さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

鹿児島最後の日はうまいもん食わんと

2014年03月06日 | 九州シリーズ



鹿児島では「白くま」が有名ですが、中でも一番有名なのがこちら「天文館むじゃき」。
店は真冬でもけっこう賑わっています。

かき氷に練乳がかかっているのですが、むかし銭湯で飲んだ「パンピー」の味もする。
氷は限りなく細かくて、ほとんど雪綿のよう。

これがデカイんだ。小さいサイズのものもあるのですが、私はソフトクリームがのって
いるやつが食べたくて、それはレギュラーサイズしかないのである。なのでおっさんが
ひとり、この巨大な氷を真冬に食べているのであ~る。まわりはカポーや若い娘さんの
グループばかりだ。

うまいよ~^^ うまいけど、寒いよ~~www 半分きたところで体がガクガク震えだす。
霧島温泉の冷水浴で凍死しそうになった以来だ。ついこの間だ。
しかし根性で完食!

ガタガタ震えながらホテルへ帰る。まず風呂に入って暖まり、夜になったら酒を飲みに
繰り出すぞ。



昨夜はうなぎだったし、酒も少ししか飲んでいないので、この日は酒と魚でやりますよ~
と気合が入る。下調べしてある、魚の旨いという評判の店へ。なんか高級そうで敷居が
高いぞ。



しかしそんなに値段が高いわけでもない。東京の偉そうにしてて中身はさえない
居酒屋よりもはるかに安くて質が高いぞ。一品目はヒラメでした。滅多に食べられ
ないよね!身が引き締まっている。だからこんなに薄く造るのね~。



こちらはハガツオ。歯が鋭いから、こんな名前になったそうです。普通のカツオに
比べて、身の色がこんなピンク色ですね。びんちょうマグロを思い出しますが、味は
カツオで旨かったです。食べたことがなかったのですが、それはこの魚は鮮度が
とても落ちやすく、釣れたらすぐに食べなければならないという難しさがあるからだ
そうです。ここで食べられてよかったのう(^益^)b

実はこの店に来るとき、阿久根産の「華アジ」を食べるのを楽しみにしていたんです。
それを注文しようとしたら、店のおねいさん「すみません~~。今日は入ってないん
ですよ…」ときたもんだ!鹿児島最後の夜なのォ~~に!!!

この魚は、漁師さんが一本釣りをして捕るので、海が荒れた翌日や、漁師さんの
都合で入らなくなったりするんですよ。とってもおいしいんですよ~♪

 ということでした…www  _| ̄|〇

ちなみにその華アジ、調べてみたら、一本釣りをしてから手を触れると、それだけで
身が痛んでしまうし、網をつかうと鱗が剥げて傷つくので、最後まで触ることのでき
ない、扱いがすごく難しい魚なんだとか。そんな滅多に食べられないやつ、是非
食べたかった…w  _|\O_



カウンターの真ん中にでっかいいけすがあります。注文を受けてから、おやっさんが
網を持って出てきて、生きてるやつをそのまま刺身にするんです。ちなみにこの店は
「刺身の盛り合わせ」がありません。選んだ魚を新鮮なまま、すぐにさばいて出すと
いうわけです。



「ぺったんエビ」というのが目についたので注文してみました。そしたら長崎の「うちわ
エビ」が出てきました。あ~、呼び名が違うだけねーw 産地も長崎のほうからもって
きているようです。どうせなら枕崎とか阿久根の魚にすべきだったのぅ~~。
でも季節ものだし、好みの味だからよかったかー。

            

ウルトラセブンに出てきた、「宇宙エビ人間、ビラ星人」を思い出します。そっくりその
ままですよねえ!私は子供の頃、「宇宙エビ人間」という言葉の深さに考えさせられ
ました。宇宙にエビいるの?どうしてこれが「人間」なんだ?と悩んだのです。いまだに
この問題は整理がついておりません。。。



鹿児島の夜はふける。これが南九州の旅、最後の夜なんですぅ~。