酒好き文化風俗研究者

みんなで美味しいお酒を飲む方法を模索中!
酒好きの最大の敵であるアルコール依存症に勝つ事を支援しています。

初夢。

2019-01-02 | 文学
 平成31年 1月2日 水曜日

 新年、明けましておめでとうございます。 酒好きの思想家です。




・・・・・・・・聞くがよい・・・。

そなたは

みんなの後に、ついて行ってはいけない。

独自の道を探し出すのだ。

たとえそれが、苦難の始まりであろうとも・・・・・・。


・・・・・・・よいか。聞け・・・。

集団を守り抜くのだ! 

みんなを振り向かせよ! 誤った方向を正せ!

世界の終末だけは何としてでも避けなければならないのだ・・・・・・。



「みんな。こっちだ! その先は危険だ!」



・・・・・・・信じるがよい・・・。

仲間を見つけよ。

勘のいいリーダーは既に気付いている。

少しずつだが、進む道が険しくなってきているからである。


「もしかすると、私達の来た道が何処かで間違ったかもしれない。」


優れたリーダーは気づき始めているのである・・・・・・。



・・・・・・・しかしだ・・・。

それでも集団には、

様々な慣性の法則が働き、

一度、動き出したエネルギーは、

二度と元には戻らない。エントロピーの矢だ。

従って、絶滅の危機は避けられないかもしれない。

今更ながら後戻りなど、ありえないのだ・・・・・・。



 「そっちに行ってはいけません! 危険なのです!」


生命絶滅への道のりは、集団によって導かれて行く・・・。



・・・・・・それでも、行くがよい・・・。

我々の社会システムは集団によって管理される

いわゆるブロックチェーン。そう簡単には覆らない。

実際、人類の歴史を振り返ると時々、

集団が過ちを冒すことは稀にだが事実であるように、

重要なのは、その時の対応だ。

少数派の意見に耳を傾けるかどうかである。

問題なのは、時すでに遅すぎた場合なのだが、

その場合は、そなたならば、どうするかだ・・・・・・・。





「そっちじゃないのです!」 「こっちです!」


「勝ち負けじゃないのです!」 「ウィン・ウィンです!」








・・・・・・「はっ!・・・なんだ?・・・夢か・・・」。



     つづく。