狛犬のスケッチをおこして水墨画にしてみた。先日スケッチに出かけた奥多摩・白丸の元栖神社で描いた狛犬だ。背景の立ち木と狛犬をうまく重ねて、画面が横に分割されないように、との師匠のアドバイスで描いた2枚目で、ほぼイメージに近い絵ができた。鉛筆描きに淡彩で色づけしたスケッチと、筆で描いたそれを見比べると面白い。そうか、水墨画を前提で下絵を描く時は、完成画を想定しながらシャドウをいれておけばいいのだ、といったコツがつかめてきた。来年1月の高校美術部OB展は、25回記念だから広い会場を用意した。だからなるべく大きな作品を、あるいは複数を出品せよ、と案内が届いた。だったらこの2枚を並べて展示してもらおうかな、などと考えた。安直だけど…。
狛犬と唐獅子の関係を調べていたら、元栖神社の三匹獅子舞の記述を見つけ、さらにリンクをたどったら「奥多摩歳時記」のサイトを発見した。「白丸・元栖神社獅子舞」のリンクに詳細が説明されている。技術者から写真家に転職したという深見さんの素敵な作品が網羅されている。うむ、こういう仕事もいいなあ。迷いつつもあっという間に不惑を通り抜け、50にして天命を、知るも知らぬも逢坂の関、てな気分。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます