さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

陶器の町、有田へ

2024年07月26日 | 九州シリーズ


さて伊万里から本日の宿泊地、武雄温泉に向かいますが、途中で有田に寄っていきます。
午前中に鍋島を見て、午後は有田焼。陶器づくしですな。『坊っちゃん』の小説で、
主人公が陶器を「瀬戸物」と言ったとき、松山の生徒さんが「瀬戸物じゃなくて
〇×焼きぞなもし」と言うので、坊っちゃんは「瀬戸物は瀬戸物だろう」と不愉快に
なる場面がありました。そりゃあ瀬戸産じゃないだろうけれど、東京モンは陶器を
みんなそういうの^^; 私もそのレベル。そういえば地中海のロブスターを
「伊勢エビ」という人がいたので、「ヨーロッパに伊勢のエビはないだろうよ」と
言ってやったことがありました。五十歩百歩ですなあw


この駅の近くに、きっと大きい石と少し小さい石が並んでたりするのでしょう。
三陸に「夫婦岩」なんてのがあったよ。しかし、俺が大谷君の奥さんとケコーン
してたら逆になってるぞ。男が「大」で女が「小」ってのはよそうよ^^;


よく鉄道番組ではローカル線が鉄橋を渡るときを映しますね。あっちからこっちを
撮っていれば絵になる構図です。想像して下さい。


ありゃあ「農家」じゃなくて「御殿」だよ。 と東京のオンボロ中古マンションに
住んでいる俺は思う。


こっちもそうだー。こういうところに住んでいる若者が、東京に出て狭い6畳一間の
アパートに住んだりするんだよねー。


コレ、最初から設計してこう建てたわけじゃないよね? 無理があるんですけどw


コーヒー、ワイン、CRGAN? なんかカフェ??


有田駅に近づくと、製陶所の煙突が見えてきます。


こりゃすごい。サンタは決死の覚悟が必要だぞ。


有田駅に到着しました。物流の起点になっているようですな。


おっハウステンボスに行く列車があるんだな。あそこはまだ行ったことないが、
カポーとか子連れの行くとこだろう。つまり俺は、、、


有田駅はちとモダン。


どうにも昼飯を食うところがない。外食しないで3食自宅で食べる習慣の地方って
あるあるです。


ぐるりと回ったが、からあげの専門店がありました。でもすごく暑いからなあー。


とりあえず九州陶磁文化館に行ってみよう。素晴らしいコレクションだとか。


うへー、山の上にあるんだ。すごく暑くて湿気もすごいので、山登りは汗だくw


ヒーコラw


暑い暑いι(´Д`υ)アツィー。 歩いて来る人を想定してないな?


伊万里・鍋島ギャラリー

2024年07月25日 | 九州シリーズ


夜には雨が降ったのか?とにかく出発するときには止んでいる。今のところ見事に
どしゃぶりはすり抜けているぞ^^ テレビの天気予報を見ると、九州北部は
あっちでもこっちでも大雨警報だの洪水警報だの言ってるからなあ~^^;


伊万里駅の建物に併設されている「伊万里・鍋島ギャラリー」を見に来ました。
昨日資料館のおばちゃんが「鍋島見た?」と聞かれ、「はずかしながら、鍋島と
聞けば日本酒しか思い出さないですからね♪」と答えてしまったのでした(^益^;

このギャラリーの説明によりますと、鍋島藩直営の窯で生産された陶器が「鍋島」で、
将軍家などに献上する特別品だそうです。つまり普通には手に入らないブランド品。
17世紀にはじまって、江戸末期に消滅したんだって。だから「鍋島」といえば
レアな貴重品というわけだ。独特の配色、高度な絵付技術だからすぐにわかるとか。
私にはまったくわかりませんが。。。


陶器には今まで知識も関心もあまりなかった私ですが、さすがに立派なものを
続けて見ればいいものは少しわかってくるような。ではみなさん、いろいろ画像を
御覧下さい。
























よおく見ると、繊細な柄が見えますよ。

さてどうです? 普通の人は鑑定なんか出来ないけれど、「このデザインは好きだ
なあ」っていうのはあったでしょう? ただあんまり立派なものは、一度にたくさん
見るものじゃありませんね。見つめていると疲れてくるし、いいものをパッパと
次々通過するもんじゃありませんよね。


さて次は有田に向かいます。なんだか焼き物三昧だなあwww


駅のホームも陶器の破片が使われていたぞ ( ゚Д゚)


陶器商家資料館「丸駒」

2024年07月24日 | 九州シリーズ


この古い建物のひとつが陶器を扱う商家の資料館になっているので見てみた。


「こんにちわ~♪」と入っていくと、奥から係員のおばーさんが出てきました。
町を歩いても観光客らしい人はほとんど見なかったので、人が来たのがちょっと
嬉しそう^^ いろいろと説明してくれました。


この商家はこうやって、陶器を梱包するのが専門の店だったそうです。「マリー・
アントワネットのお母さんにも送ったんですよ!」だって。それはオーストリアの
ハプスブルク家「神聖ローマ皇后」、マリア-テレジアじゃないですかぁ~、と
思ったけれど、話の腰を折るので聞くのに徹しました。

