さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

釜石 呑ん兵衛横丁「お恵」

2018年04月18日 | 東北シリーズ



釜石の夜は呑ん兵衛横丁へ。駅から繁華街へ向かう地域は津波で全部やられたので、仮設
商店街は内陸部にあり、駅の反対側まで行かなければなりません。しかし行ってみると
「あれっ?!」たしか更地だったところに、こんなのが出来てる!呑ん兵衛横丁もなく
なったのか?!



おおお、あった…(´;д;‘)ノ

今回は一番入口にある、有名な「お恵」に入りました。



ここの女将さん、銀魂の「お登勢さん」そのもの。風貌のみならず、醸し出す雰囲気が
まるで漫画から出てきたよう。まさかモデルじゃないでしょうね?というレベル。

左に座っていた初老のご夫婦は、花巻からやってきた人で、すでにかなり酔っ払って上機嫌。
お父さんは回らなくなってきた舌で、嬉しそうにずっとこちらに話しかけてきました^^;
俺が翌日に花巻に行くと聞いて、「それなら一緒に車に乗っていけば!」との親切なお誘い。
しかし俺は翌日花巻には直行せず、大槌の仮設商店街に行くのだと聞いて残念がっており
ました。明日になったら忘れてるんじゃ?という酔い方でしたけど(^益^)w



ここの「やきとり」は「やきとん」です。これってありがち。「とり」だとネギが合い
ますが、「とん」だとタマネギのほうが合いますね。すごく狭い仮店舗だから、焼き物を
すると店内は煙が充満して燻製になってしまいそう。なので他の人が注文したときに
「俺も一緒にお願いします!」と注文しないとね^^;



右隣には、学生がふたりと先生(?)が座っていて、どうやら観光旅行のようでした。
女将さんに記念撮影をおねだりして、カウンターの向こう側にいって並んで一緒に写真を
撮ってもらっていました。女将さんは快く了承し、にっこり。ううう、大人だなあ~w

この仮設店舗は3月で終了。以後は取り壊されるのです。ここの女将さん、伝統ある釜石の
呑ん兵衛横丁の灯を消さないために、震災後にこの仮設横丁を造るのに尽力した人です。
渋谷の呑ん兵衛横丁の人たちの支援を受けるために、窓口になった仕切り役だったそうで。
おとなりの3人組が「4月からどうするんですかあ?」と聞いたら、「何にも決めてないよ」
とさらりとお答えになっていました。

俺は新聞で読んで知っていたのですが、横丁のほとんどの女将さんたちが新しい店舗を
建てる余裕なんかないから、いくつかある仮設の棟のひとつだけでも残して、行くところが
ない人たちをそこに集めて続けさせてくれないか、家賃も払うから、と市長にかけあったのが
この女将さんなのです。結局断られたそうです。

どこかに新しい集合店舗を建てるから、そこに行かないかと誘われもしたそうですが、
ここの人たち全員が行けるのでなければ、自分が先に行くことはできない、と断ったそうです。
まっすぐで、困った人たちのために尽力する、粋な「女親分」。なんて言ったらきっと
「やめておくれ」と言われてしまうことでしょう。カッコよすぎるんだw



まあそういうくすぐったい話、そして湿っぽい話をするのも野暮なので、地酒の浜千鳥の
グラスをひとり傾け、呑ん兵衛横丁「お恵」の歴史が閉じられる夜をしみじみ味わうのでした。



2階のスナックエリアも、あちこち閉店になっていました。寂しいよ。。。

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