さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

高遠、飯田に行く前に甲府へ寄る

2018年12月18日 | 関東甲信越



甲府へ来たら、まず来たいのがここ、「草笛」です。元気で楽しい女将さんがいます。

今回の旅は、伊那、高遠、飯田に行く予定です。まず伊那まで行って、そこから飯田に
行き、帰り道が長くなるので甲府に寄るか、と思いましたが、そうなると甲府へは週末に
なってしまう。草笛は土日が休み。なので最初にいくらも進まずに甲府へ泊まらなければ
ならない。俺の旅程は、居酒屋の定休日に大きく影響されるのである。



いきなり面白い女将さんのパンチを受ける。この店、女将さんがひとりのときもありましたが、
前回は若い魅力的なお嬢さんがいて、今回は感じのいい中年の女性がいました。よくまあ
こんないい人ばかりが来るものです。



お芋を注文したら、女将さんは「これはね、こう手でむくの!」とひとつやってくれる。
それくらいできるよ~(^益^;

お手伝いの女性が醤油におろし生姜を入れてくれたのですが、女将さんはすかさず「あれ!
これじゃ少ないよ!もってすって入れてあげて!」と厳しい御指導。お手伝いの人は
一生懸命すってくれて、「足しますか?」とにこやかに言ってくれる。

その間にも女将さんはフル回転で、あれやれこれやれと止まることなく指示が続く。
「〇×ちゃん、おたまどこー?あったー」と一気に大声。「どこ?からあったまで、1秒も
あかないで続きましたね」と言うと、女性は嬉しそうに笑っていました。う~む、これで
ほんの少しでも怒ったりしないで心から笑っていられる女性だからいいコンビでいられるん
でしょう。



ひとりのお客が和菓子を持ってきました。女将さんはずっと動きっぱなし&しゃべりっぱなし
のくせに、「あ~ひまだ、ひまだ。暇すぎるからおやつにしよう」と言ってお手伝いの女性と
ひとつずつもしゃもしゃ食べました。あと4つもあるので、「次は8時半と10時半に
食べよう」と嬉しそう。すごい食欲だな

しばらくして来たお客さんが、押し寿司を差し入れました。「あとで食べる」というので、
「おやつタイムの間にしないとね」というと、「そうだ!8時半だから、8時かな!」と
いって、他のお客さんのお酒をもらって嬉しそうに飲んでいました。活気あふれる居酒屋
なのです。



というわけで、並んでいる地酒を順番に頂きました。一軒目から飲み過ぎてしまいましたが、
次に行かなければならないバーがある。



それは面白くてダンディーなマスターのいる「ノア」。1年に1~2度しか来ないが
準常連。



行ったらまだ他に客はいませんでした。マスターはいつも左にある魔法のランプみたいな
やつから水を注いで角の水割りを飲んでいます。なので同じものを作ってもらいました。



次は目の前に見えていたジンを飲みたくなり、マスターに言うと、「ライムの香りをつけて
割ると旨いぞ」という勧めがきたので従うことに。



そのうちマスターの地元の同級生などの常連がちらほらやってくる。ここはそういう
集いの場所なのである。面白かったり下品だったり、興味深い話題だったりと、ここでの
会話はよそ者の俺でも毎度楽しく参加させてくれます。紹介したい飛び切りの話題もあるの
ですが、ここで公開してしまうのもはばかれるので、残念ながらお伝えできません~。