さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

足利学校

2019年08月15日 | 関東甲信越



栃木市に流れる水はきれいで、こんな真っ白い鳥(サギか)がいます。



鯉もたくさんいました。俺の人影が見えると、口をパクパクさせて集まってきました。
ものすごいどん欲さ。野生のようで、ほとんど飼われている状態のようで。



さて次の目的地、足利にやってきました。ものすごい気温だ。40度近い?



足利に来たら、とりあえずは足利学校に来ますよねえ。



まずは涼しい部屋で、ひとり紹介ビデオを観る。

足利学校の創建は、奈良時代、平安時代、鎌倉時代といった説があるそうで、はっきりと
した歴史に刻まれているのは室町時代からだそうです。こちらの学校には諸国から
学徒が集まって学問に励んだと。1549年にはフランシスコ=ザビエルが「日本で一番
でっかくて立派」と記しているとか。バテレンのエリート、孔子の教えなんて少しは
学んでみたのかしら。



私なんぞは「学校=オエ~!」という条件反射をしてしまいますが、こんなのを見ると
自然に頭を下げなければならないような気分になりますね~。



正面に立つ孔子廟は、なんと改修中。中国は明時代の聖廟を模して造られたそうです。
インバウンドの中国の方々、こういうのを見てねー。もちろん工事中ってことじゃ
なくて、大中華圏のはずれの島国で、熱心に四書五経を学んでいたということです。



「方丈」という講舎。



並んで正座して勉強したんだなー。俺は寝っ転がって本を読みたい派なんですが。。。



「庫裡」といって、台所。



孔子様ね~。はは~~~!_| ̄|〇

「野山に働く人も漢詩を口ずさみながら仕事にいそしむという、足利はまことに風雅の
一都会である」と言われたとか。



こんな風景を見ながら勉強すれば、学問が身になったのかなー。オクスフォードの
キャンパスを歩いたときにも、空気がはりつめた緊張感を感じましたけどねェ。



日本家屋は、こんな風に並行した斜めの線が複雑に交わっているところに美意識を
感じます。