定休日の月曜は、特に用事がなければたいがいスポーツジム(フィットネスクラブとソフトな名称でアピールしている)に通っている。でも今日は中止して「ご近所で評判」の「整形外科クリニック」に出かけた。いつもの、身体メンテのための整骨院ではなくて、治療目的だから少し緊張する。
昨日の午後、公園内の坂道をのぼりきって自転車を降りた瞬間、右足のふとももがピキッとつってしまい、あわてて左足でスタンドを立てようとしたら今度は左足にも衝撃が走り、そのまま動けない。サドルで身体を支えてふとももをさする。こりゃあ座ったほうがいいかと腰を曲げても、ももが痛くて膝が曲げられない。ふーふーっと息を吐き少しずつかがんで、4、5分過ぎた頃にようやく痛みが去り、両足を地につけて歩けるようになった。
実は3ヶ月ほど前、まったく同じ症状で往生したことがある。帰路、最寄り駅のひとつ手前で降りて「ひと駅分歩き散歩」をしていて、ほぼ道なかばまで来たとき、やはり片足がつって、さらにもう一方にも痛みが走り、動けなくなったのだった。歩道わきの住宅情報センターの石段に座り、うーむ、タクシーでも拾うほかないかなと思案しながら脚をさすることしばし、ようやく歩けるようになった。
という事実を医師に話して原因や対処法を聞いたところ、うん、はっきりとはわかりませんね。体調の問題もあるだろうし、電解質、水分の不足も考えられるし、寒さで血管が収縮した影響もあるかもしれないし…、と歯切れがよくない。もっとも、怪我でも病気でもないから原因を特定できないと言われればそれまで。それほど深刻な問題でもないから、湿布と、筋肉のこりやはりをほぐす漢方を処方しておきましょう。それでも解決しなければまた来てください、と言われる。
その処方を受けてから治療室に案内され、まず左右のふとももにマイクロ波を浴びる。椅子のひじかけのような治療器に電源がはいるとオレンジ色の光が照射される。ぽかぽか温かいけれど、マイクロウェーブ。つまりは電子レンジと同じことか。身体に金属を帯びていてはだめ、腕時計もはずしたほうがいい。金糸銀糸の服も危険、と説明される。いつだったかアメリカの片田舎で、雨に濡れたからと電子レンジで温められて死亡した猫の話を思いだした。ニャー。
次にマッサージをしますから、少々お待ちください。と声をかけられ室内をぐるっと見渡す。壁ぎわでは、腰にベルトを巻いた女性が台に横たわり、「自動なんとか機器」で下半身をゆっくり牽引されている。隣ではあごに同様のベルトひっかけたシニアが首をひっぱられている。腰や腕にマイクロ波を当てている患者がもっとも多い。うーむ、まさか、と心配になった頃、治療台に案内され、マッサージを受ける。
再び症状を話すと、これは痛みますか、ここはどうですかと脚を伸ばしたり曲げたりさすったりの施術。その結果、大腿四頭筋(ふともも)というよりも内側の内転筋の筋が問題らしいと判明。何をするにも下半身だから、ジムでは、その両方の筋トレもしている。だから筋力のおとろえではなくて、やはり寒さと疲労、水分補給あたりに注意が必要と宣言された。言われてみればと思いあたることもある。寒さに強いのが自慢だったけれど、公園で仕事するようになってからしもやけができた、という女性もいるくらいだし、冬場の職場は冷えきってる。1時間ほどの「消炎鎮痛処置、マッサージ手技等による療法」を終えて、少なくとも気分は軽くなった。筋肉のこり、はりをほぐす効果があるという「芍薬甘草湯エキス顆粒」を飲む。今夜は長風呂であったまろう。
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