だってねェ、ここには月に数回ボランティアで来ているんだけれど、いつもは
介護職員。「後期高齢者が高齢者の介護よ!」なんて言ってて、「たまにここで
他所から来た観光客と話をするのが楽しみなの♪」なんて、とても嬉しそうに
ずっと話していたんですから^^ こういう出会いと交流も旅の楽しみです。


欄間の彫り物も立派。


階段箪笥、これ好きだなあ~(^益^)w


お宝の陶器もありました。


ホテルに帰って水のシャワーを浴びる。雨に遭わないのは幸いなんですが、とにかく
暑いし湿気がすごいから汗だく。昼間歩くとシャツやハンカチがびっしょりになる
ので、毎日洗う。そして夜の酒場には新しいシャツで出かけ、翌朝に乾いたやつを
バッグに入れて出発するのです。2枚入れ替わり操業(^益^)b


夕方になっても暑いので、酒場はホテルの目の前にあるやつに行きました。
徒歩20m。あまり味わいのないプレハブ居酒屋^^; でも冷えたビールがあれば
いいw 座った目の前にテレビがあり、ちょうどニュースで「伊万里 大雨警報」
なんて言っている。いま降ってないけど?!


これで夜8時ですよ。西のはずれは日が長いのw


伊万里を彷徨う

2024年07月23日 | 九州シリーズ


しばらく伊万里の町を彷徨います。素敵な木造家屋がありました。こりゃ立派。


伊万里川のほとりに戻ってきました。この街並みの景観を残すために、一画を
規制して2階建て以上は建ててはいけないという条例でも作ればよかったですねえ。
高度成長期にはまだ過疎化やら町おこしだとかの考えはあまりなくて、後の祭り
ですけれど。。。


ここは「延命橋」。碁盤の上に唐子(中国の子供)が座っています。健康を祈願
しながら渡ると長生きするとか。渡らないで通過しちゃったw


続けて「延命地蔵尊」ときたもんだ。私のとうちゃんは、癌で苦しみぬいて亡くなり
ました。点滴で延命しているとき、見ているのも辛かったです。私の伯父は、人工
呼吸で意識もなく延命治療をしていました。本人にとっても、高額な医療費に関しても、
それってどうよ、と思いました。お地蔵さん、私はどう考えたらいいのでしょう。


最後に「幸橋」。この橋を渡れば、夫婦や恋人が終生仲良く長生きするんだって。
私の知っている若者は、恋人を作るのも大変で面倒だし、結婚なんて苦労のリスク
ばかりだからずっとひとりがいい、と言っている人がたくさんいます。ううむ。。。


伊萬里神社の前を通りました。ここも不老長寿にかかわりがあるらしい。この100年で
寿命は倍くらいに延びているからなあ~。近年の老人問題を考えると、寿命が倍に
なって幸福が倍になったとは思えないからなあ~ww でも長生き、、、その人生の
内容が大事なんだよねー。


ま、俺はあちこち旅をして酒を楽しんでしあわせなんですけど(^益^)b


仲町観音通りです。


商店街のみなさんが建てた観音様がおられます。


続けて本町名店街に入ってきたわけですが、あちこち閉まっているというよりは
塞がってるってか?


裏道に入ると、あるある夜の繁華街^^


夜に来ないとわからないけれど、コロナ禍を経てだいぶ閉店したんだよねw


伊万里市歴史民俗資料館

2024年07月22日 | 九州シリーズ


伊万里駅に到着。雨もあがってるぞ^^


左がJRで、右が明日に乗る松浦鉄道。2つの駅は道路で隔てられていて、乗り換える
には橋を渡らなければいけません。くっつけりゃ便利だったのになw


さすが陶器の町、道路には陶器の破片が利用されています。砕いて再利用。


おー、交差点には焼き物が飾られています。


それなりにあるな(^益^)w 夜に来るか?


橋にも陶器が飾られています。出来はどうなんだ? ここは「相生橋」といって、
夫婦や恋人と一緒に渡ると仲むつまじくなるんだってさ。……俺ひとりで渡ってもw


あっちの壺は立派な感じだな。


からくり時計の前を通ったら、あと20分ほどで鳴るので待っていました。時間に
なると音楽が鳴りました。なんか扉が開いて賑やかな細工があったりとか、あの
船が動くとかあるのかと思いきや、特になにもなしw


少し歩くと資料館があるとかで行ってみた。


生涯学習センター? 俺も旅をして酒を飲んで、生涯学んでるぞ(^益^)b
休みなく! (=゜益゜):;*.’:;


その一角にありました。入場無料でした♪


ぐわー、こんなのいたら気持ち悪いよなあ~w


お決まりのむかしの道具。


あ~、ミルクキャラメルの森永さんはここの出身でしたかー。あのヒゲでお菓子
作ってたのかー。


そして陶器の町ですから、当然の展示。


立派な焼き物の歴史は17世紀頃からだそうです。


資料館ですから古いのがいくつか。現代につながる美術品は、これから美術館
博物館でたっぷり観ますのでお待ちください(^益^)b