コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

巌窟王 第10幕「エドモンからの手紙 」(再放送) 感想

2008-08-19 23:00:25 | 巌窟王(2004秋-2005冬)

 この回は主に、亡くなったと思われていたフェルナン達に何か因縁がありそうな人物・エドモンから手紙が届き、怯えつつもフェルナン達がそこに示されていた場所へ出向く話と、前回毒殺されかけたヴァランティーヌのその後の様子が描かれていきます。この回も結構ホラー的な作りになっているようで、深夜見ていて怖かったです…。

 今回ようやく表だって出てきたエドモン。今回は存在をほのめかすぐらいで終わってしまいましたが、これからそのエドモンとフェルナン達3人との因縁がこの物語の重要な要素となってきます。
 教会に行って棺桶を空けるところは ここのシーンはやけに時間が長く感じました。それだけにエドモンのことが気になってきます。そして棺桶に入っていた人はヴィルフォールが調査を頼んでいた密偵でした。これはこれ以上エドモンに関わるなという犯人の警告なのでしょうか? 教会と棺桶効果もあり、更に恐ろしさを感じるシーンでした。
 そしてその密偵を殺害したのは、変装していた伯爵――前回最後で姿を見せなかったのはこのためでした。伯爵にはすべてお見通しです。密偵の前に現れた時の伯爵怖すぎ・・・。
 今回は伯爵がエドモンの祖父の父の墓で立ち尽くすシーンが印象的でした。伯爵はこの墓の前で何を思うのでしょうか。エドモンと伯爵の関係は果たして――。

 前回毒殺されたと思われていたヴァランティーヌでしたが、ヴァランティーヌはどうにか命を取り留めていました。ここは放送当時は見るまでヒヤヒヤさせられたのをよ~く覚えています。予告のお葬式といい、スタッフも持って行き方が上手すぎでした。が、その代わり良い人っぽかった執事が犠牲になってしまいます・・・。ここは見ていてやるせなさを感じました。
 でも犯人のエロイーズからは罪悪感等は感じられず、むしろ何で死ななかったんだ的な反応をしたりと、本当に悪人そのものです。今回は他にも祖父をバカにする発言をして笑ったりと見ていて苛立ちました。あとエドワールも。子は親を見て育つとかいいますが、まさしくその通り。早く報いを受けてほしいです。

 この手のことを黙って見過ごせないヴィルフォールは、この事件を受けてメイドに暇を出します。それによって屋敷には世話をする人始め、ヴァランティーヌのことを見てくれる人もいなくなります。そのため屋敷には更に危険な空気が・・・。

 この屋敷の様子を見たマクシミリアンはヴィルフォールに釘を刺されても、ヴァランティーヌを守るんだと決意し、フランツ・ルノーの助けを借りてヴァランティーヌを自分の実家へ連れ出そうとします。今回のマクシミリアンは中々カッコよかったです。
 途中までは順調に作戦が進んでいきますが、その途中ヴァランティーヌの祖父がフランツ達の前に立ち、何かを知らせようとします。これに戸惑うフランツですが、祖父がエロイーズの絵を指したことで、エロイーズがヴァランティーヌを毒殺しようとした犯人だと気付きます。が、今はヴァランティーヌを連れた状態。今は屋敷から脱出することが先です。放送当時は、ここで祖父も連れて行くべきなんじゃあ・・・と思っていましたが、まあその辺も追々説明されると思います。

 そうしてどうにかヴァランティーヌを連れ、門近くに止めてある車にたどり着いたフランツ達。が、そこに待ち受けていたのは、ふとした音で何かを察し待ち伏せしていた継母エロイーズとエドワール。ここでしらじらしく自分の娘を誘拐するなんて~と言うエロイーズには言いようのない怒りを感じました。しかもそこに間が悪くちょうど帰ってきたヴィルフォールが――。最悪の状況の中、次回に続きます。
 で、今回のアルベールですが、フェルナンの後をつけたり、フランツ達に置いてきぼりにされていたりと、何だか脇役のようでした。ちょっと寂しかったです・・・。次回はちゃんと出番があることを祈りたいです。
 

 次回は「婚約、破談」更に辛い状況に置かれるヴァランティーヌ。作戦は果たして上手く行くのでしょうか。とにかくエロイーズの存在が苛立ちます。まあ平然としていられるもの今のうちだと思い、耐えようと思います。放送当時は本当にこの辺は見ていてハラハラしました。

 ではまた次回に!