギアス能力者だと悟り、
『ギアス?時を止めた…?』
と動揺します。そんなルルーシュにロロは
「ルルーシュ。その悪魔の瞳と共に、死ね――」
と、宣告し、銃をルルーシュへと放ちます――。またこういう思わせぶりな終わり方…ちょっとうんざりしてきました。ルルーシュはこの状況を切り抜けられるのでしょうか。
一方中華連邦総領事館の方ではシンクーによる反逆が起こっていました。シンクーは黒の騎士団の団員を次々と倒していき、黒の騎士団に向かってこう宣告します。
「黒の騎士団は、ここで滅びよ」
いきなりの反逆。シンクーに一体何があったのかと気になるところで、今回は終わり。ギアスは相変わらず引きが上手いですね~。
次回は「逆襲 の 処刑台」ロロに銃を突きつけられたルルーシュがこの状況をどう切り抜けるのかまず気になりますが、それ以上に今気になるのは、捕らえられている黒の騎士団の面々をどう救出するかでしょうか。ルルーシュは上手くロロから逃げる気がしますし。何だかここまでどこか1期の展開をなぞっているように思えるので、ここで第2のオレンジとなる犠牲者が出るのかちょっと期待したいと思います。
今回はルルーシュの置かれている状況がようやく見えてきて、2期1話から感じていた違和感が解けてきました。大体納得。学園で皆が普通にしているのはギアスの効果によるものだったんですね。誰の能力かは分かりませんが。ロロのギアスは「その対象の時間を一瞬止める」でいいんでしょうか。
そしてロロ、ヴィレッタの目的も明らかに。ヴィレッタが先生になっていたのはC.C.捕獲作戦のためだったとは。それ以上にロロがブリタニアの手先だったことに驚きです。ロロが何故ギアス能力者なのかも気になるところですが…。
正直R2の2話まで見た時点では1期の焼き増しという印象が拭えませんでしたが、3話を見てやっぱそれは違うなと感じました。やはりしばらく様子を見ないと分からないものです。とにかくここから話も派手に動き出しそうで楽しみです。ではまた次回に!