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日本論。

2019-12-16 | 文学
 12月16日 月曜日

おはようございます。 酒好きの思想家です。


韓国は本来、政治と文化を分けるし、

政治と軍事も厳密には分ける。

だが、実際は韓国軍の暴走、大統領制の失敗。

犠牲になるのは決まって善良なる国民である。

一体、韓国の何処に正義があるというのだろうか?

「韓国軍は平和の軍隊だ!」

勘違させているのはその感情の内にある思い違いだ。



日本論についての考察。

もう一度、見直したほうがよい時期だと考えます。

日本にいて不思議だなと思うことは、

海洋国であるのにシーレーンに極端に弱い。

海洋文化、海洋芸術、海洋利用もあまり無い。

日本人は常に外国を敬い、外国を真似し、外国を避けてきた。

このことは歴史を通じて一貫している。

聖徳太子の三国対策、遣唐使による仏教と密教。

清盛や義満の貿易交渉、秀吉の大陸進出、儒学の導入、

文明開化にせよ、大東亜共栄圏にせよ、高度成長にせよ、

振り返って見ると、

必ずしも安定政策かどうなのか。迷うところである。

おそらく日本はずっと、「開国」から「海国」へと進まないのだ。


たたみかけて書くが、そもそも日本人のルーツには、

大陸民族と海洋民族の混血にある。眉毛の濃さが物語る。

日本が単一民族の国だという

「神話」が生まれたのは鎖国によるものだと考える。

士農工商も幕藩体制も参勤交代も黒船の来航によって

たちまち国論が「葵」か「菊」かに二分し、討幕となる。

大政奉還したものの国家思想だけでは国がまとまらず、

西郷、板垣による征韓論が新国家論へと発展してゆく。

そんな中、

明治体制に入り立憲君主制と有司専制を前提に大日本帝国が誕生、

大日本帝国憲法が制定されることによりここから官僚国家が始まる。

その後、日清・日露戦争によって国粋ナショナリズムが

「アジアは一つ」と共鳴するまでは良かったのだが、

朝鮮半島の統治は下手どころか最悪だったし、

満州国の樹立時には国際社会を惹きつけるシナリオに欠けていた。

良くも悪くも、東アジア諸国は独立を勝ち取り、

敗戦後、日本は立憲民主主義となる。

そして現代、

沖縄基地問題にせよ、貿易摩擦にせよ、靖国参拝にせよ、

日本は未だ米国の属国なのである。

また、米軍の強権によって日本、韓国、北朝鮮だけは、

決して復活させられない事情というものが勝戦国にはあるらしい。

本当ならば、日本、韓国、北朝鮮、中国には、

一緒に考えなければならない文化や歴史がふんだんにあるのだが、

しかしそれは決して許されないのだ。

北京、平壌、京城、そして東京。

これらは対立させておかなければならない理由が存在するのだ。


   つづく。


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